メータ用アンプというからには1kHzを整流して直流とし、今回用いる100μAのメーターに供給してやる必要があります。いまどきは安価なDVMがありますのでそれを使用したほうがよほど手っ取り早いのですが、今進行中のプロジェクトはメーターにこだわります。
通常は、ダイオードブリッジでメーターを駆動し、かつ微小入力時の直線性を改善するためにフィードバックループにいれた回路を用いますが、今回はどうせオペアンプを使うのですから、絶対値回路を試してみました。
この回路は反転増幅器をベースにした半波整流回路で、負の電圧のみを反転して正出力します。ダイオードは汎用のシリコンタイプでOKでしたし、なによりも部品が少なく好結果が得られて気に入りました。後段は単なるバッファーです。
たださすがに微小入力時には入力の直流バイアスが効いてきますので先回のOP07のオフセットをとることにしました。
完成したメータアンプの写真です。先回に付け加えたのがブルーのポテンショ抵抗の右側です。オペアンプは裏返しにして両面テープで基板に貼り付けてあります。きわめて簡単で全体のサイズも25x40mmと小さく収まりました。
さて実測結果です。1kHz0-200mV間での入力に対しリニアです。クリップは約5.5V(出力)でした。微小入力域も下のグラフのとうりです。
出力をメータにつないで見ました。うーんいいかんじ!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