今年ももう一ヶ月過ぎたんだ、、、、などと言いながら用あって東京に出かけてきました。
赤坂にいいお店があるという娘の情報で、ランチに立ち寄ることにしました、もちろんすべておまかせです。
場所はTBSのビルのちかくでしたが、道端の植栽の根元には昨日の雪の名残があり、吹き抜けるビル風の寒いこと寒いこと。
目印看板のフライパンに Pour Toi (For You) とあり、壁面の木の看板には French Restaurant Pour Toi と読み取れました。
”Pour Toi(プール トワ)"とは、フランス語で、”あなたのために” という意味だそうで、その由来がホームページにありました。
・・・・フランス リヨンのレストランで修業していた2012年初夏の朝、シェフの奥様にいつものようにおはようと挨拶した時、彼女が晴れ渡った空を指して、”Cést pour toi これはあなたのためよ” と言った言葉が素敵で、店の名前を ”Pour Toi" と名付けました。
気軽に本格フレンチを ”あなたのために” 提供する、それが Restaurant Pour Toi です。・・・・
お店は階段を下りた地下一階にあり、カウンター席とテーブル席合わせて、22席のこじんまりしたフランス料理のレストランです(まさにビストロ)。右写真は入口から中を見たところ。
右の写真に見られるように壁の照明にもこだわりがあるようです。
さらにもうひとつのこだわりを見つけました。
ブルーの柄がついた一対のナイフとフォークです。その柄の先端部分になにか昆虫らしきバッジがついています。そしてナイフの刃の部分を見ると LAGUIOLE 100% MADE IN FANCE とありました。
フランスのナイフ用語ではその柄の上の部分を“ムッシュ(mouche)と呼ぶそうで、またフランス語の蠅も”mouche”ということなので、これはまさに 100% とあわせて大いなる洒落と理解しました。おそらくオーナー・シェフのこだわりなのでしょう。
LAGUIOLE (ラギオール)はフランス中南部の小さな町ですが、日本の関のように刃物の町として知られているようです。
そうこうするうちに料理が出てきました。
鶏ハムのサラダですが、噂に違わず驚くほどの量、そしてすばらしい味で、この一皿でおなかいっぱいになりそうです。
かつて初めて渡米した折にオーダーしたシュリンプ・サラダの多さに驚かされたことを思い出しました。
昼食後、近くにあるという西洋菓子の店「しろたえ」に立ち寄ってみましたが、行列が前の通りにまで、、、、
まだまだ寒の最中ではありますが、場所によっては梅の花が真っ青な空を背景に咲き匂っていました。
帰途の下り新幹線の車窓からは久しぶりに富士山の全景を目にしました。世界遺産の富士の稜線はなんと美しいことか、 ”Fuji pour toi ! "
0 件のコメント:
コメントを投稿