2014年8月1日金曜日

蓼科へ (1) ニッコウキスゲを追って

 今年も7月も終わりの声を聞き、思い立ってッコウキスゲを追って蓼科へでかけてきました。
 例年は7月中旬が見ごろなのですが、今年は北欧旅行などあって遅くなってしまったのです。はたしてッコウキスゲは待っていてくれるでしょうか。

 結論を言えば、最盛期は過ぎたものの何とか間に合ったようです。(左写真)

 いつものように、中央高速の駒ケ岳SAで一休みです。日差しは強いですが、木陰にはいればホッとする涼しさです。



 すでに時期を過ぎたアジサイですが、それでもとりどりの色を楽しませてくれます。


 今回の楽しみの一つに、毎回立ち寄るスウェーデン料理のレストラン「ガムラスタン」での昼食があります。
 この店の名前がスウェーデンの首都ヘルシンキの旧市街地の名前であることを過日ご主人から聞いており、今回の北欧旅行でしっかりと「ガムラスタン」の見聞を得てきたことを報告せねばなりません


 幸いご主人・奥様ともおしゃべりもでき、おいしい北欧料理も堪能できました。
 メインディッシュ、デザートは当然のこととして、わけても前菜のニシンの酢漬け(左)、各種北欧ゆかりの盛り合わせ(右)はこのお店ならではです。

 ふと壁に目をやると、不思議な形をした楽器がかけてあります
 写真だけ取って、由来を聞きそびれたので、後ほど調べてみました。


 これは「ニッケルハルパ」というスウェーデン民族楽器で、一時絶滅の危機にあったとか、、、、ニッケルは「鍵盤」、ハルパは「ハープ(弦楽器)」を意味しています。でも、北欧では見かけませんでした。

ニッケルハルパ(ネットより)
 You Tube で演奏を聴いてみたのですが、少しトーンの高い、金属調の音でなにか懐かしい響きがありました。ネットより演奏している写真を参考までに。

 昼食後、ニッコウキスゲをもとめて大門街道からヴィーナスラインへと急ぎました。
 そして富士見台駐車場北側斜面へ、、、、ここは昨年も訪れた、ニッコウキスゲが生き延びている数少ない場所です。ニッコウキスゲは鹿にとって甘くておいしいご馳走のようで、ここ霧が峰も例外ではなく一時食べつくされそうになったそうです。
 そこで有志の皆さんが電気柵で囲った保護ゾーンを造り、それでも何年か経過してようやく今日の集落が生き返ったそうです。

 右上写真は今回からブログに採用したパノラマ写真です。
 視野の広い景色を何枚もの写真を分割して撮り、それをコンピュータで合成するものです。(拡大してみてください)
 ニッコウキスゲはピークは過ぎており昨年に比較すると寂しい感じはしますが、、なんとかお花畑を見せてくれました。(冒頭写真の花も)中央左は蓼科山、そして右側に八ヶ岳連峰のギザギザした山なみが続きます。
 リンクを貼っておきますので昨年のブログも参照してください(蓼科高原のニッコウキスゲ)。
 
 夏休み中ということでしょうか、子供たちの姿もあちらこちらに、、、、でも最盛期を過ぎたせいか、平日ということなのか、比較的空いていました。

 次いでこれもお定まりのコロボックル小屋をたずねます。ここは私たちの蓼科歩きの原点で、それこそ四十数年前始めてここに来て、宿泊しましたが、星空がこの世のものとは思えないほどきれいでした、今でも想いだします。

 ここも同様に、電気柵で囲われたゾーンのみニッコウキスゲがみられますが、これでは風情もなにもあったものではありません。
 中央に蓼科山と車山のレーダードームが見えますが、かつては車山の斜面一面にニッコウキスゲが咲いていました。今は何も見えません。(パノラマ)


 右写真は西方を見た写真で、中央に鷲ヶ峰、そしてその手前に薄い緑色のハート状に広がって見えるのが「八島ヶ原高層湿原」です。


 ここ何年か訪れていませんので、体調が許せば、明日にでもぜひ行ってみたくなりました。

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