2015年1月23日金曜日

もう一度 Arduino (1) arduinoの基本とか

 私にとってアルディーノ(Arduino)とは、その総合開発環境(IDE)が重要でマイコンチップ(AVR)を作動させるためのプログラムファイル(hexファイル)を生成させるために欠くことのできないツールとして大変重宝に使っています。なにせこのhexファイルはプログラムライターで直接AVRに焼くだけで実行可能なのですから、、、、私の過去のブログにも「AVR と Arduino  (1)」などいくつかありますので右側にある ラベルの Arduino をクリックしてみてください。
 
 一方、Arduinoのハードウェアは今までそれほど興味がありませんでしたが、他の人に説明したりするときにスケッチを書いてコンパイルし、書き込みボタンを押せばパラパラとLEDが点滅して即座にボードが動き始める様子は、これはこれである意味ドラマティックです。

 ということでこの機会にもう一度 Arduino についてハードウェア中心に整理してみたいと思います。
最新版の8ビットAruduino  UNO

 Arduinoプロジェクトは2005年にイタリアで始まりました。
 Arduino CPUAtmel社のAVRを使った素人でも扱えるワンボードマイコンの一種で、スタンドアローンでの使い方はもちろんマイコンからも制御することができます。

 前述の総合開発環境(IDE)やハードウェア設計情報などが無料で公開されており、誰もが自らの手で組み立て可能であり、場合によっては完成品のみならずキットなども購入することができます。

 なによりも素晴らしいのは、Arduinoのとっかかり易さ故に世界中の人々が多くのアプリケーションを競って実験し、その結果をネット上にアップしていることです。このことによって情報がどんどん積み上がり、大きな共有知識となっているのだと思います。

 現在 Arduino の最新ヴァージョンは総合開発環境(IDE)が「1.0.6」、ハードウェア(8ビット)が「UNO」となっています。(写真)

 Arduino が対象としているAtmel社AVR(チップを設計した Alf Egil Bogen と Vegard Wollanの名前と、RISCに由来する)RISCベースの8ビットマイクロコントローラ(制御用IC)の総称で1996年に開発されました。

 回路構成が簡単でCPU、メモリ(RAM、ROM)、I/O、データ記憶用のEEPROM、クロック発振回路、タイマーなどが1チップに収められており、書き込まれたプログラムISP -In-System Programming に対応により作動・制御します
 ほとんどの命令を1クロックで実行するため、MHzあたりの計算量は1MIPSにも達し、現在でも実用上十分な速さだと思いますし、廉価であることも手伝って私も愛用しています。
 左写真はたまたま手元にあったAVRファミリーです。いろいろ種類がありますが、基本的に使い方は同じです。
 上写真の Arduino UNO に使われているのは写真左上の ATMEGA328P です。

Arduino を語るには先ずブートローダーについて理解するのがいいと思います。

 通常AVRのようなマイクロコントローラにはあらかじめ「割り込みベクター」と「ユーザープログラム」が書き込まれています。スタートすると(リセットがかけられると)① リセット信号を受けて割り込みベクター記入してあるユーザープログラムのスタート番地に移動し  、ユーザープログラムを実行します。(下図左側の例)

 一方 Arduino のブートローダーシステムは、右図右側の例に示すように、あらかじめ書き込まれているのはメモリーの後半に見られる「ブートローダー割り込みベクター」と「ブートローダー・プログラム」です。
 同様にスタートすると(リセットがかけられると)① リセット信号を受けてブートローダー割り込みベクター記入してあるブートローダー・プログラムスタート番地に移動し  、ブートローダー・プログラム実行します。
 ③ この実行によってホスト・コンピュータのシリアルポートから「 Arduino の総合開発環境(IDE)で作成したユーザープログラム」を転送してもらいメモリーの最初の部分に「割り込みベクター」とともに書き込みがされます。
 あとは左側の例のように制御を割り込みベクターに移し ④ 、そこからユーザープログラムが実行 ⑤ されるわけです。

 ブートローダーシステムでもあらかじめ割り込みベクター」と「ユーザープログラム」が書き込まれていれば、意図的に新しいプログラムを書き込まないかぎり左側の通常のスタートと同じになります。

