2012年3月24日土曜日

またまた大須アメ横


たまたま用事のついでに大須アメ横に立ち寄りました。

 たびたび覗くジャンク屋でラジオ部品の乗ったプリント基版を見つけました。 値札にあるように300円也です。(右)

 裏返してじっくりと観察しました。先ず目に付くバーアンテナ(下の写真の上に見られる長いもの)、、、150円。中央にある白い角ばったもの、、、、これはポリバリコン、200円の価値あり。

 これだけでモトが取れており後の部品はオマケということで、、、「これください!!!」まで1分とはかかりません。


 おっと、上の写真の丸いプラスチック部品はダイアルプーリと言ってさらに150円なり。 


 適当に分解してあるように見えますが、部品を傷つけずにうまく整えてあり、無言で、「おじさん、なかなかいいものだね!!!」 「わかるかい、うまく使ってくれよ、、、」なんてやり取りをした感じでお互いに「む、、おぬしできるな、、、」というのがジャンク漁りの醍醐味なんです。 

これは単に部品取りにするにはもったいない、中味を解析したら動作するかもしれない。と、新たな楽しみが、、、、

 早速帰宅して作業開始です。先ずやる事は基板に乗っているICをチェックする事です。
 基板上には HA12413とTA7343の2つが乗っています。ネットで調べた結果、HA12413はAM/FM受信用、TA7343はFM_MPX復調でした。(下左)
クリックで拡大します。(どの写真も)

 とりあえずAMだけでも動作すればいいか、、、ということでICのピンから右写真の右端コネクターに接続すべき電源のプラスマイナス、とオーディオ出力の見当をつけました。

 後は手持ちの電源とオーディオアンプ(写真はこんなときのために用意してあるLM386を使った実験用アンプです。)をつないで、(もちろん電源には電流計を入れてあります。)0Vから徐々に電圧をICの定格を超えない範囲で上げていきます。

 ダイアルプーリを手でゆっくり回していくと、若干のノイズとともにCBCが入感してきました。成功です。

 次いでNHK第1・第2などうまくいきました。FMもうまくいき、いまNHK-FMの今日の特集である「グループサウンズ」を聴きながらブログを書くという至福の時を過しているのです。

 電圧は6V消費電流はAM時約10mA、FM時約20mAでした。バンド切換えスィッチはAM、FMモノーラル、FMステレオとなっていましたがSW(短波)はありませんでした。またダイアルプーリの大きさから適度に立派なラジオの基板だった事が推察されます。
 さてこれを単なる部品で他に応用するか?はたまたこのままラジオとしてケースまで作成するかはうれしい今後の悩みです。

 今回から意識してストリートフォトをアップしていきたいと思います。(下写真)
 なんとも不思議な光景です。近接していた家を壊した後なのでしょう。


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