2012年2月27日月曜日

お気に入りレンズと庭の花 (1)


   ライカ マクロエルマリット-R  と  クロッカス


 だんだんと春めいてきたここ2,3日でクロッカスが咲きはじめました。

 学名 Crocus chrysanthus (クロッカス クリサンサゥス)
 花言葉 「青春の喜び」「信頼」
 原産地 地中海沿岸から小アジア

   だそうです。

 まだ寒い早春の庭に鮮やかな黄色が陽にまぶしく映えていました。家人の丹精の賜物です。

 そして陽が陰ると花を閉じて明日に備えます。




 LEICA MACRO-ELMARIT-R 1:2.8/60

 第1回目に今回登場するレンズは初期のライカRのマクロエルマリットです。ライツ(LEITZ)ではありません。

 ポピュラーなニコンのマクロレンズと比較して少し複雑です。

下の図で
     左側が   Nikon Micro-Nikkor 55mm f/3
     右側が   Leica Macro-Elmarit-R 60mm f/2,8  です。

 このレンズは dec.1967  に Heinz Marquardt 氏が設計したとされ、これまでに46500本、造られたそうです。(もちろん改良も含め)

 私のは 1971 に製造された1000本のうちの1本で40年も前のものです。ライカのカメラやレンズはその製造番号によっていつ作られたかがわかります。さすがドイツ魂!!


 焦点距離は60mm、口径比1:2.8、最短撮影距離は27cmで1:2までのマクロ撮影(48mmx72mm)が出来ます。


 左の写真はこのときの様子を示しております。左の左は無限遠を写すとき、左の右は最も近い被写体を写すときでマクロレンズ特有のボディが長く伸びるのがわかります。(もっとも最近のズームレンズも伸びますが、これは短焦点レンズです)

右は前方から見たもので、レンズが奥の方に見えるのもマクロレンズならです。
400グラムありますので小さい割にはズッシリと持ち重りがします。

 等倍(1:1)での撮影には別途専用のアダプターが必要なのですが、私は持っていません。

小さな三脚を使っての撮影です
 今回は R-EOSマウントアダプターを介して(上の写真では装着しています)35mmフイルムと同じCCDを持つEOS50DでAV優先のマニュアル(これしかできない!)で撮影しました。(上の花の3枚)


 このレンズは使い込んでボディは傷だらけですが玉(中に入っているレンズの事)はきれいで、ごく自然な感じの写りを私は気に入っています。


いつも側に置いているお気に入りの一本です。



2 件のコメント:

かりや さんのコメント...

ライカのカメラの話を写真教室の仲間が時々していますが、その時代にカメラに凝ったことがないので全く話に入っていけません。
写真好きでも私の場合はメカには弱いので・・・あれこれ道具を使い分けできず、悠悠櫻さんのブログを感心して読ませて頂いています。
クロッカスは日本の花なら福寿草に近い印象です。まだ他の花がない時期に顔を出して、背が低くて地面すれすれに鮮やかな黄色の花を咲かせますね。クロッカスの写真のボケ具合が綺麗ですね。

悠悠櫻 さんのコメント...

かりやさん いつも書き込んでいただきありがとうございます。
 このところ電子工作の話が多く、写真の話もしなければ、、、と思っていた矢先今回のようなテーマを思いつきました。
 機材はダンボールに入れたままのものが多く、整理もかねて少しずつUPしていきたいと思います。しばらくはマクロレンズと、春に近づくにつれ徐々に咲く花の組み合わせを考えています。
 もっとも最近はディジタルのみですのでボディはどうやってUPしていこうかな、、、