 左右の例を比べてわかるように、ユーザーが使用できるプログラム領域はブートローダーシステムのほうが「ブートローダー・プログラム」に占有される分だけ狭くなります、とはいっても最新の Optiboot では 従来の 1/4 にまで圧縮され512B)、転送速度も115200bps と速くなりました

 次回はハードの自作について。

2015年1月21日水曜日

演奏会 十日足らずで3回も、、、、

 一月もそろそろ下旬に入りましたが、今年も演奏会参りは続きそうです。

 すでにニューイヤーコンサートを皮切りに、この十日足らずで3回も出かけてきました。
 ニューイヤーコンサートはこのブログでもちょうど一年前に「ニューイヤー・コンサート 2014ととして取り上げていますが今年は「ペーター・グート ( Peter Guth )」率いる「ウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラ」と日本のソプラノ歌手「足立さつき」の共演でした。

 プログラムは以下のとうり  は「足立さつき」の歌
第1部
ヨハン・シュトラウスⅡ:トリッチ・トラッチ・ポルカ
ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」
フランツ・レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」より”ヴィリアの歌 ”
ヨハン・シュトラウスⅠ:ギャロップ「若人の情熱」
ヨハン・シュトラウスⅡ:皇帝円舞曲
ヨーゼフ・シュトラウス:フランス風ポルカ「鍛冶屋」
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「急行列車」
カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ「夜遊びをする人」
 ルドルフ・ジーツィンスキー:ウィーンわが夢の街
第2部
リヒャルト・ホイベルガー:喜歌劇「オペラ舞踏会」序曲
 ロベルト・シュトルツ:プラーター公演は花ざかり
ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「美しき青きドナウ」
ヨハン・シュトラウスⅡ:フランス風ポルカ「クラップフェンの森で」
ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ・シュネル「狩り」
フランツ・レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」より”メリー・ウイドウ・ワルツ ”
 フランツ・レハール:喜歌劇「ジュディッタ」より”熱き口づけ ”

 指揮者のペーター・グートさんはワルツの本場ウィーンの出身で、ヨハン・シュトラウスの伝統にのっとったバイオリンを演奏しながらの指揮で、なおかつプログラムによっては観客も巻き込んだニューイヤーコンサートならではの雰囲気作りは流石でした。
 特にアンコール曲の ヨハン・シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲 では手拍子のし過ぎで手が痛くなった、、、とは終演後家人の弁。
 演奏はどれもすばらしいものでしたが、ヨハン・シュトラウスⅡの皇帝円舞曲は出色でした。 
  また 足立さつき さんの美しく、柔らかな歌声が花を添えたのはいうまでもありません。

 二つ目の演奏会はコンサートマスター・シリーズその1で、ベルリン・フィルのコンサートマスターをつとめた 樫本 大進 のバイオリンとエリック・ル・サージュ( Eric Le Sage )のピアノによる以下のプログラムでした。

フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調作品13
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP.119
 (休憩を挟んで)
フォーレ:ロマンス 変ロ長調作品28
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

 ピアノの エリック・ル・サージュさんがフランス人というわけでもないでしょうが、今回のプログラムはフランス色の濃いものでしたが日ごろあまり聴かないこともあって新鮮な感じでした。
 使用楽器はアンドレア・グヮルネリとありました。

 そして三つ目の演奏会はコンサートマスター・シリーズその2で、ウィーン・フィルコンサートマスターをつとめた ライナー・ホーネック( Rainer Honeck )のバイオリンと 児玉 桃 のピアノによる以下のプログラムでした。

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調K.301
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番イ長調「クロイツェル」作品47
 (休憩を挟んで)
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「外はとてもいい天気だ」作品31-2
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調「雨の歌」作品78

 樫本 大進さんもそうでしたが、コンサートマスターであったというわけでもないでしょうが、この ライナー・ホーネックさんは厳密というイメージが頭をよぎるほどきっちりとした演奏でした。
 特に二つ目の「クロイツェル」では 児玉 桃さんのピアノと奏でるハーモニーに驚かされました、もちろん二人の息もぴったりで、、、、
 使用楽器はストラディヴァリウス( ex-Hammerle )とのこと。

