2012年3月31日土曜日

私のオシロスコープ(2)


現用オシロ (岩通 SS-5121 シンクロスコープ の修理) 

 10年ほど前に100MHzくらいの帯域を持ったオシロスコープが欲しくなり、中古計測器屋さんから購入しましたが、このところフォーカスのボケが始まり、使いにくくなってきました。何もオーナーに似ずともいいのに、、、、、
交換したトランジスタ

 ネットで調べてみるとこの不具合は、岩通のオシロ共通のようでなかなか修理は難しいようです。ならば、、、とファイトをかきたてて修理に挑戦です。

 集めたネット情報と現症状をたよりに狙いを高圧回路、ブラウン管の輝度・フォーカス調整回路あたりに絞っていろいろトライしてみました。この機種はまだそれほど集積度や、低コスト化が進んでおらず、きれいなプリント基板にシッカリしたディスクリート部品が整然と乗っていて、見ていても気持ちがいいものです。唯一、高電圧だけは要注意です、なにせ2000V以上を使っているはずですから、、、、
中央が2SC2334コネクタ付で楽に交換

上の二つのVRでフォーカスを合わせる
やった事は、高圧発生回路に使ってあるトランジスタ 2SC2334 の交換、フォーカス調整回路のコンデンサ交換、そして調整VRでの再調整です。2SC1012A も交換してみましたが、効果はありませんでした。


上の茶色のキャラメルのような部品交換が効果大でした

 結果、いまのところ順調に動いています。でもまた夏の暑さで(今回の事象も夏以降徐々にひどくなりましたので)ボケが再び起こるかもしれません。
 まあそうなったら次回はディジタルオシロを購入する事にしましょう。噂ではそこそこの性能を持ったメイドインチャイナがずいぶん安く入手可能なようです。



 そういえば、岩通はオシロスコープと言わず、シンクロスコープと称していました。当時巷では、「あの神のようなテクトロニクスを真似たので名前を変えたのでは、、、、」と言う話がまことしやかに、、、、 時は今、同じようにメイドインチャイナが安価かつ高性能ということで席巻しつつあります。

2012年3月26日月曜日

お気に入りレンズと庭の花 (4_1) と 山茱萸


 先回の水仙の番外と言う事で山茱萸(サンシュユ)を取り上げました。今回はお話中心で写真は???

 撮影レンズは(4)と同じ「オリンパス ズイコー オートマクロ 50mmf3.です。
  説明を忘れましたが、ズイコーとはれっきとした日本語で、「瑞光」:めでたい光、宝の箱を開け始めたときに中から、、、、、といったカンジです。
サンシュユ 山茱萸(学名:Cornus officinalis)は、ミズキ目ミズキ科の落葉小高木でハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれるそうです。季語は春。「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれるように美しい金色です。


 サンシュユという名前の由来は漢字「山茱萸」の音訳です。「茱萸」とはグミのことで、秋にはグミのような赤い実を生らせることから別名アキサンゴ(秋珊瑚)とも呼ばれます。
 江戸時代享保年間に原産地の中国及び朝鮮半島から種子が薬用植物として日本に持ち込まれましたが、日本では観賞用として庭木などにも利用されています。


 薬用の意味は、乾燥させた果肉山茱萸(やまぐみ)という生薬として日本薬局方に収録されているそうで、強精薬、止血、解熱作用があるとされています。


 我家の庭木の中では春の到来を真っ先に知らせてくれます。(山茶花や椿は別にして)
 ただ残念な事には、この木は成長が早いので、狭い庭では大きく育てられず、晩秋の剪定時にシッカリと切り詰められてしまって、春を告げる花もまばらですし、秋に実るべき赤い実もあまり目にしません。参考までにネットの写真をお借りしました。(右)

 そういえば昔、宮崎民謡稗搗節(ひえつきぶし)の「庭のさんしゅ~の木に鳴る鈴、、」のさんしゅ「山茱萸」か「山椒」かを議論した事がありましたっけ、、、、、

2012年3月25日日曜日

お気に入りレンズと庭の花 (4)


