2022年3月10日木曜日

ワーヘリを聴いてきました

 ーヘリを聴いてきました。
 
 この3年間に亘る新型コロナのまん延で、出歩く機会も滅多にありませんでしたが、3回目のワクチン接種を経て、少しゆとりができたせいか、細心の注意をしたうえで、思い切って音楽会へ一歩踏み出してみました。

 それが冒頭の「ワーヘリ」の話です。
 ワーヘリというのは、右写真(広報用?)の、金管楽器を抱えた二人のデュオ名なのです。
 左側がユーフォニアムの外囿(ほかぞのしょういちろう)さん、右側がチューバの次田新平(つぎたしんぺい)さんで、かつて日本ジャズ界の巨匠である前田憲雄さんが、このデュオは楽器編成の珍しさと演奏技術の高さは「世界遺産(ワールドヘリテージ)」級だ!!ということでワーヘリ」と命名されたとか、、、、

 今回は、左写真の松本 望(まつもとのぞみ)さんのピアノも加わってトリオでのステージでした。

 彼女の経歴には東京藝術大学の作曲専攻でかつ、パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科主席卒業とあっただけあって、トリオを盛り上げる力、即興での演奏など、新しいタイプの音楽家に出会ったようでした。

 当日のプログラム
チャールダーシュ  作曲 モンティ(金井 編曲)
アヴェ・マリア   作曲 カッチーニ(金井 編曲)
for C ~ for euphonium and piano ~  ユーフォニアム・ソロ
テューバストーン No.1  テューバ・ソロ
空飛ぶペンギン  作曲 西下航平
―― 休息 ――
やさしい風    作曲 加羽沢 美濃
アメイジング・グレイス  讃美歌(松本 編曲)
「魔笛」セレクション   W.A. モーツァルト (三好 真亜沙 編曲)
 1 「誰か!誰か!~「恋を知るものは」
 2 「私は鳥刺し」
 3 「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え(夜の女王のアリア)
    ~「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが」
 4 神官の行進」
 5 「パパパの二重唱」

ということで休息を挟み約2時間の素晴らしい演奏会でした。

 オーケストラではどちらかというと裏方のこれらの楽器ですが、今回改めて聴いてみると、どちらか一本だけでもコンサート・ホールを揺るがすほどのパワーと、絶妙な倍音を含んだ音色には驚かされました。もとは1種類の低域金管楽器がテナーはユーフォニアム、バスはチューバへと分化・発展しただけあって醸し出すハーモニーも素晴らしく、素敵なピアノも相まって至福の時間を過ごすことが出来ました。

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