新型コロナの勢いも収まった感がして一息ついていたわけではありませんが、気付くともう師走です。
そして、今が一年中で一番陽の入りが早い時です。そんな時期、白鳥庭園(しろとりていえん)に出かけてきました。
名古屋市内の熱田神宮近くにある白鳥庭園は、平成3年4月14日に開園して、今年で30年を迎えるそうですが、訪園は恥ずかしながら今回が初めてです。
この庭園は「池泉廻遊式庭園で、中部地方の地形をモチーフに、築山を御嶽山、そこからの流れを木曽川、流れの水が注ぎ込む池を伊勢湾に見立て、源流から大海までの水の物語をテーマにしている。」とのことです。
右に庭園の案内図を示しますが、なるほど⑬の御嶽山から始まって、時計回りに小さな川から木曽三川になり、伊勢湾に見立てた池に至る様子がよくわかります。
図中の番号は本文に出てくる写真の撮影場所を示しています。
またいつもなら、一眼レフを肩に、、、となりますが、今回は家族最後のスマホ所有者になったため、謳い文句のカメラ機能も試そうということで、すべての写真をスマホで撮ってみました。
庭園の入口は、図中右下にあります。ここから数字の順に園内を見学しました。
正門から少し歩いて、①から左方向を撮影しました。
今年のモミジは気温の低下が緩やかだったせいか、色づきが遅かったり、奇麗な色が出ないままに枯れてしまったりしているようですが、この場面では青い空に映えて奇麗です。
次は②から前方を望むと不思議な景色が、、、まず目に飛び込んでくるのは庭ではなく、巨大な白いマンションです。庭園はマンションの庭のように見えてしまいます。
左側の建物は、清羽亭で白鳥の舞い降りる姿をイメージした、本格的な数寄屋造りの茶室だそうです。
中央に見えるのは、この時期からはじまった雪吊りですが、何か違和感がします。
この日は比較的風が静かで、池の水面に映った逆さの景色もきれいに見えています。
白いマンションを避けて撮るのは結構苦労しますが、右上の写真と比べて、日本庭園らしい景色になりました。
橋の下にはカルガモ?やコイの幼魚の学校?も見えていました。
左写真は④から見た池端の紅葉です、この庭園のキャッチコピーに「秋にはヤマモミジやドウダンツツジ、イロハモミジなど約1500本が色づく、、、」とありますが、今年に限ったことでしょうが、色づいた木々がすくなく被写体をさがすのに苦労しました。
やはりこちらも紅葉は少ないようです。
左写真⑥はモミジの下から逆光での撮影です、木の葉などはこのようにすると驚くような美しさを見出すことが出来ますが、わけても若葉の逆光シーンが私は好きです。
遠くに小さく見えているのは織田橋です。
右上⑧、左⑨、右⑩の3枚は案内図の木曽川越しに雪吊りの情景を観たものです。
当初これらの雪吊りに感じた違和感がわかりました。
この庭園の雪吊りはあくまでも造形美をもとめているためか、縄のそれぞれが、地上にまで伸びてそこで止めてあり、あたかも傘の骨のように見えます。
金沢の兼六園で見た雪吊りは、縄の一本一本が松の枝を持ち上げているのにここではそれがありませんでした。
⑩の写真の奥の建物は清羽亭です。
⑪のあたりまで来た時に前方から花嫁さんが現れました。
聞いたところによると一日一組が可能だそうで、会場はもちろん清羽亭、、、
木曽川をさかのぼり、右の⑫は築山(御嶽山)近くにある滝見四阿です。流れの水音と紅葉が相まっていい感じです。
そして流れの源である、築山(御嶽山)から流れ落ちる滝までやってきました。
この時期、夜も開園されているようで、木々にはライトアップの設備がありましたし、足元を照らす工夫も右写真のように道端に並んでいました。
今回はスマートフォンでの撮影で、普通に撮影し、パソコンに移し、若干手を入れただけのものですが思っていたより良質に出来上がりました。
ただレンズが小さいためか、収差に違和感があります。でもソフトで修正できるようですし、色についてもRAWファイルも可能なようなのでもう少し勉強をしてみましょう。
12月の半ば、幸い気持ちの良い小春日和に恵まれて、穏やかな一日を過ごすことが出来ました。
コロナコロナでひたすら外出を控えた一年でしたが、新たなる年はこのまま無事に収まるようにと念じています。
1 件のコメント:
悠々趣味の日々!素晴らしいですね!私はまだ現役でなかなかゆったり」出来ませんが、白鳥庭園の足元を照らす竹製のランプ。面白そうなので作ってみようと思います。ご紹介ありがとうございます。悠々趣味の日々、頑張って下さい。山梨 レイバン
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