いよいよ今回で完成ですが、私はどちらかというと筐体を設計して完成品として使い勝手を良くする、いわゆるケーシングが苦手です。
いろいろ考えた結果、左写真のような形にしました。
・ できるだけコンパクトに
・ VFOは外付けとするが、良い物ができれば後から内蔵とする(スペース確保)
・ SP(スピーカー)と電源は外付け
ということで、1mm厚の手持ちアルミ板を加工し、製作するすることにしました。
大きさは縦110mm、横120mm、高さ20mmにし、すべての部品を写真のように上側パネルに取り付け、下部は別のアルミ板で覆うこととしました。
その後多少変更した部分もありますので、おさらいの意味で前回までの回路の再掲もあわせ以下順に説明していきます。
BFO回路
大きさは縦110mm、横120mm、高さ20mmにし、すべての部品を写真のように上側パネルに取り付け、下部は別のアルミ板で覆うこととしました。
その後多少変更した部分もありますので、おさらいの意味で前回までの回路の再掲もあわせ以下順に説明していきます。
BFO回路
特に変更はありませんがBFO出力調整用のVRはAカーブが使いやすいかと思います。
RFフロントエンド回路
これも変更はありません。
フェライト・ビーズ( FT801-43 )を利用したトランスは0.26mmの線材をトリ・ファイラー巻きにしてあります。
フェライト・ビーズ( FT801-43 )を利用したトランスは0.26mmの線材をトリ・ファイラー巻きにしてあります。
IFフィルター回路
やはり入力側のトランスはLA1600の近くに置くべきだと考え、このブロックからはずしました。
やはり入力側のトランスはLA1600の近くに置くべきだと考え、このブロックからはずしました。
AFアンプ回路
この部分はICの選択肢が多いですが3.3V電圧で使うことを念頭に TA7368 を採用しました。基本的には LM368 と同様外付けパーツが少ないですが、動作電源電圧範囲が2~10Vと広いのに惹かれました。
ところが3.3V電圧では少し入力レベルを上げると発振状態になり、この原因追及に思わぬ時間がかかってしまいました。
この部分はICの選択肢が多いですが3.3V電圧で使うことを念頭に TA7368 を採用しました。基本的には LM368 と同様外付けパーツが少ないですが、動作電源電圧範囲が2~10Vと広いのに惹かれました。
ところが3.3V電圧では少し入力レベルを上げると発振状態になり、この原因追及に思わぬ時間がかかってしまいました。
結局、動作電源電圧を5Vにしたところ当たり前のように何事も無く動作しました。もともと電源に5.0Vくらいを供給して3端子レギュレーターで3.3Vを得ようと思っていましたので何ということはなかったのですが、 TA7368 の低電圧作動には要注意です。
LA1600メイン回路
左に示すようにごく普通のLA1600メイン回路です。
6番ピン(AGC)のコンデンサーは10uFと少し小さめに変更しました。またAF出力には1kHzのLPF(ロー・パス・フィルター)が入れてあります。
右写真はすべての部品を取り付け終わった状態を示します。
少し窮屈な状態でしたので干渉が心配されましたが、今のところ特に問題を感じていません。
中央のLA1600メイン・基板に見られる空きゾーンは将来内臓VFOを搭載するための予備地です。
左写真は上部を正面から見たものです。
本体をロー・プロファイルにしたのでうまくマッチしたツマミが欲しいのですが最近ではなかなか良いものが見つかりませんので、しばらくは冒頭写真のように手持ちのもので我慢です。
これに以前このブログで紹介した下写真のDDS発振器(DDSコントローラーの製作)をLOCAL端子に接続して~0dBmの出力信号を与えればOKです。表示は7100kHzですが、出力周波数は7100+444の7544kHzで、これが容易にできるのはディジタル発振器の良さでしょうか。
感度は手持ちのSSGから7100kHz、1uVの出力をANT入力につないだ状態で充分な感度がありました。
アンテナは数メートルのワイヤーを繋いだだけのものですが、7MHz帯の時々刻々と変化する様子を充分に楽しめました。
LA1600を使用するときにはBFOの注入に苦労する、、、、との話を聞いていましたが、今回のようにすることで、BFOゲインはAGCのコントローラーでもあり、RFゲインとAFゲインの3者をそれぞれ関連させて調整しながら聞くのもまた面白いものです。
完
LA1600メイン回路
左に示すようにごく普通のLA1600メイン回路です。
6番ピン(AGC)のコンデンサーは10uFと少し小さめに変更しました。またAF出力には1kHzのLPF(ロー・パス・フィルター)が入れてあります。
少し窮屈な状態でしたので干渉が心配されましたが、今のところ特に問題を感じていません。
中央のLA1600メイン・基板に見られる空きゾーンは将来内臓VFOを搭載するための予備地です。
左写真は上部を正面から見たものです。
本体をロー・プロファイルにしたのでうまくマッチしたツマミが欲しいのですが最近ではなかなか良いものが見つかりませんので、しばらくは冒頭写真のように手持ちのもので我慢です。
これに以前このブログで紹介した下写真のDDS発振器(DDSコントローラーの製作)をLOCAL端子に接続して~0dBmの出力信号を与えればOKです。表示は7100kHzですが、出力周波数は7100+444の7544kHzで、これが容易にできるのはディジタル発振器の良さでしょうか。
感度は手持ちのSSGから7100kHz、1uVの出力をANT入力につないだ状態で充分な感度がありました。
アンテナは数メートルのワイヤーを繋いだだけのものですが、7MHz帯の時々刻々と変化する様子を充分に楽しめました。
LA1600を使用するときにはBFOの注入に苦労する、、、、との話を聞いていましたが、今回のようにすることで、BFOゲインはAGCのコントローラーでもあり、RFゲインとAFゲインの3者をそれぞれ関連させて調整しながら聞くのもまた面白いものです。
完
1 件のコメント:
SR=7でBFOの周波数を下げるのに困っていました。FETをオリジナルの2SK439でも上手くいきそうです。大変参考になりました。
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