またまたパソコン蘇生のお話です。
新しい年になってしばらくしてから左写真のパソコンがやってきました。「もう10年ちかくにもなるし、遅くてとても使えないから処分して、、、」とのこと。
さっそく立ち上げてみましたが、確かに超スローモーで、次の画面が現れるまで,一昔前なら「ちょっと一服」するほど時間がかかります。
この手の現象にはよく出くわしますが、能力の低いCPU と大容量のハードディスクの組み合わせに加えて、やたら多くのソフトを搭載したマシンによくあるようです。
スペックを調べてみました。パソコン名は NEC LaVie S(LS150NEW)で、2013年10月 発売でした。
CPU :Intel Celeron 1005M、HDD:750GB、15.6型ワイド液晶、OS:Windows8.1(Windows10にUpgrade)、Office Home and Business 2013搭載 そしてカラー:エクストラホワイト でありました。
話を聞いてみると量販店で購入したようで、安価で見栄えもよく、ストレージ(HDD)も大きく、至れり尽くせりのソフト満載、、、、思ったとうりでした。
ここでひと思案、、、よく知っているワン・ユーザが丁寧に使ったパソコンで、エクストラホワイトのボディは美しい、かつWindows10にUpgradeしてあり、Officeも搭載、、、を考慮して、普段使いできるように、できるだけ安価にという条件で手を入れることにしました。
私が普段やっている方法のうちで今回も実施することは、
1. HDD の SSD 化
2. メモリの増設(もともと4GBを8GBへ)
3. CPUの上位換装(本機搭載の Intel Celeron 1005M は右表で最下位に近い性能、本来は Core i7 にしたいところですが、バランスよく Core i5-3210M で我慢)
4. 不必要なソフトは極力削除
です。
真っ先にやるべきことは現状HDDのクローンを作成することです。現状HDD(750㎇)はさいわいWesternDigital製でしたので、クローン・ソフトにフリーの Acronis True Image WD Edition を使うことが出来ました。(詳細はネット記事参照) 結果、750GBのHDDを180GBのSSDに交換することが出来ました。(もとのHDDの使用領域は180GB以下だったから)
先ずはメモリの増設です。
用意したメモリ(上写真4GB)は上右写真のメモリとある場所にインストールされています。
右上写真中のCPUとある部分に見えているのは、放熱器なので、注意して赤丸で示したネジ4本と、その右にあるシロッコファンのネジ1ヶ所(他の裏ブタとの兼用ネジはすでに外れている)を外すと左写真のようにCPUが現れます。CPUは写真上部の黒いネジをマイナス・ドライバーで左に回すとソケットが緩み、右に回すと締まります。(このあたりは非常に繊細な作業なので初心者は手を触れないように、、、)
写真はすでにCPUを差し替えた後のもので(同じ形をしている)、チップの表面には熱伝導をよくするための白い熱伝導性グリースが塗ってあります。
同様にBIOSをチェックしてみると、
以上でハード的な作業は完了です。
あとはインストールしてあるソフトの整理とアカウントの変更です。これらの作業は、ハード部品の交換などより多くの時間を必要としますので、慎重にゆっくりと作業することです。
アカウントの変更と前の所有者のアカウント削除、パソコン名の変更などで個人情報など過去の痕跡はなくなりました。
ディスプレイのサイズが標準より少し小さい欠点はありますが、セカンドPCとして十分に使えると思います、というかあちこち触って十分楽しんだ!!!というのが本音???
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