左写真は百均の定番商品であるガーデンライトです。
日中はライトのトップにあるソーラーセルで発電した電力を内部のNiH(ニッケル水素)電池に蓄え、夜間にLEDを灯し、庭園のアクセントに使うものです。
値段が値段ゆえに、照明として使うには今一つ明るさが足りませんが、それでも夜間、我が家の入口階段の足元確認用としてはとりあえず役立っていました。
設置後2年は経ったでしょうか、2個設置したはずが1個しか点灯していないのに気づきました。
さらに分解していくと、LEDのピンが腐食でなくなっていました。(下写真、左上)
こうして見ると、小さな基板上に4本足のIC、スイッチ、インダクタ(47uH)そして今回こわれたLEDがささやかに乗っているだけの極めてシンプルな構成です。
この基板に、ソーラーセルとNiH(ニッケル水素)電池を接続すれば、、、一丁上がり!!
LEDを手元のものに付け替えれば修理完了ですが、せっかくですので少しお勉強です。
動作としてはソーラーセルが発電している間はNiH(ニッケル水素)電池を充電し、ソーラーセルが発電をやめたとき(夜間)は電池を電源とした発振回路を働かせ(LED点灯には1.25Vは不足で2V近くが必要)パルスで必要な電圧と電流をLEDに加えるようになっていると推測します。
LEDは定電流で働かせるのが良いので、このICは回路図右上のインダクタを47uHとすることで8mAの駆動電流をLEDに与えています。
LED交換で、左写真のように甦りました。LEDは手持ちの昼光色を使いましたが、効率の良いLEDを使えばより明るくなりますし、インダクタを68uHに換えれば点灯寿命は倍になるはずですがその分暗くなるでしょう。
また、内臓のNiH(ニッケル水素)電池は100mAhと容量がかなり小さく、同じく百均で売られているNiH(ニッケル水素)電池は700mAh以上ありますので交換も効果があるかも、、、
たしかにこのガーデンライト一つ取ってもこれで利益が出るのかどうか疑われます。関連して最近では300円のおしゃれなガーデンライトが多くみられるようですが、使用されているソーラーセルやNiH(ニッケル水素)電池は同一のものらしく、デザインはともかく性能は同じらしいとの噂です。
修理の終わったガーデンライトには、右写真のようにもとの場所でしばらく働いてもらいましょう。
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