先日、いくつかの部品を例によって、秋月から購入した時に CH340K というICも併せ入手しました。
シリアル‐USB変換用ICといえばこれまでは FTDI 社の FT232シリーズが有名で、その多機能・高性能を売りにしてきたのですが、シリアル-USB変換用のみに使用するには比較的高価でした。
そうこうするうちにFT232のクローン?や安価な変換IC が出現したりしましたが、ここのところ安価な中華製品には16ピンの CH340G が使われてきました。
この CH340G は中国は南京にある会社の製造によるもので、WCH(WinChipHead)ブランドです。
今回、上写真にある CH340K に注目したのは、非常に小型(10-pin ESSOP ピン間隔1mm)で12MHzの発振器も内蔵しており、シリアル‐USB変換回路が、部品点数も少なく、かなり小さくできそうな予感がしたからです。
右写真に各ピンの割り当てを示します。
単に、シリアル‐USB変換に使うだけなら、右端の2ピンは無視してかまいません。
ただ以下の点に注意してください、
1. V3ピンは必ず0.1uFでグランドに落とすこと、
2. Arduino Unoクローンへ応用するときには#DTRピンと ATmega328 のリセット・ピンを0.1uFで結ぶこと。
それではArduino Unoクローンを作っていきましょう。
最初にAVRプログラマを用いて ATmega328 にヒューズ・ビットを書き込みます。 Arduino Unoでは搭載している ATmega328 に Low:FF High:D6 Ex:FD が書き込まれています。私は左写真のように自作のプログラマ HIDaspx をつかい、ISPで書き込んでいます、このプログラマは随分前のものですが、信頼性も高く重宝しています。(書き込まれる ATmega328 の現状ヒューズ・ビットが不明な場合は外付けクリスタルが必要です。)
次いで、メニューバー→ファイル→スケッチ例→01.Basics→Blinkで新しい画面を出し、そのメニューバーの左端のチェック・ボタンを押してコンパイルします。
コンパイルされた .hex ファイルは、PC→ローカルディスク→Arduino→temp と辿った先のtempファイルの中にあります。
左に示したのがそれで、「Blink.ino.with.bootloader.hex」がお目当ての .hex ファイルです。
このファイルをプログラマで先ほどヒューズ・ビットを書き込んだ ATmega328 に書き込みます。
右図はCH340KをSOP→DIPへの8ピン変換基板に載せたものと ATmega328 との結線を簡単に表現したものです。
前述したように赤丸で示した0.1uFを忘れないように、、、、
USBプラグの電源線赤(+5V)黒(GND)や ATmega328 周りの配線などは省略してあります。
この状態からこのまま他のプログラム、おっとスケッチというんでしたっけ、もアップ・ロードして実行可能です。
こうしてみると思ったように小型化できていると思います。
こう見えてもArduino Unoクローンなのですから、、、、
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