2012年2月18日土曜日

メータ用アンプ (その1)


これは今進行中の、とあるプロジェクト(完成したらUPしたいと思います)に使用するためです。先の「1kHzのウイーンブリッジ発振回路」の出力をメータ表示させるために作成しました。
なるべくコンパクトにするため、かといってプリント基板は起こさず(単に面倒なだけ?)生基板上に立体配線で行く事にしました。

仕様は、AC1kHzの10mVから200mV程度を100uAのメータで表示したいのです。

入力のインピーダンスは出来るだけ高く、かつ400V近い直流電圧からコンデンサで交流を取り出そうというものです。

そうですね、もうお分かりになったと思いますが、真空管のプレート出力を測定したいのです。


回路は手持ち部品と、私の趣味の問題から、J-FET、(2SK30A_GR 入力保護にダイオード使用)で受け、後をオペアンプで20dB(電圧で10倍)ほど増幅してやります。オペアンプはTIのOP07を使いました。
(回路図ではLM358となっていますが、、、)FETのソース側に入っているのは2mAの定電流ダイオードです。


私は生基板上に回路を組むとき、カッターナイフで回路を刻む方法と、両面生基板の3~4mm角のチップを基板上に半田付けしこれを中継ラグとして使う方法を使い分けますが、今回は後者としました。

写真でわかるように、オペアンプは逆さにして、±電源端子(4、7)を基板に立てた0.1uFのパスコン上に固定しておいて、各部品を配線しました。2.5x3.0mmにらくらく収まる大きさになりました。 左下はLM358でOP07と同じ大きさの8Pdipです。

電源電圧±8Vのとき出力約4Vでクリップが始まります。(左写真)


オフセット電圧は入力ショート時0.83mVで今回はこれでも良しとしますが、せっかくオフセットトリマー端子(1、8)がありますので推奨どうり20kΩのボリュームを使って調整してみました。ぐっと値は小さくなって約5uVを示しています、さすが計装用?オペアンプ、、、、、、

次回はこの出力でメータを駆動します。


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