一月もそろそろ下旬に入りましたが、今年も演奏会参りは続きそうです。
すでにニューイヤーコンサートを皮切りに、この十日足らずで3回も出かけてきました。
ニューイヤーコンサートはこのブログでもちょうど一年前に「ニューイヤー・コンサート 2014」ととして取り上げていますが今年は「ペーター・グート ( Peter Guth )」率いる「ウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラ」と日本のソプラノ歌手「足立さつき」の共演でした。
プログラムは以下のとうり ☆ は「足立さつき」の歌
第1部
・ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」
☆ フランツ・レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」より”ヴィリアの歌 ”
・ヨハン・シュトラウスⅠ:ギャロップ「若人の情熱」
・ヨハン・シュトラウスⅡ:皇帝円舞曲
・ヨーゼフ・シュトラウス:フランス風ポルカ「鍛冶屋」
・エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「急行列車」
・カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ「夜遊びをする人」
☆ ルドルフ・ジーツィンスキー:ウィーンわが夢の街
第2部
・リヒャルト・ホイベルガー:喜歌劇「オペラ舞踏会」序曲
☆ ロベルト・シュトルツ:プラーター公演は花ざかり
・ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「美しき青きドナウ」
・ヨハン・シュトラウスⅡ:フランス風ポルカ「クラップフェンの森で」
・ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ・シュネル「狩り」
・フランツ・レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」より”メリー・ウイドウ・ワルツ ”
☆ フランツ・レハール:喜歌劇「ジュディッタ」より”熱き口づけ ”
指揮者のペーター・グートさんはワルツの本場ウィーンの出身で、ヨハン・シュトラウスの伝統にのっとったバイオリンを演奏しながらの指揮で、なおかつプログラムによっては観客も巻き込んだニューイヤーコンサートならではの雰囲気作りは流石でした。
特にアンコール曲の ・ヨハン・シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲 では手拍子のし過ぎで手が痛くなった、、、とは終演後家人の弁。
演奏はどれもすばらしいものでしたが、ヨハン・シュトラウスⅡの皇帝円舞曲は出色でした。
また 足立さつき さんの美しく、柔らかな歌声が花を添えたのはいうまでもありません。
二つ目の演奏会はコンサートマスター・シリーズその1で、ベルリン・フィルのコンサートマスターをつとめた 樫本 大進 のバイオリンとエリック・ル・サージュ( Eric Le Sage )のピアノによる以下のプログラムでした。
・フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調作品13
・プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP.119
(休憩を挟んで)
・フォーレ:ロマンス 変ロ長調作品28
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ピアノの エリック・ル・サージュさんがフランス人というわけでもないでしょうが、今回のプログラムはフランス色の濃いものでしたが日ごろあまり聴かないこともあって新鮮な感じでした。
使用楽器はアンドレア・グヮルネリとありました。
そして三つ目の演奏会はコンサートマスター・シリーズその2で、ウィーン・フィルのコンサートマスターをつとめた ライナー・ホーネック( Rainer Honeck )のバイオリンと 児玉 桃 のピアノによる以下のプログラムでした。
・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調K.301
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番イ長調「クロイツェル」作品47
(休憩を挟んで)
・ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「外はとてもいい天気だ」作品31-2
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調「雨の歌」作品78
樫本 大進さんもそうでしたが、コンサートマスターであったというわけでもないでしょうが、この ライナー・ホーネックさんは厳密というイメージが頭をよぎるほどきっちりとした演奏でした。
特に二つ目の「クロイツェル」では 児玉 桃さんのピアノと奏でるハーモニーに驚かされました、もちろん二人の息もぴったりで、、、、
使用楽器はストラディヴァリウス( ex-Hammerle )とのこと。
ともあれ2015年の新春は演奏会で始まった感じです。
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