さて前回にひきつづき、今回はArduino IDE 統合開発環境(Integrated Development Environment)を主体に話を進めます。AVRのプログラム開発のためにArduino IDEを導入する事は多くのライブラリを活用し、プログラミングの時間を短縮できるメリットがあると判断しました。

そして接続するときに便利なように、ピン接続を紙に書いたものを貼り付けました。(右写真)
上半分のユーティリティー部分には、20x2液晶キヤラクタディスプレイ(LCD)、8個の独立したLED(制限抵抗入り)、パソコンとの接続用RS232Cコネクタ(コンバータ内臓)、AVR書き込み用端子(ISP)を組み込み、これまでの経験を生かし便利に使えるように工夫しました。

上のブレッドボードに乗っているのは AVR(Atmega328)、16MHzのクリスタル発振子、リセット用のタクトスイッチです。


このベンチは下の写真のように、ブレッドボードを追加していく事によって、かなり大規模な回路も実験する事が出来るのが自慢です。ここではDDSボードをコントロールするシンセサイズド信号発生器の実験をしていますが、機会がありましたらアップします。
私はAVR毎に独立させて使用しますので、この機能は不要ですし、ブートローダのためにメモリ領域を割くと attiny シリーズや atmega48,8 などは自由に使用できるメモリが極めて少なくなってしまいますので、このブートローダ機能を削除しています。
いろいろ方法はあると思いますが、私は board.txt の中に私専用のボード情報を記述し、そのなかでブートローダの記述を fuse 以外を削除し、upload.maximum_size=8192 (atmega8の例)のようにメモリサイズを目いっぱいにしています。またattiny シリーズの記述と追加ファイルもネットからいろいろ情報をいただき整備する事が出来ました。
これらのことで私の電子工作の世界が飛躍的に開けていく事と思います。