オリンパス オートマクロ 50mmf3.5 と 水仙


花の写真はディジタルですが、35mmフルサイズです。(クリックで拡大) 
 すこしアップが遅くなってしまいましたが、庭で早い時期に春を告げるのはなんといっても水仙でしょう。
  狭いながらも我が家の庭には家人の丹精もあって何種類かの水仙が相次いで年初から順次開花します。
(クリックで拡大) 
(クリックで拡大) 

 開花の都度撮影しましたが、名前はよくわかりませんので、、、、、、、
(クリックで拡大) 




(クリックで拡大) 














(クリックで拡大) 
 ギリシャ神話で、美少年ナルシッサス(narsissus)が水面に映る自らの姿に陶酔し(ナルシスト)、そのまま水仙になってしまったとあったのはよく知られています。

 学名Narcissus 花言葉は神秘、うぬぼれ我欲、利己主義自己愛、自尊心などいろいろありました。
 たしかに水仙は種類も多く、花のイメージの多様性が感ぜられます。


OLYMPUS OM-SYSTEM Zuiko AUTO-MACRO 50mm F3.5

 最近変なところで知名度を上げたあのオリンパスです。

 写真の世界では、あの 米谷美久 さんのオリンパスペンOM-(またアップしましょう)で有名です。


 一眼レフであるOMシリーズ(1973発売)のレンズは小型軽量でシャープかつビビットな写りをすることで大変人気がありました。

 オリンパスは医療関係の光学器械に強いせいか?ラインナップに多くのマクロレンズがありますが、50mmマクロにはもう1本F2と言う明るい名レンズがあります。
 これは次回以降に回し、今回はF3.5のほうを紹介します。
 上左の写真は例によって左が無限遠に、右が最短の114mmで1:2に合焦したときの様子です。上右の写真は正面像とこのレンズをEOSで使うためのマウントアダプターです。このシリーズではまだキヤノンのマクロレンズが登場していませんが、これまでのレンズはすべて個々のマウントアダプターを使い35ミリフルサイズのディジタル1眼レフで撮影しています。


 レンズ構成は45枚とシンプルオーソドックスなクセノター・タイプ(左写真)で前に述べたようにシャープかつビビットな写りをしますし、重量はたったの200gですので、まさに「お散歩カメラ」としてベストだと思います。ただしAPSサイズの1眼レフでは75mm相当になりますので風景撮影が少しきついかも、、、

右写真は庭で花々を撮影するときのセットアップです。レンズはマウントアダプターを介して装着し、ミニ三脚に乗せ、アングルファインダーをつけてあります。


 撮影モードはAv(絞り優先)でレンズの絞りは開放とし、もちろんマニュアルで焦点をあわせ、ついで被写界深度を考えて絞りを絞り、カシャッ、、、となるわけで、また必要に応じレリーズをつけます。

 さすがオリンパスレンズの絞り環はレンズ先端にありますが、あのコンタックスのカールツァイスレンズではなんとレンズの根元にあるんです、信じられない!!!!!

2012年3月24日土曜日

またまた大須アメ横


たまたま用事のついでに大須アメ横に立ち寄りました。

 たびたび覗くジャンク屋でラジオ部品の乗ったプリント基版を見つけました。 値札にあるように300円也です。(右)

 裏返してじっくりと観察しました。先ず目に付くバーアンテナ(下の写真の上に見られる長いもの)、、、150円。中央にある白い角ばったもの、、、、これはポリバリコン、200円の価値あり。

 これだけでモトが取れており後の部品はオマケということで、、、「これください!!!」まで1分とはかかりません。


 おっと、上の写真の丸いプラスチック部品はダイアルプーリと言ってさらに150円なり。 


 適当に分解してあるように見えますが、部品を傷つけずにうまく整えてあり、無言で、「おじさん、なかなかいいものだね!!!」 「わかるかい、うまく使ってくれよ、、、」なんてやり取りをした感じでお互いに「む、、おぬしできるな、、、」というのがジャンク漁りの醍醐味なんです。 

これは単に部品取りにするにはもったいない、中味を解析したら動作するかもしれない。と、新たな楽しみが、、、、

 早速帰宅して作業開始です。先ずやる事は基板に乗っているICをチェックする事です。
 基板上には HA12413とTA7343の2つが乗っています。ネットで調べた結果、HA12413はAM/FM受信用、TA7343はFM_MPX復調でした。(下左)
クリックで拡大します。(どの写真も)

