2020年3月18日水曜日

春を探して

 世の中は、今まさにコロナコロナと大騒ぎで、行きつけのスポーツクラブもこのところ休業となり時間を持て余し気味でしたが、家人が「クリスマスローズがたくさん咲いているところがある、、、、」との話を聞いてきたので、かなり重くなった腰を上げ、出かけてきました。

 この日は先日東京で開花宣言が出たとはいうものの、晴天ではありましたが、北風が冷たく思はず背が丸くなるような日和でした。

 場所は、車で20分ほどの緑化センターですが、比較的近くにあったのにもかかわらず、訪れるのは今回が初めてです。

 左上写真は、青空を背景にした、ピンク色のサクラです、まさに今咲かんとしています。

 この場所は、今から約40年ほど前に、天皇皇后両陛下の行幸啓があったとのことで、おぼろげながら記憶にありました。

 





  全体がすっきりとデザインされており、清掃も行き届いて、気持ちの良い公園です。

 温室もあり、咲いた花々があるのが外からは見られましたが、コロナのせいで入室はできませんでした。

 春の陽ざしを求めて、駐車場はほぼ満車になるほどではありましたが、園内は思ったより広く、むしろ閑散とした感じで、それぞれの人たちは楽しそうに散策を楽しんでいました。


















 園内でひときわ目を引いていたのがこのサクラです。「春めき」と名付けられたこの早咲きの種苗登録品種は「足柄櫻」とも呼ばれるそうですが、これぞ春!!そのものです。

 お目当てのクリスマスローズ・ガーデンはこの公園の一番奥にあります。案内によれば1000株の秘密の花園、とありましたが、、、、






 しばらく歩いたのちに到着です。
 1000株のクリスマスローズ・ガーデンは本当でありました。







 日当たりの良い、比較的広い場所にたくさんのクリスマスローズが植えてありました。

 あちこちにみられる太い幹はサクラです。夏場には葉を繁らせて木陰を作り、冬場には葉を落として陽ざしをたっぷりと与える、、、、まさにお手本どうりだと思いました。

 でも、しばらく見ていると何か違和感を感じました。
 株の数はかなり多いのですが、全体に元気がなく、少しやつれた感じがして、春が来た!!という感じに乏しいのです。

 家人によると、3~5年経つと宿根草は老化がはじまり、クリスマスローズも例外ではなく、株分けなどが必要とか、、、、

 たしかに、クリスマスローズの花に見える部分は元々花ではなくて萼なので、萼の老化に従って色がかわるのです。

 色が変わってきたならば萼の寿命が近くなっている証で、何らかの手当てが必要なのでしょう。

 それに引き換え、我が家のクリスマスローズは毎年若々しく、あらためて家人に感謝です。


 園内にはウメもありましたが、花はもう終わりです。でも数羽のメジロが我々を気に留めもせず、蜜を盛んに吸っていました。(左写真)












  上写真はバラ園で、500品種以上、1400本のバラがあるということです。

 よく手入れされた木々に勢いよく若芽が伸びているのを見るだけでも気持ちの良いものです。シーズンには是非とも訪れたいものです。

 バラ園のすぐとなりに菖蒲(しょうぶ)園があり、今まさに手入れ中です。
 防水シートを張った浅い池に、種々のショウブを配列よく鉢ごとならべています、私たちは観るだけなので知らなかったのですが、毎年こうして準備しているのですね。



 遠目でよくわかりませんが、モクレンでしょうか、それともコブシ?
 この花も春の便りそのものです。















 足元にムスカリを見つけました、これも春です、我が家の庭にも少しずつ見かけました。



 こちらにも沢山の草木が、出番を待っています。きっときれいな花を咲かせてくれるのでしょう。


 はからずも近くに良いところを見つけました、それぞれのシーズンにはまた訪れたいと思います。

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