友人曰く、古くなって壊れたみたいなので捨てようと思っている、、、とのこと。見捨てるに忍びず、例によって悪い癖で家に連れて帰りました。(左写真)
調べた結果、これは約16年前にDELL社がメジャーのインテルではなく AMD社製CPUを初めて搭載したミドルタワー型のデスクトップ PC Dimension E521 であることがわかりました。そしてそのスペックは、
・AMD社製CPU Athlon
64 X2 3800+(2.2GHz) 搭載
・メモリ1GB (500MB×2/最大4GB) 搭載
・HDD WD 160 GB 壊れていました
・他にはDVDドライブ など
・OSにはWindows XP
Home Edition がインストールされていたようです。
清掃のためコンポーネント・レベルにまでばらばらに分解してみましたが、その造りの良さは今時のケースと違って材料と言い、設計のゆとりと言い、ほれぼれするような、堅牢な造りです。この時代の made in china は DELL社の設計をしっかり品質に落とし込んでいたのでしょう。
左写真は、AMD社製のCPU Athlon
64 X2でスピードが3800+(2.2GHz)のもの(このシリーズ中くらい)が搭載されていました。
今回手を入れたところは
・清掃(ホコリ除去)
・データ保存用の電池(CR2032)交換
・メモリを1GB増設(合計2GB)
・ハードディスクをSSDに交換 です。
この状態で、windows 7 をインストールしてみましたが、少し遅く感ずる程度で全く使えないわけではありませんでした。メールのやり取りやインターネット検索だけならなんとか行けそうです。
次いで windows 10のインストールではさらにスピード(立ち上がり、作業中の反応)が遅く我慢できませんでした。加えてwindows 10の標準グラフィック・ドライバーがこのDimension E521に搭載されている NVIDIA GeForce 7300 LE をサポートしておらず、1920x1080の解像度が出ませんでした。
ドライバーを探して入れ替える気にもならず、、、Linuxをインストールしてみようという気になりました。
日本語化が進み、今、比較的人気のあるLinuxといえばUbuntuでしょうが、この古い遅くて小さなマシンにはまだまだ大きすぎます。ということでLubuntuに思い当たりました。
「Ubuntuの開発を支援しているCanonical社が正式にサポートしているUbuntuフレーバーの一つなので、安定性や将来性の面で安心して使用できます。長期サポート版の「LTS」なら、リリースから5年間、サポートが受けられます。」とありましたので、まさに大当たり!!
lubuntu-22.04.1-desktop-amd64.iso をダウンロードして、この .iso ファイルを「 imgburn 」というソフトを使ってDVDに実行ファイルとして焼きこみました。
あとは Dimension E521 の Bios (F2キーで立ち上がり)のブート・シークエンスの1番にDVDドライブを指定して、このDVDを立ち上げれば左写真の画面になり、順次インストールされます。
そして最後に水中に浮かぶクラゲの画面になればOKです。
最近の Linux 系のOSではGoogleChrome を走らせることができますので、メールや検索の点で使いやすくなると思います。
あとはこの 大きくて重い Dimension E521 をどうするかが一番の問題だ!!!
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