 とりあえずAMだけでも動作すればいいか、、、ということでICのピンから右写真の右端コネクターに接続すべき電源のプラスマイナス、とオーディオ出力の見当をつけました。

 後は手持ちの電源とオーディオアンプ(写真はこんなときのために用意してあるLM386を使った実験用アンプです。)をつないで、(もちろん電源には電流計を入れてあります。)0Vから徐々に電圧をICの定格を超えない範囲で上げていきます。

 ダイアルプーリを手でゆっくり回していくと、若干のノイズとともにCBCが入感してきました。成功です。

 次いでNHK第1・第2などうまくいきました。FMもうまくいき、いまNHK-FMの今日の特集である「グループサウンズ」を聴きながらブログを書くという至福の時を過しているのです。

 電圧は6V消費電流はAM時約10mA、FM時約20mAでした。バンド切換えスィッチはAM、FMモノーラル、FMステレオとなっていましたがSW(短波)はありませんでした。またダイアルプーリの大きさから適度に立派なラジオの基板だった事が推察されます。
 さてこれを単なる部品で他に応用するか?はたまたこのままラジオとしてケースまで作成するかはうれしい今後の悩みです。

 今回から意識してストリートフォトをアップしていきたいと思います。(下写真)
 なんとも不思議な光景です。近接していた家を壊した後なのでしょう。


2012年3月21日水曜日

左手のピアニスト舘野 泉さんのコンサート





  舘野 泉さんのコンサートに出かけてきました。
TVなどでは演奏を聴いたことはありましたが、コンサートは今回が初めてです。

 プロファイルによれば、お歳は我々より6歳上の75歳です。
 10年前突然に脳出血により右半身不随となられ、その後数年をして新たに左手のピアニストとして再デビユーされたのはまだ耳新しいのですが、本当にいい機会に恵まれ早速に出かけました。

 今回は息子であるヤンネ舘野さん平原あゆみさんの三人でこられました。
 平原あゆみさんは舘野 泉さんの唯一のお弟子さんだそうで舘野 泉さんの共演者として全国行脚中とか、、、



プログラムは

J.S.バッハ(ブラームス編曲):シャコンヌ ニ短調BWVIOO4よリ
平野一郎:精霊の海~小泉八雲の夢に拠る~  
      共演ヤンネ舘野
エスカンデ
  「音の描写」(舘野泉と平原あゆみに捧ぐ)三手連弾 
谷川賢作スケッチ・オブ・ジャズ2
          共演ヤンネ舘野
吉松隆タピオラ幻景(舘野泉に捧ぐ)
  なお、アンコール曲は スクリャービン/ノクターン と カッチーニ/アヴェ・マリア
でした。

 ピアノのシャコンヌはあまり聞いた事がなかったのですがすばらしいの一語につきましたし、息子さんとの共演では曲にも増して親子の一体感が感じられました。
 三手連弾は普通の連弾と違和感はなかったですし、息子さんとのジャズはおしゃれな感じがよく出ていました。
 最後のタピオラ幻景では舘野 泉さんの真骨頂にたっぷりと浸ることが出来ました。

 巷は、あまりにも左手にこだわりすぎで、このことは舘野 泉さんの表現する音楽に対し、いささか失礼だと思いました。音楽は演奏者そのものでありおそらく両手時代でも演奏のすばらしさは変わらなかったものと思います。

 バイオリンにしても弦は4本しかないのですから、、、、、

2012年3月16日金曜日

お気に入りレンズと庭の花 (3)


ペンタックス マクロ・タクマー と 我が家の櫻



 我が家では櫻が、すでに1週間ほど前から開花しています。もちろん庭ではなく家の中ですが、、、、というのは「寒」の真っ只中に家人が朝の散歩中、櫻の木が選定されている場に出会わせ、お願いしてその一枝をいただいてきたものが開花したのです。



 当初は「本当に咲くのかねぇ、、、」と首をかしげたまま私は忘れていましたが、ある日「咲いたよ!!!」の声に見てびっくりした次第です。



 やはり寒い中、櫻は来るべき春に備えてじっくりとエネルギーを蓄えていたのだと思います。

 切られた枝は暖かい室内とはいえ花瓶の中で見事に開花したのです。ほんとうに生命力の強さに驚かされました。



PENTAX Super-Multi-Coated MACRO-TAKUMAR 50mm F4 (M42)


