2012年8月22日水曜日

スイス旅行_7 第4日_2 アンデルマット ~ グリンデルワルト


 引き続き第4日目の後半を続けます。
 アンデルマット(andelmatt 1433)で「氷河特急」を降りて、待たせておいたバスに乗り込み、フルカ峠(furkapass 2431)、グリムゼル峠(grimselpass 2164)を越え、今日の宿泊地である、グリンデルワルト(grindelwald 1050)を目指します。

 右はフルカ峠を示す道路標識。

 左は先ほどまで乗っていた氷河鉄道でツェルマット方向へしばらくは並行して走っていますが、フルカベーストンネル(新フルカトンネル)へ入っていきます。一方、私たちはくねくねした道(羊腸の、、、、)を登り峠越えです。


 左写真は、はるか下のほうの氷河鉄道の駅には列車が停車しているのが本当に小さく見えます。そこから、左方向に曲がりくねった道が続いているのがわかります。







 右は、これから登っていく方向の写真です。深く雄大な谷を左に見て、右手上のほうに登っていきます。

 下写真は、ようやくフルカ峠(furkapass 2431)に到着し、そこから少し下ったところにある山小屋?で休息です。



 右はかつてローヌ氷河が山小屋のすぐそばにあった時代(1900年代の初め?)の絵葉書です。

 ところが今は、右下写真のように山小屋の裏手に行っても氷河ははるか川の上流にほんのすこし見られるだけです。


 下の、もう一枚の絵葉書を見てみましょう。一番下の、1800年の線の下にある建物が、山小屋から見下ろして撮った、右下写真の中央遠くに写っている建物です。昔のローヌ氷河は跡形もありません。こんなところにも地球温暖化が顕在化しています。


















 右上の写真を撮ったとき、足元の急斜面の中ほどに(20mほどの遠くに)体長3,40cmほどのマーモットがいました。リスの親戚だそうで、スイスアルプスには多く生息しているそうです。じっと私たちのほうを見て、何かあいさつしてくれているような、、、、






 再びバスに乗り、しばらくしてグリムゼル峠(grimselpass 2164)にかかりました。
 峠にあった面白い標高看板です。
 
ここからはほとんど下りとなります。


 前方から面白そうな車列がやってきましたので、とっさにシャッターを押しました。

 よく見ると先頭はロールスロイスのクラシックカーです。年配のドライバーがご婦人とともに悠々と(ゆっくりと)登ってきます。その後に続くのはプジョー、プリウスそしてベンツです。
なんてことはないですがなんとなく面白くて、、、、

 平地に降り(といっても高原の)しばらく走ったとき、遠くに「ライヘンバッハの滝(Reichenbachfall」を望む事が出来ました。落差250メートル、幅90メートル(今は水が少ない)もあり、アルプス山脈でも最も高所にある滝のひとつだそうです

 シャーロッキアンならすでにお気づきかと思いますが、この滝はシャーロック・ホームズが『最後の事件』という作品で、「宿敵モリアーティー教授と相討ちになって滝つぼに落ち、死んだ場所」としても知られていますコナン・ドイルはこれで物語を終了しようとしたのですが、読者からの強い要望があり、『シャーロック・ホームズの帰還として続編を出したのは有名な話です。
 そうこうしているうちに、グリンデルワルト(grindelwald 1050)に向けての最後の上りです。遠くに山頂に雪をいただいた山々が見えてきました。




「グリンデルワルト」に到着です。明日が建国記念日ということか、以前訪問したときに増して、いちだんと晴れやかです。

  ホテルでの夕食後に見た、「夕陽のアイガー」です。明日も晴れそうな、、、、、



2012年8月21日火曜日

スイス旅行_6 第4日_1 サンモリッツ~アンデルマット


 連泊のサンモリッツ
(St.Moritz 1775)を後に今日は世界一遅い特急とされる「氷河特急」に乗ってアンデルマット
(andelmatt 1433)まで途中昼食を摂りながら進みます。
 さらに、そこからバスに乗り換えフルカ峠(furkapass 2431)、グリムゼル峠(grimselpass 2164)を越えグリンデルワルト
(grindelwald 1050)を目指します。

 第4日目も旅程を半分に分け、前半を「サンモリッツ~アンデルマット」の「氷河特急」、後半を「アンデルマットグリンデルワルト」のバスツアーに分けます。

 いよいよサンモリッツともお別れです。出発はバスで近くのサンモリッツ駅まで送ってもらい、バスはアンデルマットまで荷物と一緒に先行して、待ってくれているという予定です。
 サンモリッツ駅は1773mあるそうで(上写真)、プラットホームには箱根登山鉄道から送られた木製看板がありました。(右写真)