 ともあれ2015年の新春は演奏会で始まった感じです。

2015年1月12日月曜日

太陽柱( sun pillar )  こいつは春から〜 縁起が、、、、

 新しい年が明けての早朝、居心地の良い褥に決別し日課の散歩に出かけました。
 今の時期は日の出がほぼ7時ですが、天候さえ良ければ、風もなくそれほど寒さは感じません、とはいってもしっかり防寒対策はして出かけます。

 しばらく歩いてからふと太陽の方向を見て驚きました。なんと太陽から炎が垂直に立ち上っているように見えたのです。(左写真)

 これがかつて耳にしたことがある太陽柱(たいようちゅう sun pillar ) だと気がつき、慌てて家に帰り撮影しました。
 周辺がかなり明るくなってきていましたのではっきりとは撮ることができませんでしたが、たしかに太陽柱です。


 例によってネットで少し調べてみました。
 太陽柱は、大気光学現象の一種で、日出または日没時に太陽から地平線に対して垂直方向へ炎のような形の光芒が見られる現象を言います。

 私の下手な図を参考に説明すると、雲の中に板状の微細氷片があり、が弱い場合、これらの氷片は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かびます

 このほぼ水平に浮かんだ板状の氷片の表面で太陽からの光線が反射され、太陽の虚像として見えるのが太陽柱である、、、、とのこと

ブログより転載
ことのついでに綺麗な画像がありましたので借用してアップさせていただきました。


 早起きは三文の得とか、こいつは春から〜 縁起が、、、、


 この神秘的な自然現象をはるか古の人たちはどのように見ていたのでしょうか、ふと昨年訪れたマチュピチュの景色がよぎりました。

2014年12月31日水曜日

2015 新年のご挨拶

 
 新年明けましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いいたします。

 はやいもので、また1年が経過し、新しい年がやってきました。
 幸いにも旧年中も何事もなく無事に過ごすことができ、皆様にも感謝いたしております。

 左は今年の松飾で、例によって手作りです。種明かしをすれば、注連縄(しめなわ)は百均、裏白は農協で調達です。

 そのほかのダイダイ(代々に通ずる)、マンリョウ(万両)は自家製、松は朝の散歩道、、、、多少手抜きのそしりもありますが、まあシンプルでよしとしましょう。
 ミズヒキは紅白の左右に惑いますが、白は神に通ずる色で最も高貴なので前から見て左、、、、と確認しました。

 御鏡餅は百均注連縄の付属品をそのまま使って、ハイ出来上がりです。(右上)

 ナンテンも今回は天候不順で小さくなりましたが、きれいな赤で華やかさを演出してくれています。

 この赤い実は「難を転ずる」ことから縁起物として飾られますが、一方、ことしは昨年末の降雪にも負けず、その「雪中花」の別名そのままに白いスイセンの花がたくさん咲きそろって馥郁たる香りを放ってくれています。

 昨年はブログのカウントも50、000件を超え、ひとつの区切りではありましたが、今年も更なる継続を努力していく覚悟です。

 写真は昨年登場した木製のアヒルをバックにスナフキン( Snusmumriken )と ミイ( Lilla My )のツーショットです。
 今年もムーミン谷の仲間たちのようになかよく、健康にすごしていきたいと思います。

 もちろん皆様におかれましても、健康で幸ある年でありますように !!!

2014年12月23日火曜日

FMV-D5290 を改造 ( IDE ドライブを使う)

 家人のパソコンがおかしくなったようです。
 今使っているのは Intel Atom (CPU)を搭載したパソコンで、私が組み上げてからもう6年ほど経過しています。この CPU は大幅な省エネ設計がされており、小さなシステムにはうってつけ、、、、と大いに話題をさらったものです。もちろんOSは Windows XP でいまではサポートもありません。

 そんなわけで、家人には小型軽量で私のお気に入りサブシステムである HP compaq 6005 を使ってもらうことにしました。 勿論OSは Windows 7 です。

 一方で私のサブシステムを補完する必要が出てきました。いつも私が使うパソコン屋さんをウェブでチェックしたらタイムリーな出物がありました。
 上写真に示した FMV-D5290(富士通)です。形は不恰好で少々古い感じはしますが、CPUに Intel の Core2Duo E7500 2.93GHz を搭載しており、まだまだ現役で使えそうです。当然のことながら  Windows 7 pro がプリインストールされており、メモリーも 2GB ついています。
 ただ、キーボードとマウスが付属していないとありましたが、それらは手持ちに何組もありますので問題はまったくありません、ということで¥8kを下回る価格で入手することができました。

