2012年6月3日日曜日

浜名湖ガーデンパーク 「モネの庭」


 正しくは、「浜名湖ガーデンパーク」の中にある「花の美術館」の庭のことです。

 あの印象派の画家クロード・モネが生前、フランス・ジヴェルニーに造った庭を模し2004年に開催された浜名湖花博のときに造られました。
 花博開催当時はたしか「モネの庭」と称していたようですが、その後は何か都合で「モネ」を名乗れなくなったとか、、、、
 上の写真は「モネの館」で右の図のようにその前に2つの庭が広がっています。
 美術館の庭は、「花の庭」と「水の庭」という2つのコンセプトで構成されています。
 
 庭そのものはそれほど広くはないのですが、色とりどりの花々の多彩さとその密度の高さに圧倒されます。
 何よりもほどほどの広さ故か、花の1本1本にいたるまで手が入っており、園丁さんの話からも花に対する愛情が窺われました。


  左の写真はモネが愛したという「マーメイド」という名前のツルバラです。館の左側、モネの寝室の下に大輪(約8センチほど)の黄色い花をたくさんつけていました。クロード・モネという名のバラは別にあります。

 花はシンプルで、大きな棘があり、オールドローズのような感じがしました。



 右の写真は館の右から見たものです。館の前にはさまざまなバラが元気に咲いていました。この時期は「もう遅いのでは、、、」と諦めていたのですが、親しい友人から「いまが見ごろ!!」と教わって駆けつけました。感謝、感謝です。















 右の写真は「花の庭」中央にあるバラアーチから館を正面から見たものです。







 (上写真)この庭の花壇についての園丁さんの説明によれば、花壇は中央を高くした、蒲鉾のようになっており、花を立体的に見せる工夫がされているとか、、、 またレンガは斜めに埋め込まれており、水はけをよくし、貯まらないようになっているなど親切に教えてくれました。よくみると、花々は平面だけではなく、高さ方向にも色の工夫がしてあり、これが「密度が高い」という事であったと理解しました。


 太鼓橋や藤棚・柳に竹、浮世絵の影響を受けた水の庭です。
 池の周囲には日本でもなじみ深い桜などを中心に、色鮮やかな草花たちが配されています。太鼓橋とバラアーチといった日欧文化融合は、まさに印象派クロード・モネならではの感性の庭とされています。ことに睡蓮の連作はモネが生涯で200点も描いたことで知られています。


また夕方で人が少なかったせいか、小鳥がさえずり、ムクドリが水を浴び、幾種類かのトンボもみられ、ビオトープの様相を呈していました。

遅い春の夕方の短い時間でしたが、充実した時間を楽しむかとが出来ました。

 春宵一刻値千金とか、、、、、

2 件のコメント:

かりや さんのコメント...

マーメイドという名の蔓バラですが・・・・最近覚えた「ナニワイバラ」という花にそっくりです。花芯の色合いが少し異なっているようですが・・・・清楚で綺麗ですね。
「モネの庭」らしい雰囲気を凄く感じることが出来ました。素敵な公園ですね。

悠悠櫻 さんのコメント...

じつは前日、花フェスタに行ってきました。バラでは日本一といわれていますが、私はここのほうが良いと思いました。花フェスタはEOS5Dで気合を入れて700シーンほど撮ってきましたが、ここで撮ったリコーのコンデジに負けそうで、、、、ここは、駐車場も庭園入場もいまどき珍しく無料です。でも花は時をあわせるのが大切ですね。