 またこの駅の時計塔には聖人「セント・モウリッツォ」が刻まれていましたが、写真では遠く、右側の影の部分のため見られません。


 スイスの鉄道は機関車が牽引する「列車」で電車列車はほとんど見かけませんでした。
 左は今回私たちが乗車した列車を先頭から見た写真です。このように機関車はいろいろなディスプレイがあって面白く、私たちの機関車は多くの人と顔と女神?がディスプレイされていました。いざ出発です。

 氷河特急Glacier Express)は、マッターホルン・ゴッタルド鉄道MGB)とレーティッシュ鉄道RhB)という、スイス鉄道事業者2社が、ツェルマットサンモリッツの間で運行しているスイスアルプスの山岳地帯を走る観光列車ですからこの列車は「特急」とはいうものの、沿線は急曲線と急勾配などあり、表定速度30km/h程度で「世界一遅い特急」とも呼ばれます

 私たちが乗車した、新型車両「プレミアム」2006採用)は全車空調完備のパノラマカー、テーブル付きの広めの座席、日本語を含む6ヶ国語で説明が聞けるヘッドフォンなどが装備されていました

 車両はきれいでよかったのですが、天井に窓があるため夏の日差しは並たいていのものではなく、くわえて日常的にエアコン文化のない国(当然ホテルも暖房のみ)故に冷却能力が低く帽子のみではだめで日傘が、、、、などという冗談が聞かれたくらいです。

 さらに決定的だったのは写真好きの我々にとって天井の窓は致命的で、窓映りに邪魔されて景色がほとんどクリアに撮れないというありさまで、当然窓も開かないのでまさに「手も足も出ない、、、、」と、昨日乗車したベルニア線のほうが外気も味わえ数段よかったと感じました。


  ま、これも天気がよかったから故の贅沢だったかも、、、、

 おひる近くになって、早めの昼食です。かつて食堂車が大人気で大混雑したので知恵者が各車室でのサービスにしたとか、、、

 左上はお皿の文字「氷河特急Glacier Express」と運転区間の「サンモリッツ/ダボス ツェルマット」の文字が見えます。ダボス ツェルマット間は季節限定で運行される区間。


 右上はおいしいサラダ。(スイスは比較的、野菜サラダが多く満足でした)




 右はご当地ビールとメインディッシュでくつろいでいるところ。上はドイツ風のチョコレートケーキ(ようやくお目にかかれました)です。



 20087月に新しい世界文化遺産として登録された高さ65m、長さ142m136m)の美しい石橋ランドヴァッサー橋Landwasser Viadukt)は「氷河鉄道」の呼び物のひとつです。

 開かない窓、窓写りの悪条件でやっとそれらしきシーンが、、、、、


 下るにつれ、アンデルマットの町と停車場がどんどん視界に入ってくる光景もうりもののひとつとか、、、、ほんとうに鉄道模型を見ているようでした。
 私たちは左下から駅に入っていきますが、左上からもツェルマット方面からの列車が入ってきています。 下写真は駅から下りてきた山の方向を見たところ。中央に見えるトンネルから右に出てここまで下ってきました。


 ここ、アンデルマット(andelmatt 1433m)で列車を降り、これから「フルカ峠」(furkapass 2431m)越えに向かいます。


 「氷河特急」といえば、2010年7月23日に、ここより先、マッターホルン・ゴッタルド鉄道区間内で事故がありましたが、今回はその区間は通りませんでした。
「氷河特急」の名は元々はフルカ峠付近で「ローヌ氷河」が見えたことによるとされていますが、1982年にフルカ峠をフルカベーストンネル(新フルカトンネル)で越えるようになったため、現在では氷河を車窓に望むことは出来ません
 ということでバスの峠越えはありがたいスケジュールです。
   次回に続く、、、、、、


2012年8月18日土曜日

スイス旅行_5 第3日サンモリッツ~ディアボレッツア~ティラノ

 サンモリッツは連泊なので、今日は日帰り旅行です。

 まずはバスでレーティッシュ鉄道ベルニナ線に沿って南下し、ベルニナディアボレッツア駅まで行きそこからロープウエイに乗ってディアボレッツア展望台にあがり、昼食を摂りながら山や氷河を見物します。

