パソコンは左写真に示した、SONY(当時)のVAIO (VPCJ218FJ) です。
このモデルは、2011年に発売され、もう10年目になります。しかしながら、そのデザインは流石で、今でも古臭さは感じさせません。
故障については、電源を入れてもVAIOの表示は出るが、Windowsは立ち上がらない、、、、というものです。(OSは Windows 7 home とのこと)
故障原因はHDD(ハードディスク)でしょうが、リカバリーDVDがないので、修復にはいろいろな選択肢がありましょう。
ハード的にはディスプレイが1920x1080をサポートしていますし、CPUも古いながら、インテル® Core™ i5-2410M プロセッサーを搭載しており、メモリも8GBにしてありましたのでまだまだ使えそうです。
真っ先にやるべきことは、HDDのチェックです。本体の裏側・下部にある、スタンドを支える正方形のパネルの中にHDDがありますので、4本のねじを取り去ったのちに、多少力任せにこのパネルを外すと、右写真のように、3.5インチのSeagate製の1TB HDD が搭載されていました。
別途、他のパソコンでチェックを試みましたが、パソコンはHDDの存在さえ検知できませんでした。いろいろ調べてみましたが、この時期の、バラクーダという愛称?を持つ、このHDDは結構問題を抱えていたようです。
さて、、、、と思案投げ首のなか、ヒラメクものがありました。
この5月にWindows 10 のメジャー・アップデートがあったことに思い至りました。
Microsoft はほぼ半年ごとに Windows 10 のメジャー・アップデートを実施してきていますが、これにより当初欠点満載であった Windows 10 もようやく洗練されてきたといわれています。
公式には、Windows 7 から Windows 10 への無料アップデートはとうの昔に終了していますし、Windows 7 も今年初にサポート打ち切りとなっています。
それでは、ということで「10年目のVAIOに最新win10の無料インストール」を試みることにしました。
最初にやるべきは、定番ながら処理速度で圧倒的に効果のある、従来のHDDのかわりにSSDを採用することです。軽く、小さなSSDは右上写真のようにスペースも取らず収まっています。
この状態で、あらためてOS ( Windows 7 home )をインストールしました。手持ちのものはVAIO用ではないので、思いつくままにいろいろなVAIO用デバイスドライバーを、ネットのVAIOサイトからダウンロードしておきました。
この結果、基本的な動作ができることを確認して、次のステップへ進みます。
前述の、Microsoft のサイトから指示に従って、SDカード(8GB以上)にWindows 10 May 2020 Update(x64)をダウンロードします。
次に VAIO の BIOS のブート・メニューで、最初に読み取るデバイスに外部装置を指定しておき、SDカードを差してからコンピュータの電源を入れます。
しばらくして上写真のような画面が出ればひと安心で、あとは画面の指示どうりに進んでいけば、お定まりの画面に到達します。
実を言えば、ここまですんなりできたわけではありません。
アップデートするべき Windows 10 はベースのWindows 7 と同じタイプのものである必要があります。
この場合 Windows 7 home がベースだったので、Windows 10 も Windows 10 home を選択する必要がありました。x32 から x64 への変更はOKでした。
これまで私は home edition を pro edition の下位レベルだと思い込んでいましたが、そうではなく、pro edition は中小企業向け、、、、とあり、目的で分けられているのだと納得しました。
ということは個人で使う限り、home edition がベターかもしれません。
最終的に、上左写真のようなシステム・プロパティーが得られています。もちろん認証もすんなりと通っていました。
このモデルは、デスクトップとは言えラップトップから進化したものなので、その軽快さを生かしたサブ・パソコンとしてしばらく使ってみましょう。
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