 今回もマクロレンズです、行きがかり上、しばらくは手持ちのマクロレンズの紹介を続ける事にしましょう。ペンタックスについてはそれ自体、枚挙にいとまがありませんが、日本のカメラ史を語るとき大きな存在です。


 1964年という一眼レフ台頭の時期にこのレンズの初代が登場しましたが、(当時は1:1)その後改良され(Super-Multi-Coated)マクロ倍率も1:2となったのが今回登場のレンズです。(1971年)

 焦点距離:50mm、F値:F4、レンズ構成は3 純粋なテッサー型テッサーの特徴どうり、写りは素直でピントはシャープです。

 また最短撮影距離は20.8cm、重量は265gの軽量でコンパクトな扱いやすいレンズです。


 またこのレンズはマウントがM42で古い時代のスクリューマウントです。
 このマウントは汎用性という意味で、いまだに使用される事もあり、かつては世界的にも各社共通で、古いレンズめぐりをするときにはありがたい存在です。右写真の左は正面でこれもマクロおなじみで前玉が奥に引っ込んでいます。中と右はレンズの無限、最短状態です。


 上写真の右は、1:2以上の接写倍率を得るための接写リングで、左はその3本をすべて装着したものです。接写リング装着時はもちろん無限遠のピントは出ませんし接写時も合焦距離はほとんど一定に近いです。
 3本すべて装着した状態で50円玉を接写してみました。右写真はノートリミングで35mmフィルムの一こまですので、フィルムの横幅(36mm)と50円玉の実直径(21mm)からこの写真はほぼ1.5倍と言う事が出来ます。

2012年3月11日日曜日

お気に入りレンズと庭の花 (2)


コンタックス S プラナー と シンビジウム属 エバニウム
今日は東北大震災から1年目にあたります。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
奇しくも1年前の今日、ナゴヤドームで開催されていた蘭展で家人が気に入って購入してきたのがこの花です。

 遅咲き系のシンピジウムを交配するための原種の一つで、ヒマラヤに近いインド、ミャンマーが原産地のようです。


 色は乳白色、花が咲き始める直前によい香りがします。花は一株に2~3輪とされていますが、我が家のはほとんど2輪ずつです。


 その佇まいたるや、市中に多く見られるあの花の多い絢爛豪華なシンピジウムに比して、すっきりと清楚で心洗われる思いがします。


 蘭に関してはプロなみの隣人から「育成は難しい、、、」といわれ、家人はいろいろ手を尽くしていつくしんできましたが、一年たって報われ大喜びです。






 隣人も驚くやら感心するやら、、、、 ちょうど一週間目の日向ぼっこと水遣りの時間に撮影しました。





CONTAX S-PLANAR 1:2.8/60


planarのレンズ構成

 第1回目をライカに譲ったので今回はコンタックスです。(正確にはヤシカ・コンタックス)S-PLANARというのはSpecial Planarの意味で、後に出たマクロ・プラナーの前身で、これもWest Germany です。プラナーとはレンズ構成で、コンタックスには結構多くあります(そのうち順次紹介します。)



 これらはほぼ11に近いと思われます。クリックしてみてください。 









 焦点距離は60mm、口径比12.8、最短撮影距離は24cmで11までのマクロ撮影(24mmx36mm)が出来ます。




55mmとか60mmのマクロレンズは結構多いですが、1:1までのものはそんなに多くありません。このシリーズも発売時は(1978)このように11でしたが、後年日本産になった時は12となっています。11が必要なときは先回のライカと同じように延長筒(エクステンダー)を用います。

 ちなみにこのレンズは600グラムあります。(コンタックスはみな重いです)

 ボケ味を出すには、100mmとか、200mmがいいのですが(もちろん大口径の!!)、携行するには60mmくらいが便利なのでしょうし、重さから12が主流になってきたのでしょう。ちなみに今主流のディジタル一眼レフのCCDはAPSサイズが多いので、ここでいう60mmは90mm相当になります。




