5月も半ばになって、コロナ禁足というわけではありませんが、ようやく冬用タイヤの交換に出かけました。
その間の待ち時間に、近くにあったゲームソフト屋さんをのぞいてみました。
もともとゲームには興味はありませんが、ゲーム機はコンピュータそのものですし、家電を含めたハードの中古品がそこそこ展示されているからです。
そんな中、気になるものを見つけました。
NintendoのWii用のACアダプターです。(左写真)それもなんと¥198(税込み)です!!
デザインは抜群ですし、オモチャ用ですので、安全性や耐久性は場合によっては安物の部品単体より品質は上かもしれません、なにせ部品メーカもMITSUMIなのですから、、、
とりあえず家に連れ帰って、さっそく開梱してラベルを確認してみました。
入力はAC100V、出力は12V3.7Aとあり、実験に使うには十分でしょう。
入手したからにはまずは分解です。ところが左写真の左側に示したようにネジの頭が特殊な形をしており、対応できる工具は手元にありません。
ならば、、、とダイヤモンドカッターで右側のように切れ込みを入れ、マイナスドライバーで外すことが出来ました。
内部は想像していたように、スイッチング電源そのものでした。(下写真)右写真は基板裏面です。
造りはさすがにMITSUMI製だけあって見事なものです。
容量は、12V ✕ 3.7A = 45Wということですが、うまく設計されているのでしょう、思ったよりスリムにできています。
次いで出力特性を見てみました。
右は自作の電子負荷をつないで出力電圧の変化を調べているところです。
結果、無負荷出力電圧 12.11V
1.0A負荷 12.04V
1.5A負荷 11.99V
2.0A負荷 11.95V となり、まずまずの結果でした。
電流は3.7Aまで流せるはずですが、実用的には2.0Aまではっきりしていればよいと思います。
さらに2.0A負荷時のノイズをオシロスコープで観てみました。ごくありふれた、典型的なスイッチング電源のノイズでした。
これらのことを念頭においてうまく使えば、造りの良いACコードも1.7mもあって、今回の買い物は超お買い得と言えましょう。
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