 我が家にやってきた実機を早速チェックしてみましたが、大変に綺麗で特に問題はありませんでした。

 カバーをあけてみましたが(右)、さすがにプロ仕様(このモデルは企業向け)だけあって手抜きもなくがっちり作られています。どこかの会社がリースの切り替え時に大量放出したものなのでしょう。マザーボードなども綺麗に掃除がしてあってホコリひとつありません。

 冒頭の写真の後面に見られるように RS-232C とプリンターポートのレガシーポート、そして PCI スロットも2本ついており、趣味でいろいろ使うには、多少遅いことを除けば十分満足できます。

 しかしながらマザーボードを見ていて(左)気がつきました、「IDE接続用のコネクターがない!!!」

 けれどもよく観察すると右のように、コネクター・ピンを取り付けるようにはなっています。
 そこで念のためコンピュータの立ち上がり時にファンクションキー・F2を押してBIOSをチェックしてみました。(下)
 一番下に IDE Port  None とあるのがそれです。もしかしてコネクター・ピンを取り付ければうまくいくかもしれません。

 IDEとは Integrated Drive Electronics の略でハードディスクドライブやCD・DVDドライブのインターフェース規格で40ピンのケーブルを使うことが通常です。しかし最近(2010以降)ではほとんどSATA( Serial ATA )
に変わってきています。

 本機も製造が 2010/03 となっていましたので、基本的にはSATAをつかうこととしてIDEコネクターの搭載をやめたのでしょう。
 でも私のように長年パソコンを趣味で使ってきたものにとって所有しているハードディスクの半数はまだIDEですので接続の可否は大きな問題です。


 上写真はおなじ Hitachi の3.5インチ・ハードディスクを上下に積み重ねたもので、上側がIDE、下側がSATAのインターフェースをそれぞれ持っていますが、信号ピンは上が40ピン、下は中央部の7ピンです。

 さっそく作業にかかりますが、左上のような道具と材料が必要です、すなわち半田ゴテ、半田吸取り器、半田吸取り網線、そして取り付けるピン( 1/10インチピッチ・2列)です。

 この作業は慣れ、感、そして忍耐が必要で、なおかつ最悪マザーボード破損というリスクを伴います、ご注意!!



 ようやくにして完成です。(右上)

 本機に搭載されていたCD・DVDドライブ(SATA)はDVD・ROMでしたので、DVDにも書き込みができる手持ちのドライブ(IDE)につけ換えたのが左写真です。

 さっそくBIOSでチェックしました。

 一番下の IDE Port のところにCD・DVDドライブが認識されました、さらにメディアを入れてのチェックもOKです。

 こんな些細なことですが、うまくいったときには思わずニコニコとしてしまいます。

2014年12月10日水曜日

ラジオの製作(3) LMF501T による現代の鉱石ラジオ

 前回のブログからしばらく経っていますが、第3回です

 私のラジオ作りはおよそ60年以上前の小学生中学年にまで遡ります。初めて作ったのはご他聞にもれず鉱石ラジオでしたが、これが現在に至るいくつかの趣味の原点です。

 順次アップするならまずは鉱石ラジオからといきたいのですが、なにせ鉱石ラジオは奥が深く?!もう少し暖めてからということで今回は現代の鉱石ラジオと銘打って LMF501T という3端子ICと使ったラジオを作ってみました。

 LMF501T というICは外見は通常の樹脂モールドのトランジスタとおなじです(右写真左 TO-92Aパッケージ)がその内部にはぎっしりと回路が詰まっています

 下にメーカー資料からの抜粋を示しますが、初段にLC共振回路のQを下げないように高インピーダンス入力回路を持ち、さらに3段の高周波増幅アンプについで検波回路もあり、出力は低周波音声信号です。 

メーカー(ミツミ)の資料から

 さらに軽微なAGCも備えており、電源電圧は1.5VでOKという優れものです。値段も安く1本¥50程で入手できます。

 誰もが気軽に少ない部品でラジオを作ることができるということで「現代の鉱石ラジオ」としたわけです。

 では早速ラジオを作ってみましょう。
メーカー(ミツミ)の資料から

 メーカーの資料に参考回路がありました(右)のであらかじめ実験してみました。
 しかしながら LMF501T からの音声信号をこのトランジスタ出力回路でスピーカーを鳴らすには、煩雑で少し無理があるようで、前回のブログでお世話になった低電圧パワーアンプIC( HT82V739 )のお世話になることにしました。

