Raspberry Pi(ラズベリーパイ)はかわいい小さな箱の中に入ってやってきました。いまどき珍しく Made in United Kingdom とあります。
そうです、Raspberry Piは手のひらに収まってしまうほど小さいけれど立派なコンピューターなのです。
元来英国の学生が入門用として、テクノロジー、エンジニアリング、数学などを学ぶために設計されたものですが、廉価であることも手伝って世界中で、特にホビー用として2009年5月にRaspberry Pi財団が設立され、2012年4月には最初のRaspberry Piが出荷されて以来ここ1~2年で急速に普及しています。
写真はモバイル・パソコンのキーボード上で撮影した写真です。
このように小型であるにもかかわらず、ウエブ・ブラウザ、ワードプロセッサ、ゲームなどをそれなりにこなすことができますし、またその特長を生かしてホームサーバーやプリントサーバー、ハイクオリティーオーディオとしても気軽に使うことができるようです。
(もちろんそのままではなく、自分でインターフェースを設計し、プログラムを組んで)
ある意味で、これと似たような存在に Arduino (アルディーノ)がありますが、こちらはワンチップマイコン( AVR )をスタティックに働かせるのに対し、Raspberry Piは基本的にあの Windows OSといまや並び立つ Linux OS を走らせているのですが、このことが小さいながらあえてコンピューターと呼ばれる所以です。
おおよそのスペックを示しておきます。この程度のもので700MHzのクロックはかなり速いですし、HDMI,USB,LAN,AudioはもちろんGPIO,UART,I2C,SPIなどを備え、多用途を意識した設計は本当に魅力的です。
早速は走らせてみることにしました。とりあえず用意したものは4G以上のSDcard(ハードディスクの代わり、私は16Gを使用)とUSBmicroの端子を持った5Vで1A程度の容量を持った電源です。
接続の詳細は省略しますが、左写真のようにします。コンピュータボードが小さすぎて多くの接続線にぶら下がっているようです。 このボードには電源スイッチがないので、電源を最後に接続します。
プログラム・ソフト(OSなど)はマニュアルにしたがって、別のコンピュータで Raspberry Pi財団のホームページからdownload し、SDcardに展開しておきます(http://www.raspberrypi.org/downloads/)。
ただし初回はマニュアルどうり図中の Raspbian の zip ファイルを使ったほうがいいと思います。(慣れたらあとで何回でもトライできますので、、、、)
電源を入れるとモニター画面に詳細なインストール情報が下から上に流れるように表示されていきます。
感激の瞬間です、この瞬間を味わうためにあれこれやっているようなものです。
流れが止まったところで既定の、ID:pi Passward:raspberry とインプットすれば作業に入れます。
さらにstartxとインプットすれば通常見慣れたパソコンの画面が現れます。
もっともこのボードでインターネット・サーフィンをやるつもりはありませんが、多様な入出力端子を利用して、Linuxの習得、同梱のソフトのJAVAトレーニングソフトそしてかつて憧れであった科学技術計算ソフトウェア Mathematica (もちろんサブセット、確か正規版は4x万、、、、)の使用などなど楽しみがまた増えました。
ネットより |
今回はほんの少しの味見でしたがなかなかの味でした。機会があればまた応用例などアップしたいと思います。
ちなみに本物?のRaspberry Pi(ラズベリーパイ)の写真をネットで探してみました。
なるはど魅力的です!こちらもぜひ味見がしてみたいものです。
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