 ついで麓に降り、今度はベルニナディアボレッツア駅から列車に乗り、有名なループ橋を渡って終点であるイタリアのティラノまで行きます。

 そして再びバスに乗って同じ道をサンモリッツまで帰ってくるのが今日の旅程です。





 ありがたい事に今日も快晴です。スイスの景色を窓越しに見ながら出発です。







 右上は数多くある教会です。また、これは立派なホテル??(下)





前方右のバスの窓から大きな氷河が見えてきました。何か圧倒されるような景色です。バスの中は、「ワー、ウオー、、、、」と言った声ともため息ともつかないもので満たされました。



 やがて、ベルニナ・ディアボレッツア駅に到着です。ここまではバスできましたが、サンモリッツから鉄道で来るのが普通です。でも我々のような団体旅行者は時間が惜しいのかバスと鉄道を併用です。おそらく鉄道のほうがスピードが圧倒的に遅いからでしょう。
 左上がロープウエイの駅、右下がベルニナ・ディアボレッツア駅です。

 左の図(図はクリックして拡大してください)にあるように、図中の左下のロープウエイの出発は標高2093mで、終点のディアボレッツア展望台は2978mです。
 一気に900m近くを昇るわけですが、心配なのは高山病です。しかしこのことは旅行社のプランには織り込み済みで、少しずつ体を慣らすように旅程が組んであるとか、、、、









 右はゴンドラに乗って上昇中に、出発駅を見下ろしているところです。
(ガラス越しで窓映りがあります)赤い列車が到着している様子、のどかに草を食む牛、遠い山々の景色など、、、、旅中を意識してしまいました。


 ゴンドラは大変大きく、おそらく100人近く乗れるのでは、、、、

 頂上の展望台駅を出ると、目の前に8月だと言うのに雪をいただいた山々、そして氷河が、、、、やや雲があるもののすばらしい景色で思わず足早に歩いてしまいます。



 2978mはオドシではなく、たしかに急ぎ足で動くような負荷が大きな動きのときすぐに息苦しくなるのがわかります。たまたま帰り際に他の団体のご婦人が急性の高山病にかかり、介抱されているのを目撃しました。

 そんな事を気遣いながら、こわごわ雪渓まで降りて雪に触ったり、崖下を覗き込んだりして過しました。



右写真は展望台レストランで、この中から景色を見つつ、ビールでいっぱいやりながら摂るランチはまた格別でした。窓に山々が映っています。



 ふたたびディアボレッツア駅です。左下に小さく標高表示板に2082.20m(細かい、、、、)とあるのが解かります。

 我々が乗るべき列車がやってきました。 我々が乗るべき列車がやってきました。世界遺産であるこのベルニナ鉄道(現・レーティッシュ鉄道ベルニナ線)は、歯車を使ったラック式鉄道ではなく、一般的なレールを使った鉄道でアルプス最高地点を走る鉄道として、その技術が大きな話題となったとのこと、、、、高低差は2253mから終点のティラノの429mまであるそうです。



 この列車の客室は当たり前のクロスシートですが、よかったのは窓が半分だけおろせたので、写真撮影にはうれしいかぎりでした。景色が変わるたびに、右に左に車両も傾くのではないかと思われるほどのはしゃぎようではありました。





 遠景には、巨大な氷河が融け瀧となって断崖をくだり、また急流となって斜面を駆け下り、流れをなして麓に注ぐ様子がまさに大パノラマとして眼前に展開される景色には圧倒されっぱなしでした。




いよいよお目当てのループ橋です。左写真の左から時計方向にループを描き、右下から橋脚の下を通り抜けていきます。それこそ全員が右側の窓に集まって、「見えた見えた」、とか窓から身を乗り出してひたすらシャッターを押す人とかでまさに興奮状態でした。もちろん私も、、、、


  ループ橋を過ぎ、しばらくして、まったく気づかないうちにイタリアとの国境を越え終着駅のティラノに到着です。 これはベルニナ線の終着駅ですが、この駅の斜向かいにイタリア中部に行く路線の駅がありました。もちろん線路はつながっていません。
  下写真の「ティラノ」とカタカナで彫られた駅名表示は友好関係にある箱根登山鉄道が贈呈したものとか、、、、また、赤い世界遺産認定表示板が駅の玄関にありました。








 当初の予定どうり、ここでまたバスに乗り換え一路サンモリッツへの帰途につきました。全て夢の中で、、、、、