 この LMF501T を使ったラジオの記事はインターネット上にたくさんあり、先輩諸氏の記事を大いに参考にさせていただきました。

 いろいろ考慮の結果、最終的に左の回路を作り上げました。


 LC同調回路は短いバーアンテナと270P程度のポリバリコンの組み合わせで、特にタップダウンもせず、そのまま LMF501T の3番ピン(入力)に0.01μFを経由してつないでいるだけです。私はNHK第1しか聴くつもりがありませんので、この地域ではこれで十分な性能が出ています。

 低電圧パワーアンプIC( HT82V739 )はやはり3V供給が適当ですので、赤のLEDによって1.5V程度の定電圧を得たものを2kΩの抵抗(この抵抗は感度に効きます)で LMF501T に供給しています。

 右写真はブレッド・ボード上に主な部品を配置しているところです。右から、バーアンテナ、ポリバリコン、SWつきボリューム、そして左端がスピーカー・ジャックです。

 スピーカーは古いパソコン用のものを利用するので、接続用のスピーカー・ジャックが必要となります。もちろんボリュームを絞って、ここにイヤフォーンを接続して使うこともできます。

 そして完成したのが冒頭の写真です。当初は適当なケースに入れることも考えたのですが、こうしてブレッドボードの上に組み立てて使っていると、何かまた創作意欲が刺激されるような気がします、、、、

2014年12月7日日曜日

ピンポ~ンが聞こえない (VOXコントロールのパワーアンプ増設)

 左写真は Panasonic テレビドアホンで、もうかれこれ10年近く前に以前からあった呼び鈴の替わりに、セットを購入して日曜大工で設置したものです。
 左が室内にある親機で、右が門についているテレビカメラつきの子機です。

 以降故障もなく現在まで日々便利に使っています。しかしながら来訪者を知らせる「ピンポ~ン♪」は親機から発せられますので離れた場所ではよく聞き取れず、まして少し耳が遠くなってきたこのごろではなおさらです。

 幸いこの機種にはピンポ~ン♪」音を離れた場所で聞くためのモニタースピーカーを増設する端子を持っていますので早速ありあわせの小型スピーカーボックスを取り付けました。(右)

 ところがこのスピーカーのインピーダンスが合っていないのか、効率が悪いのか音が小さく本来の目的を達することなくしばらく時が経ってしまいました。

 最近になって別用途(これも電子工作)で使うための低電圧パワーアンプICを調べていて突如アイデアがひらめきました。

 動作について説明しますと、親機からのピンポ~ン♪」音は左下の入力端子から入ってきます。
 この信号を左側のマイクロチップ( Attiny13A )が24時間眠らずに!チェックしていますので、信号が入ったら3番ピンをHレベルからLレベルにすることでハイサイドスイッチの pMOS_FET をオンにし、右側の低電圧パワーアンプ( HT82V739 )へ3Vの電源を供給します。
 この瞬間にスピーカーから大きな音でピンポ~ン♪」と鳴るのです。述べてきた手順は実際には0.1秒以下で行われますので、ピンポ~ン♪」音のピの頭部分がほんの少し(0.1秒以下)削られますが実際に聞いてみた感じではほとんど判別はできませんでした、大成功です!!! この方法はVOX( voice control )と呼ばれています)

 Attiny13A は3V電源の場合消費電流は1mA以下(実測)ですので24時間稼動でも電池の消耗はほとんど無視できますし、HT82V739 は瞬間的には400mA程度消費するとは言うもののピンポ~ン♪」音を鳴らすときのみで、5秒後には電源OFFになるようにしてありますので電源に単1乾電池(マンガンがベター)2個を使えば1~2年は持続することでしょう。

 右はベークライト基板の端切れに回路を組み込んだところです。左側の Attiny13A はプログラムを更新する際に取り外せるようにソケットに装着されています。とはいってもメモリーは1kバイトしかありませんのであまり自由度はありません。

