コンタックス S プラナー と シンビジウム属 エバニウム
今日は東北大震災から1年目にあたります。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。奇しくも1年前の今日、ナゴヤドームで開催されていた蘭展で家人が気に入って購入してきたのがこの花です。
遅咲き系のシンピジウムを交配するための原種の一つで、ヒマラヤに近いインド、ミャンマーが原産地のようです。
色は乳白色、花が咲き始める直前によい香りがします。花は一株に2~3輪とされていますが、我が家のはほとんど2輪ずつです。
その佇まいたるや、市中に多く見られるあの花の多い絢爛豪華なシンピジウムに比して、すっきりと清楚で心洗われる思いがします。
蘭に関してはプロなみの隣人から「育成は難しい、、、」といわれ、家人はいろいろ手を尽くしていつくしんできましたが、一年たって報われ大喜びです。
隣人も驚くやら感心するやら、、、、 ちょうど一週間目の日向ぼっこと水遣りの時間に撮影しました。
CONTAX S-PLANAR 1:2.8/60
planarのレンズ構成 |
第1回目をライカに譲ったので今回はコンタックスです。(正確にはヤシカ・コンタックス)S-PLANARというのはSpecial Planarの意味で、後に出たマクロ・プラナーの前身で、これもWest Germany です。プラナーとはレンズ構成で、コンタックスには結構多くあります(そのうち順次紹介します。)
これらはほぼ1:1に近いと思われます。クリックしてみてください。
焦点距離は60mm、口径比1:2.8、最短撮影距離は24cmで1:1までのマクロ撮影(24mmx36mm)が出来ます。
55mmとか60mmのマクロレンズは結構多いですが、1:1までのものはそんなに多くありません。このシリーズも発売時は(1978)このように1:1でしたが、後年日本産になった時は1:2となっています。1:1が必要なときは先回のライカと同じように延長筒(エクステンダー)を用います。
ちなみにこのレンズは600グラムあります。(コンタックスはみな重いです)
ボケ味を出すには、100mmとか、200mmがいいのですが(もちろん大口径の!!)、携行するには60mmくらいが便利なのでしょうし、重さから1:2が主流になってきたのでしょう。ちなみに今主流のディジタル一眼レフのCCDはAPSサイズが多いので、ここでいう60mmは90mm相当になります。
左図の右が最短(無限遠に合焦)、左が最長(1:1の近接に合焦)です。ずいぶん伸び縮みします。
右の右図はレンズのボディに赤く彫りこんであるマクロレンズならではの近接比です。
このレンズは少々重いのが玉に瑕ですが、気合を入れて撮ろうとするときには真っ先にリストアップします、決して裏切られる事はありません。
2 件のコメント:
手入れの難しさは理解できませんが、シンビジュームが見事に咲きましたね。「家人」というのはどなたなのかと想像しましたが・・・奥様・母上・息子さん・お嫁さん・・・?
マクロレンズのお話・・・写真大好きですがメカに弱いかりやにも難解なお話でした。恥ずかしながら、1:1と1:2.8の違いも理解できません。最近40mmマクロを買って来て楽しんでいますが・・・16cmまで接写できます。
このブログの画像認識は老眼も身には分かりにくくて苦労します。
コメントのつもりが苦情ばかりになってしまったようで済みません。
かりやさん
説明が悪くてすみません。口径比1:2.8はレンズの口径を焦点距離で割ったものでレンズの明るさを示します。ややこしくなりますが、口径比の逆数がf値です、これはご存知でしょう、絞り値ですね。絞りを絞ればレンズは暗くなりますからこの数値が小さいほど明るいレンズです。「このレンズは口径比1:2.8」といったときは絞り開放のときの値です。
1:1が人間の眼でそれより明るい0.95というレンズが確かライカとかキヤノンにありました。)
ちかごろのレンズは暗いものが多く、(もちろん高価なものは別、、、)ズームではさらに、、、、
マクロレンズの1:1というのは35mmフイルム(24X36mm)上に撮影対象物を等倍で移しこむ事を指します。1:2であれば48X72mmのものをフイルム上に映す事になり、倍率は半分です。だから等倍と言う語があるのです。
最短接写距離はレンズの焦点距離で決まりますが、マクロレンズでは大きいほうが好まれ(ワーキングディスタンス)100mm、180mmがあります。私も唯一ニコンで出ていた180mマクロズームが欲しく、そのレンズキャップがわりにニコンのボディを買おうかと真面目に悩んだ思った事もあります。
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