2021年6月21日月曜日

HP53181Aカウンター用7seg LEDモニタの製作

 

 過日のブログに周波数カウンター HP-53181A ジャンク蘇生す!」をアップしましたが、その折に古いジャンクゆえに、表示文字が暗くて読みにくい、、、、と記しました。

 左写真でわかるように数値を読み取るのに大変苦労します、というわけで、これも過日のブログ(TM1640は使える)にヒントを得て、より明るく、より大きな文字を表示する7seg LEDモニタなるものを思いつき、製作してみました。
 左写真の上にのせてあるのがそれです。
 HP-53181A 周波数カウンターは幸いなことに周波数の値を、裏面パネルにあるRS232Cコネクタから常時アウトプットさせることが出来ますので、この信号をCPU(ATmega8)で拾い、TM1460を使って、16桁の数字を7seg LEDに表示させればいいのです。

 右図がCPU(ATmega8)周りの回路図です。ATmega8は小型化のためにDIPではなく、TQFPタイプのものを使用しました、プログラム開発にはもちろんarduino IDEを使いました。

 ・カウンタ本体との接続は9ピンコネクタで行いました。(図中右上)
 ・データは3番ピンのTxDから採り、トランジスタで反転・レベル合わせをしています。
 ・4番ピンと6番ピンは結線
 ・この回路には電源(+5V)が必要なのでカウンター内で9番ピンへ+5Vを出力できるように改造しました。これは禁じ手です!!!真似しないでください。

 次いで、表示部の回路を示します。

 










 この部分はすべて手配線を行いましたので大変でしたが配線材には0.26mmのUEW線を使いましたので多少助かっています。

 右写真にそれらを示します。
 上半分は表示部分、右下は密になっている配線部分の様子、左下は9ピンRS232CコネクタとCPU(ATmega8)です。

 表示部とCPU(ATmega8)部は40~50cmの距離を4本のワイヤーで接続しています。

 左写真はカウンタに接続したところです、CPU(ATmega8)部がいささかだらしないですが、そのうち気の利いたデザインを考えましょう。
 比較に置いた10円玉と比べて、随分コンパクトに収まりました。

 そしてコントロールソフトです。






 おおよそはコメントでわかると思いますが、
  ・TM1640.h はライブラリ
  ・TM1640 module(12,13) はI2Cのピン指定
  ・module.setupDisplay(true,3) はディスプレイの輝度指定
 です。

 このように簡単なスケッチで16桁の7seg LEDモニタがうまく動いたのには驚きでした。

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