第5次コロナの勢いも減少し、このところアイドリング状態となりましたが、第6次加速の出現も油断できない状態です。
「暑さ寒さも彼岸まで、、、」とはよく言ったもので、あっという間に今年も過ごしやすい時節になりました。
そうは言っても朝晩は涼しくなり、朝の散歩はショートパンツにTシャツ一枚では寒いほどです。
そんな朝、たまたまルートを変更して歩いていたら、路上にクリのイガが散乱しているのを見つけました。
ほとんどが中身のない空のイガでしたが、その中のいくつかにはかわいい栗色の実が入っていました。まさに「小さい秋みぃつけた、、、」の気分です。
クリはブナ科クリ属の木で、山野に自生するものは、シバグリ(柴栗)またはヤマグリ(山栗)と呼ばれ、その実は直径約2センチメートルほどの可愛さです。
近年は栽培品種が多く巨大なものもありますが、このヤマグリは小さいながら味が濃く美味で、それこそ幼年期のころが思い出され、懐かしさも頭をよぎります。
こうしてみると甘栗(天津甘栗)に似ていますが、それもそのはず甘栗は中国のシバグリだからです。
クリは縄文時代初期から食用に利用されたようですが、特に原種に近いヤマグリに惹かれるのは祖先のDNAのせいかもしれませんし、クリの花言葉に、「満足」というのがあるのもなんとなくわかったような、、、、
そんなクリは比較的短期間で実をつけ、「桃栗三年、柿八年、梅はすいすい十六年、ユズの大馬鹿十八年」といわれるほど身近な存在ですし、江戸時代に日本にサツマイモがもたらされたとき、その味がクリと比較され、クリを9里と重ねクリに近いので八里半、あるいはクリより(9里4里)うまいので『一三里半』等と言われ、引き合いに出されたそうです。
ということで、家に持ち帰り、今日は栗ご飯かな、、、、
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