このブログが8月以後沈黙しているのを気遣って、多くの人たちから声をかけていただきました、感謝です。
と、いうのはこの8月に家人が病を得て、急遽手術、、、10日ほどで無事退院しましたが、私自身何となく落ち着かず、ブログにも手が付きませんでした。この頃ようやく元のペースを取り戻しましたのでブログを再開します。
その文章によれば「古い建物のカフェがあれば全国どこへでも渡部郷太さん演ずるところの、真田ハルさんが訪問する、、、」とあります。
これまでの放映回数は110回以上、訪れた県も40以上の長寿・人気番組だとか。
家人が退院後この番組を観て、ぜひ行ってみたい、、、、これも元気になった証し、、、、と出かけました。場所はあの紅葉で有名な足助のさらに奥のようです。
紫色の垂れ幕に「さと川」とあり、入口の右側に「商い中」の手書き看板が出ています。
ふと軒下を見上げるとかつて使われたと思われる馬鍬(まぐわ・まんが)がぶら下げてありました。
この馬鍬は水田で春に田植え前、いわゆる代掻きをする際に牛に引かせたものでしょう。
入口を入った少し広めの三和土(たたき)では立ち姿の福助さんがお出迎え、周りには市松人形、古い箪笥、奥にはタイル張りの竃(かまど)が置かれていました。
一段高い奥はかつての床の間付きの座敷のようで、さらにもう一段高いその右手は畳敷きの部屋が3間あり全体としてはかなり広いと見受けました。
右写真は、テーブル席が5~6席あるカフェルームに入って右側を観たもので、奥がカウンターになっており、ご主人がお客さんの相手をしています。
そのテーブルの脚もとを観ると、、、木製の、手作り感たっぷりの下駄がはかせてあります。おそらく座卓を改造したのでしょう、いいアイデアだと思いました。
この「さと川」を訪れたときはNHKでこのカフェが放映されてまだ間もないので、昼時には随分混雑するだろう、、、と見越して、少し早めに到着したため、ランチメニューをあきらめ、モーニングで我慢しました。モーニングは洋食もあったのですが今回は和食にしました、参考までにランチメニューはおにぎり二つの和定食です。
部屋の隅にはススキや萩などの季節の草花が赤い漆塗りの桶へ無造作に投げ込んでありました。
最後はしゃれた器でコーヒーです、欲を言えば何かスイーツがあれば、、、、と思ったのですがメニューのどこのもありませんでした。
帰り際に立派な土蔵がお店の正面から見て左側にあるのを発見しました。
よく見ると龍の鏝絵(こてえ)で飾られています、この左官職人が漆喰を鏝で盛り上げて作る浮彫の装飾画はなかなかのものだと思います。
ふとしたことから訪れた古民家カフェ「さと川」、まだこの時点で開店してから半年のようですが、奥さんの里だということでご近所さんとの馴染みもよく、いい雰囲気でした。
かてて訪問を希望した家人も大の満足で元気いっぱいでした、あらためて健康に感謝です。
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