  左は個々の部品を結線したところで、これからスピーカーボックスの中に押し込むところです。

 ソフトウエアーは Arduino IDE を使いました。もっとも Attiny13A を Arduino IDE で使うには相応の努力が必要ですが、、、、
 私流でかなりいい加減ですが、スケッチを挙げておきます。
int hiside_sw = 4;
void setup() {                
  pinMode( hiside_sw, OUTPUT );     
}
void loop() {
 int sensorValue = 0;
 for ( int i=0; i < 10; i++){ sensorValue = sensorValue + analogRead(A3); delay(5);}  
   if (sensorValue >= 20){ digitalWrite( hiside_sw, LOW );delay(5000);}
   else{ digitalWrite( hiside_sw, HIGH );}
}

 ということで急ぎ取り付け、門に回ってボタンを押してみると、大きな音で ピンポ~ンが聞こえました!!!!

2014年11月23日日曜日

灰色の脳細胞

 先日、友人たちと親しく歓談していたときに「灰色の脳細胞」ってなんだろう?ということに話題が進みました。

 そうです、あのアガサクリスティーの小説に登場する名探偵エルキュール・ポアロがよく使う台詞に出てきます。
 私は彼女の小説こそ読んでいませんが、大のポアロフアンで、ことにドラマ、映画はほとんど見ていますし、中には何回目かのものもあります。

 最初は字幕版でしたが、最近は吹き替えかつディジタルリマスター版できれいな画面をストレスなく観ることができるようになりました。

 「灰色の脳細胞」の話に戻りますが、右図は脳を上から見た断面の一部の略図です。脳の表面に近いところにあるのが灰白質( Grey matter )で神経細胞の集まっている部分です。

 そのさらに中央に近いところにある白質( White matter )は神経細胞から伸びている神経線維の集まりです。
 したがってポアロが「灰色の脳細胞」(原文では little grey cells )といっているのは医学的にも正しいといえますし、日本語訳も妥当でしょう。

 エルキュール・ポアロ( Hercule Poirot )はイギリスのミステリー作家であるアガサクリスティー( Agatha Christie )の小説に登場する架空のベルギー人の名探偵です。
 劇中、ベルギーといってもフランス語圏の出身なので、名前のポアロ( Poirot )をイギリス人が発音できないのもお定まりのシーンですし、あのギリシャ神話にちなんだヘラクレスという名前のフランス語綴りのエルキュール( Hercule )を身長163cmの彼につけたのもやはりジョークなのでしょう。
 
 


 前述したように、私が好んで接するドラマシリーズは「名探偵ポワロ」(原題 Agatha Christie's Poirot )で、1989~2013年にわたって制作された全70巻です。(つい最近、最終回の「カーテン」が放映され、ポアロは永の眠りにつきました。)

 ポアロの年齢は最初に登場したスタイルズ荘の怪事件(1920年)の時点で60歳半ばなので、最後のカーテン(1975年)では120歳???

 ポアロが登場する映像の中でポアロを演じた俳優には、アルバート・フィニーピーター・ユスチノフそしてデビッド・スーシェ3名が挙げられると思います。

 アルバート・フィニーは「オリエント急行殺人事件」(1978 英)のみでしたが、あっと驚くような主役級の著名な出演者をずらりと並べて見せてくれたのには驚いたものです。この映画は私がポアロに初めて出会った映画です。またピーター・ユスチノフは「ナイル殺人事件」「地中海殺人事件」で出色でした。

 そしてドラマシリーズ「名探偵ポワロ」はもちろんあのデビッド・スーシェ( David Suchet )が4267歳の長きにわたって演じています。もちろん日本語吹き替え版の声優である熊倉一雄氏(62~87歳)も決して忘れられない存在です。

 ドラマにおいては原作の小説では出番の少ないジャップ警部やヘイスティングス大尉をほぼレギュラー並みに配し変化をつけていますし、もう一方のドラマ「シャーロックホームズ・シリーズ」とも張り合うような部分もあり楽しめます。

 そしてなりよりも楽しみなのは、映像で表現されるイギリスの時代考証です。私の見る限りではずいぶん細部にまでこだわっており、小は部屋の装飾品に始まり、自動車や列車は云うに及ばず町並み、宮殿にいたるまで何度見ても新しい発見があります、、、、ということでそろそろ灰色の脳細胞も徐々に休み始めています。

オヤスミナサイ、モナミ~