例によって最初に旅程を紹介します。
第1日目は京都駅から瑠璃光院、昼食を京都ホテル・オークラで摂り、午後は錦市場へ、夜は高台寺和久傳で間人蟹(たいざがに)。
第2日目はホテルで朝食後、京都国立近代美術館で丸山応挙展を観た後、昼食のため秋津洲に向かい、そののち買い物をして帰途につく、、、というものでした。
瑠璃光院は叡山電車の終点、「八瀬比叡山口駅」から高野川の清流「右写真)に沿って歩き、10分足らずで到着です。
「八瀬」の地は、「矢背」とも記されるように、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)がこの地で傷を癒されて以降、平安貴族や武士たちが好んで「やすらぎ」を求めて訪れたとか、、、
師走に入ってのことなので、紅葉は諦めていたのですが、暖冬の故かまだあちらこちらに色とりどりの木々が散見されました。
瑠璃光院の山門です。ここは毎年の春と秋の2回、比較的短い期間のみ参観ができ、さらには直前にNHKテレビで紹介されたそうで、20人程度の人が入門の順番を待っていました。

瑠璃光院はそれほど古いものではなく、大正末から昭和の初めにかけて、12,000坪の敷地に延べ240坪の京数奇屋造りに大改築するとともに、自然を借景とした名庭をもあわせ造営して、現在の姿となったようです。
「瑠璃の庭」を見下ろす、2階の書院です。
部屋の中央に置かれた大きな黒い漆塗りの机に四季おりおりの風情が映るのがよいとか、、、

右は展示してあった巨大なラピスラズリの原石です、こんな大きなものはめったに見られません。

これが「瑠璃の庭」です、
瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわした、数十種の苔のじゅうたんをぬって一条のせせらぎが清らかに流れています。

この庭を眺めながら、ゆっくりとお茶を一服、お菓子は「八瀬氷室」、おいしくいただきました。
右下写真は、もう一つの庭「臥竜の庭」です。
天にかけのぼる龍を水と石で表した池泉庭園で眺める人の心を解放し、昇運をもたらすといわれています。

心配された雨も降らず風もなく、比較的穏やかな一日となりそうです。



今はクリスマス・シーズンということでフロアには大きなクリスマスツリーが飾られていました。
最上階のスカイレストラン、ピトレスクにもドイツ製の食器ブランド、Villeroy & Boch(ビレロイ ボッホ)のクリスマス用陶磁器グッズが置かれていました。

このレストランは、眼下に鴨川、遠くに東山を一望にできるすばらしいところでした。

料理はフレンチで、前菜、スープ、そしてメイン・ディッシュは鶏肉でしたがどれもおいしく、満足のいくものでした。

そして極めつけはデザート・ワゴンでした。
大きなワゴンを押したコックさんが現れた時には、この場の誰もが、おもわず笑顔になったのは言うまでもありません。
先のテーブルで、あれも、これもと、リクエストされたのを良いことに、私たちもしっかりとお皿に盛ってもらいました。
最後にチョコレートつきのコーヒーを、ゆっくりと頂いてから午後の予定を再検討しました。
本来は錦市場へ出向いての買い物散策でしたが、私たちはそれをパスして、ひさしぶりに鴨川の散策路を歩く事にしました。日差しはないけれども、幸いにして風もなく、のんびりと時間をかけ、張りつめたお腹のケアをしました。

写真中に当時の高瀬舟の復元模型がありますが、高瀬川の川幅に対し、船はすれ違うのがやっとということが分かります。

小一時間の散策ののちに、ホテルへ帰り、ホテル内のプールへ出かけることにしました。
一念発起、年初から始めた水泳の成果でようやく泳ぐことができるようになったので、腕試し?も兼ねています。
プールは3レーン・20mの小さなものでしたが、予約制で(レーン占有)、ここでもしっかりトレーニングできました。

夕刻になったので、本ツアーの目玉でもある、間人蟹(たいざがに)を味わうためにいざ出発です、場所は高台寺和久傳。

間人蟹も同様にズワイ蟹で、京都府の北部、日本海に突き出した丹後半島の京丹後市丹後町に、間人(たいざ)という地名があり、ここで水揚げされた蟹のブランド名なのです。

和久傳はこの間人蟹を扱っている数少ない店だそうです。


お店の板前さんが色々な蟹料理を次々と出してくれました。
一通り食べ終わった後で、誰かが小さな声で言いました「所詮、蟹はタラバだな!!」

ホテルに帰りつくと、クリスマスのイルミネーションが点灯していました。

二日目の朝はビュッフェスタイルで始まります。

私たちもビュッフェスタイルには慣れてきています。
先ず一回りメニューを観察してから、自分の胃の腑の大きさを勘案し、少量多種類の料理をピックアップして、ゆっくり食べるよう心がけます。
でもなぜか、少し多そう、、、、

京都平安神宮の大鳥居です。
京都国立近代美術館はこの鳥居の横にあります。

企画展「円山応挙から近代京都画壇へ」が開催中でした。
18世紀に円山応挙が出現するまでは、絵画の基本はやまと絵か中国画でありましたが、 応挙は自然や花鳥、動物を生き生きと写し取った斬新な応挙の画風、いわゆる写生画という分野を開拓したのです。
このことに始まって、多くの弟子が連なり、後の丸山派、四条派へ受け継がれていく様がぼんやりとわかったような気がしました。
もっともっと時間をかけて観るべき、内容の深い企画展でした。


建物の外観は和風、内部は洋風です。
勿論庭は和風で、植栽、石、水の流れをあしらった美しいもので、晩秋の風情をしっかりと残していました。
ランチメニューは小鉢八寸盛りと江戸前の握り8貫(写真にはありませんが、もう一皿)でした。
案内された部屋が洋風でゴージャスさを前面に押し出したテーブル席でしたので、なんとなくメニューとのイメージが不釣り合いですこし落ち着きませんでした。
でも、広い窓越しに見える庭は、折からの薄日に映えて、大変美しく見えました。
ということで、こののち市内へ引き返し、京漬物の御土産屋さんに立ち寄ったのち、帰途につきました。
多少、京都には馴染みがありましたので、ツアーのイベント以外にもいろいろ楽しむことができ、いい二日間でありました。
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