2019年12月13日金曜日

FRG-7 のリペア(2) 照明用ムギ球の交換

 FRG-7 には左写真のように、PRESELECT、MHz、その右にある周波数読み取りの3箇所にツマミを廻して数字を白いカーソルにあわせる、操作があります。

 ところがこの個体は照明用のランプが切れており、夜間は当然のことながら、昼間でも見えづらく、早々に照明用ランプの交換が必要です。





 右写真は分解して、照明用のユニットを取り出したところです。
 これはPRESELECTのドラムの中にあって、バンドSWと連動して対応する数字のみを表示させる仕組みになっており、そのために4個のランプ(いちばん右(下)はカバーを外して、立ててある)

 これがランプで、ムギ球と呼ばれるものです。昔ながらのタングステンフィラメントですので、経年劣化によって黒っぽく変色しています。
 同様のものは入手可能で、白熱灯の優しい色にも未練はありますが、やはり今の時代はLEDでいくべきでしょう。昼光色のLEDを使い、ムギ球でも使ってあった、光拡散用のシリコンゴムカバー(右上写真参照)をかければよいと思います。

 右写真はLEDのテスト中で、定格の20mAを流しています。左のLEDは先端を平らに削り、表面を荒らしたもので、この写真ではよくわかりませんが、光がマイルドによく拡散しています。

 
 左図上は、オリジナルの回路です。
 下は今回の改造回路です。大きな違いは、バンドSWと連動して対応するPRESELECTのドラム数字のみを表示させる仕組みを止めたことですが実用上は問題ありませんでした。

 LEDは直列接続で使う必要がありますが、電源電圧(14V)との兼ね合いで、2本ずつ4組で使っています。

 PL7、PL8は周波数読み取りドラムの中に設置するもので、若干広い範囲を照らす必要から、先端を平らに削ったLEDを用い、電流も25mAと少しだけ多く流しています。

 右写真は前述の照明ユニットをLED化して通電したところです。
 なかなかいいかんじ、、、、







 ということで、出来上がり写真です。少し色は白っぽいですが、白熱球のティストも少し残っており、大成功、、、、というべきでしょう、自画自賛?

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