2014年4月2日水曜日

古いラップトップパソコンのHDDをSSDに交換

 左の写真はわが家で最も古い?(現役で)ラップトップパソコン、日立の FLORA 270W PC8NV8 です。

 発売されてからもうかれこれ10年が経っており、CPUは Mobile Pentium 4 2.2GHz-M ですが、その処理の遅さで、家人にも見放された経緯があります。
 かてて加えて搭載OSの Windows XP もこの4月8日( US時間)でサポートが終了するということで、画面に鬱陶しい告知が出ることたびたびです。

 マイクロソフトのホームページに行ってもまだ市場には30%ものユーザーがいるというのに、「 Windows 8.1 にアップデートするか、新しいパソコンを購入しなさい」と冷たく突き放されてしまいます。

 いっそのこと処分してしまおうかとも考えましたが、このパソコンには無線LANも載っており、なによりも RS232C、パラレルプリンターポート(双方向)、PCカードスロット(X2)などのレガシーポートを備えているのが捨てがたい魅力です。(下写真はパソコン裏面)

 ここでとるべき選択肢は、処分、このままつかう、アップデートですが、これらはやはり考えられず、思い立った方策は「OSをLINUXに変更する」です。

 パソコンの主な用途は、インターネットのブラウジング、メールの交信、オフィス系ソフトの使用、写真関連、、、、といったところでしょうか、、、、この程度ならLINUX・OSで何とかなるでしょう。何よりも無料で構築できるのが大変魅力的です。

 せっかく新規にOSを立ち上げるのですから、この際、、、、ということでSSD( Solid State Drive )を使ってみることにしました。HDD( Hard Disk Drive )が機械的に高速回転するディスク上にデータを記録するのに対し、SSDは多量の半導体フラッシュ・メモリに記録するため、より高速、省電力、静粛であるのが特徴です。

 左写真の上が2.5インチのHDDで、下が今回導入したSSDで大きさ(もっと小さくできるがHDDにあわせてある)、接続コネクターが同じなのでそのまま互換性があります。

 この中華製のSSDはこれまでの常識を覆し、とても安価なのですが、おそらくタブレット端末などでSSD?に大量に使われる半導体フラッシュ・メモリの恩恵に与かったのでしょうか、、、、

 右写真は、SSDにUSB変換アダプターを装着して、先ずは現状のOS( Windows XP )のクローンディスクドライヴを作成する準備です。
 方法は過日のブログ「我が家の windows XP 問題への対応」と同じく、ソフトに Acronis True Image の無料試用版を使いました。

 また今回のSSDの容量が現状のHDDより小さいので後でパーティションを編集するために EASUS Partition Master 9.1.1 Home Edition なるフリーソフトを使用しました。(これらのソフトは使い方を誤ると元データを壊してしまうことがありますのでご注意ください

 左写真は従来HDDが搭載されていた場所へSSDをセットしたところです。

 ということで試運転です。期待していた以上に(値段の割りに)、スピードアップされており驚きました。
 右は HDD や SSD などの速度を計測するベンチマークソフト「 Crystal Disk Mark 」の結果で、左がSSD,右がHDDですが(数値が大きいほど性能大)一言で言って約3倍の性能です。

 また日常的に使う、電源オンしてからブラウザーの Google Crome が立ち上がるまでの時間が従来4分以上かかったのが、SSDでは約1分に短縮され効果絶大でした。

 この快適さをもってすればこのまま Windows XP でしばらく使い続けるのもいいかな?と思ってしまいました。LINUXにはいつでも切り替えられるのですから、、、、

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