2012年3月16日金曜日

お気に入りレンズと庭の花 (3)


ペンタックス マクロ・タクマー と 我が家の櫻



 我が家では櫻が、すでに1週間ほど前から開花しています。もちろん庭ではなく家の中ですが、、、、というのは「寒」の真っ只中に家人が朝の散歩中、櫻の木が選定されている場に出会わせ、お願いしてその一枝をいただいてきたものが開花したのです。



 当初は「本当に咲くのかねぇ、、、」と首をかしげたまま私は忘れていましたが、ある日「咲いたよ!!!」の声に見てびっくりした次第です。



 やはり寒い中、櫻は来るべき春に備えてじっくりとエネルギーを蓄えていたのだと思います。

 切られた枝は暖かい室内とはいえ花瓶の中で見事に開花したのです。ほんとうに生命力の強さに驚かされました。



PENTAX Super-Multi-Coated MACRO-TAKUMAR 50mm F4 (M42)


 今回もマクロレンズです、行きがかり上、しばらくは手持ちのマクロレンズの紹介を続ける事にしましょう。ペンタックスについてはそれ自体、枚挙にいとまがありませんが、日本のカメラ史を語るとき大きな存在です。


 1964年という一眼レフ台頭の時期にこのレンズの初代が登場しましたが、(当時は1:1)その後改良され(Super-Multi-Coated)マクロ倍率も1:2となったのが今回登場のレンズです。(1971年)

 焦点距離:50mm、F値:F4、レンズ構成は3 純粋なテッサー型テッサーの特徴どうり、写りは素直でピントはシャープです。

 また最短撮影距離は20.8cm、重量は265gの軽量でコンパクトな扱いやすいレンズです。


 またこのレンズはマウントがM42で古い時代のスクリューマウントです。
 このマウントは汎用性という意味で、いまだに使用される事もあり、かつては世界的にも各社共通で、古いレンズめぐりをするときにはありがたい存在です。右写真の左は正面でこれもマクロおなじみで前玉が奥に引っ込んでいます。中と右はレンズの無限、最短状態です。


 上写真の右は、1:2以上の接写倍率を得るための接写リングで、左はその3本をすべて装着したものです。接写リング装着時はもちろん無限遠のピントは出ませんし接写時も合焦距離はほとんど一定に近いです。
 3本すべて装着した状態で50円玉を接写してみました。右写真はノートリミングで35mmフィルムの一こまですので、フィルムの横幅(36mm)と50円玉の実直径(21mm)からこの写真はほぼ1.5倍と言う事が出来ます。

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