過日「人感センサーライトの製作」と言う題名でこのブログにアップしたものの続きです。
その内容は家具で有名なIKEAで売られている「 OLEBY センサー付きワードローブ照明」に触発されて人感センサーを使い左写真のような照明器具を自作した記事です。
私が製作した人感センサーライトのすぐれたところは昼間は勿論のこと夜でも電灯がついていれば直前で人が動いてもそ知らぬ顔ですが、ひとたび暗闇になればわずかな動きも見逃さず点灯してくれますので電池も長持ちし、半年後の今まで毎日元気に仕事を続けてくれており、家人からも信頼されています。
一方ご本家の「 OLEBY センサー付きワードローブ照明」のほうは昼夜関係なく人が前を通るたびに気前よくあいさつし、頻繁に点灯してくれますので、電池の消耗が単4を使っていることも手伝ってきわめて早く、その後使われない状態で放って置かれていましたが、ある日気がついてチェックをすると電池が液漏れ寸前で危ういところでした。
というわけで前置きが長くなりましたが、この「昼行灯」君を夜間専用に改造・改良してみました。
幸い使ってあるICは BISS0001 というこの用途では定番中の定番でしたので、右図で示した9番ピンを使って改造しました。
図中のCDSとあるのは光が当たると抵抗値が小さくなる光センサーなので、光が当たっているときCDSの抵抗は小さく(20kΩ以下)9番ピンの電圧は0.2Vより小さくなり、人感センサーは何もしませんが、あたりが暗くなるとCDSの抵抗が大きくなり(1MΩ以上)0.2Vを上回るようになるため人感センサーが働き出す、、、、と言うわけです。
用意する部品は左上写真に見られる1MΩの抵抗器(左)とCDS(右)の2点のみです。
この記事は改造を推奨するものではありませんし、また改造により生じたすべての結果について責任は持てません
のでその旨ご承知置きください。
せっかくの美しいケースに傷をつけては台無しですので当初CDSの場所をどこにするかで思案しました。
結果、右上に示す基板の表側写真のように、4個あるLEDの下のLEDを取り外し、ここにCDSを設置することにしました。
右写真左側は基板のパターンをカットする場所を示したものです。
最初はICの9番ピンへの配線のカットでここが一番の難所でした。
次は下部LEDまわりの配線3本のカットです。これが終わったらLEDを取り外し、CDSを取り付けます。(極性なし、リード線はそのまま残せば跡で配線が楽)
右側は配線の様子を示します。
AとBはジャンパー線です。CとFは1MΩの抵抗器、CとD、EとGをそれぞれ配線すれば終了です。
右写真は完成品です、外見上改造跡はデザイン上問題ありませんし、またLEDが1個減っても実用上問題なく電池の長持ちも期待できます。
これで夜間のみ稼動するようになりました。左は作動中の写真で、LEDが3個のみ点灯しているのがわかります。
2 件のコメント:
オーディオ用の自作手巻きコイルのカートリッジをもらったことを思い出しました。文化系にはあれで音が出ることが不思議でした。
もう50年以上昔のことですね、懐かしいです。
でも気持ちは今も昔のままです。
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