先回までで完了のつもりでしたが、「ブートローダー書き込み済みのチップを購入してください」はないでしょうとのそしりを受けそうなので、私なりに考えてトレース実験した結果を以下に示します。
arduino を自作するためには最小限左図の回路の部品が必要です。私は部品購入については自宅ロケーションの関係もあって通信販売を利用しています。たしかに自分の目で観ての買い物はたのしいですが、モノが決まっているときは時間と交通費を考えれば非常に効率的だと思います。
また今回私が使った USB adapter ( Arduino ミニ3.3V 5.5V FTDI232用の FT232RL FTDI USB-TTLシリアル アダプタ モジュール)をamazonでも比較的廉価で売られているのを見かけました。(ただしかの地からの配送となりますので20日くらいかかるとか、、、、)
さてブートローダーを ATMEGA328P に書き込むには当然ソフトが必要です。「FT232RL、ビット・バン」でネットを探すと大変多くの例が見つかりますが、avrdude を使ったものが多く、初心者が簡単に、、、、というわけにもいかないようです。
ということでブログから ftavrw.zip をダウンロードして展開します。(ディスクトップ上で可)
あらかじめ上図のように配線しておきますが、 RTS 線だけはハンダ付けが必要です。
丸で囲んだ数字は ATMEGA328P のピン番号で、丸マークのある左下から反時計周りに振られています。
また秋月の USB adapter を使った場合の結線も参考のため挙げておきました。
すると左図のようなGUIが現れますので、①をクリックしたとき②のようなチップ情報が読み出されればうまく動いています。
次いで左上の
①プログラミングタブをクリックすると画面が変わります。
②画面左側のチェックボックス2ヶ所にチェックをいれます。
③このボタンを押してブートローダープログラムを指定します。
ブートローダープログラムは以下のファイルの中にあります。
arduino1.0.5 →hardware→Arduino→bootloaders→optiboot→optiboot_atmega328.hex
⑤を確認して
⑥にしたがって右側の「ヒューズ系」にチェックを入れる
⑦ヒューズデーターを入力します。(半角大文字)Lo;FF Hi;D6 Ex;FD LockBit;CF です。
⑧書き込みボタンを押して
⑨結果を確認して終了です。
最後に配線をはずし、再度右図のように通常の USB-Serial 変換の状態にしてUSBケーブルでパソコンにつなぎ、数秒置いてからリセットボタンを押します。
赤色LEDが点滅すれば、、、、無事にブート・ローダーが書き込まれています。
さあ arduino の大海にむけてBon Voyage!
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