2012年9月1日土曜日

スイス旅行_10 第7日_1 マッターホルン周辺観光                       ( ゴルナーグラート展望台まで )



 今日の予定は、午前は、泊地ツェルマットZermatt 1,605m)からゴルナーグラート鉄道( Gornergratbahnで、終点のゴルナーグラートGornergrat 3,089まで行きます。そこにある展望台からアルプス山脈を眺め、次いで列車でひとつ下のローデンボーデン( Rotenboden 2,815m)で下車します。左図①
そこからリッフエル湖( Riffelsee 2,757m)経由で次のリッフェルベルク( Riffelberg 2,582m)までハイキングし、「おにぎり」の昼食を摂り、ツェルマットまで戻ります。午後は地下ケーブルカーとロープウエイを乗り継いでブラウヘルト( Blauherd 2,571m)まで再度登り、そこでシュテリー湖までの往復のハイキングです。上図②

 時間をすこし遡ってのお話をします。朝日に輝くマッターホルンを見ようとすこし早めに起きてホテルを出ました。右写真は、途中にあった、マッターホルン・ミュージアムの近くにあった教会です。なんとなく青空が見えているような気が、、、、

 朝焼けのマッターホルン Matterhorn 4,478m)をみるための絶好の場所へ着きましたが、まったく見えずがっかりでしたが、ガイドさんの「雲は晴れると思いますョ!!」と言う言葉を頼りに待つ事15分、少しずつ雲が晴れてきました。切れ間から金色に輝く山の一部分が(左上写真)、、、、。
 

 そしてしばらくすると全容が現れました。「おーー」一斉に、言葉にならないどよめきが湧き上がります、、、、

 興奮して帰った、ホテルの朝食のおいしかったこと、今日の日程が楽しみです。






 ゴルナーグラート登山鉄道ツェルマット駅です。
 ここから電車に乗って展望台のあるゴルナーグラート3,089 m)まで標高差1,485 mを一気に登って行きます。

 右上の写真は、車窓からツェルマットの村を見下ろしたところです。駅に停車している氷河特急が小さく見えています。

 もう2,500mくらいまでは登ってきたでしょうか。

 目の前にマッターホルンが見えてきました。すこし雲は出ていますが、この分なら今日もまずまずのお天気でしょう。列車は左上に見える線路を登って稜線の向こう側に曲がって行きます。もうすぐ終点です。




 終点のゴルナーグラート駅( Gornergrat )に到着です。
 3,092mとありますね。線路とぎざぎざの歯がついたアプト式ラックレールが先方で終わっています。ちなみに軌間は1,000mm、いわゆるメーターゲージですね。列車のパンタグラフが変わっているのに気がつきましたか?

 架線が二本ありますね、そうです、この列車は三相交流を電源にしているのです。いろいろメリット、デメリットはあったと思いますが、現実に三相交流で走る電車はこことユングフラウ鉄道のほかに知りません。
 駅を出ると右手にマッターホルン Matterhorn 4,478m)が凛々しくそびえ立っています。最高峰ではないのですが、独立峰なのでいっそうその姿が、、、、

 駅から展望台へ行く途中に要塞のようなホテル(怪しく見えるのは観測機器)「3100 クルム ゴルナーグラート」 があります。


3100はもちろん標高を言ったものですが、ロビーに大きく「3100」とありました。(記念の書き込みでいっぱい・落書き)
 右はホテルの側の道を展望台に登って行くところ。
 遠くにヴァイスホルン( Weisshorn 4,505m)が見えています。この山はこの登山鉄道で登ってくる途中、最初に見えた4,000m級の山です。

 そして展望台です。目の前にそれこそ息を呑むような絶景が広がりました。中央の白い瘤(こぶ)のような山が、ブライトホルン( Breithorn 4,165m)、その右下に小さく見える黒い三角形がクライン・マッターホルン( Klein Matterhorn 3,883m)です。手前の氷河は左からシュベルツ氷河、ブライトホルン氷河、そしてクライン・マッターホルン氷河です。皆、我を忘れてシャッターを切っています、もちろん私も、、、、


 目を左側に転ずると、左側の朝陽に輝いているのが、ここでは一番高いですが、アルプスでモンブランに次いで2番目に高い山モンテローザ( Monte Rosa 4634)、中央がリスカム( Liskamm 4527)、そして右のほうに双子のように見える山が左カストール( Castor 4226)、右ポリュックス( Pollux 4091)です。


 (上写真)氷河は一番左側がゴルナー氷河、次いで中央に大きく見えるのが、グレンツ氷河、この二つの中央でモンテローザ山から途中まで下がっているのがモンテローザ氷河で、その先端部にはちいさな氷河湖が見えています。

 ところどころに石積み(ケルン)が見られました。
 道標とも思えないので観光客が記念に積んだものでしょう。背景にはリスカムとその右にカストールとポリュックスが見えます。(左)





 徐々に陽が高くなってきましたので、日差しが相当強く感じられます。そろそろ次のハイキングに行くための集合時間です。


  続く、、、、、、

2 件のコメント:

かりや さんのコメント...

最近加入してきた写真仲間の人はマッターホルンに5回行って一度も見えなかったそうです。悠悠櫻さんは本当にラッキーでしたね。私もマッターホルンだけはバッチリと見えました。ホテルのベランダから、マッターホルンの足元に沈む満月の入りと、その後の朝焼けの様子を撮りまくっていました。
画像認識・・・4回目です。これが受け付けられなかったら諦めます。

悠悠櫻 さんのコメント...

 本当に今回の旅行は天候に恵まれました。特に山はなおさらです。
 それにしてもスイスはすばらしいですね、同じ観光立国と言いながらどこかの国とは大違いです。何事もその都度水に流すやり方と、石の家で何百年もすむのとは大違いです。特に長長期を見据えた国土への投資は大いに学ぶべきものがあると思います。そういった文化もあることを若い人たちにも伝えていかねば、、、、