 左図の右が最短(無限遠に合焦)、左が最長(1:1の近接に合焦)です。ずいぶん伸び縮みします。

 右の右図はレンズのボディに赤く彫りこんであるマクロレンズならではの近接比です。 
 右の左図は正面から見た様子です。マクロレンズ共通の奥に引っ込んだ前玉が見えます。


このレンズは少々重いのが玉に瑕ですが、気合を入れて撮ろうとするときには真っ先にリストアップします、決して裏切られる事はありません。

2012年3月10日土曜日

パイプオルガン コンサート


 近くのコンサートホールに出かけました。
 お昼時に約1時間、備え付けのパイプオルガンを使用して手軽に楽しい時間を過してもらおうといった、ちょっとしゃれたコンサートで、年間を通して企画されています。

 誰でもが楽しめるよう廉価でというのがうれしく、遠くの方にも人気です。何よりも驚いたのが「学生100円」です!(もちろん大学生も、ただし高齢者割引きはありません)

天井のシャンデリアです








この写真は広報資料からです

 ここのオルガンを製作したのは、アメリカ・オレゴン州ユージーンに工房をもつ「幻のオルガンビルダー」と言われる、ジョン・ブランボー社だそうで、パイプ数3922本、ストップ数62を有し、4段の手鍵盤と1段の足鍵盤を有しおり、北ドイツのバロック様式を基本にされているそうです



 今回は、吉田恵/オルガン、木島千夏/ソプラノ、中巻寛子/アルトのかたがたがともに、また個々に以下の演奏を聞かせていただきました。

 このなかでJ.S.バッ(1685-1750)が新進気鋭と言う位置づけで少し古い時代の曲が多かったのも楽しめました。

T.メーラ(1594/5-1665)
  リディア、お前が私を誘っても (デュェット)
G.フレスコバルディ(1583-1643)
  "音楽の花束"より〈カンツォン〉(オルガン)
  そよ風吹けば         (メゾ・ソプラノ)
  パッサカリアによるアリア   (ソプラノ)
F.ガスパリー二(1668-1727)
  怒りと愛が          (デュェヅト)
  いとしい絆よ         (メゾ・ソプラノ)
B.パスクイー二(1637-1710)
  第7旋法によるトッカータ    (オルガン)
G.B.ペルゴレージ(1710-1736)
  "スターバト・マーテル"より〈聖母よ〉(デュェツト)
J.S.バッ(1685-1750)
  ソナタ ホ短調        (オルガン)
  "教会カンタータ第88番"より
   〈神みずから召したもうなれば〉(デュェツト)
  トッカータとフーガニ短調BWV538 (オガン)

 帰りがけにホワイエにパイプオルガンのフルー管の模型が置いてあるのを見つけました。手で「ふいご」を押して音を出していましたが、柔らかなやさしい音でした。

2012年3月6日火曜日

電子辞書ex-word data plus2 修理


 古いカシオの電子辞書を修理しました。症状は特定のキーを押しても反応しない、、、、と言うものです。
ほかは機能しているようなので、原因が解明・修理できそうです。

  特定のキーとはQAZ、IJNそして確定きーです(白丸で示した)。ランダムならばキーパッドの劣化でしょうが、この場合、配線またはコネクターの不具合でしょう。





 早速分解です。小さなネジがたくさんありますので、右のような道具を用意しました。
 左は取り外したネジです。いろいろなサイズが多数あります。

 はずすときはデジカメで記録しておくと劣化してきた記憶の助けになります。でも1回目に組み立てなおしたときにネジがひとつ余ってあせりました。
 ネジをはずしただけでは分解できません。上側のケースと下側のケースがそれこそ絶妙なわざでうまくカミアワセてあります。これを何箇所か(今回も数箇所くらい)小さなマイナスドライバーで探りながらはずしたとき、気持ちよくパカッとはずれますが、失敗するとバリッ、、、、、あ!やっちゃった、、、、、となります。

キーパッドとキーベースの写真です。

念のため消毒用アルコールを使って表面をきれいにしておきました。あやしいのはメイン基板の右側にあるキーボードとのコネクターでこれをはずしてキーと同様に清掃しました。何故か接触部分がカーボンコートになっていました。なぜ金メッキかロジウムメッキにしないのでしょう???














右はディスプレイ用液晶パネルとのコネクターです。ここは辞書本体を開閉するヒンジとなっているので複雑な構成となっており故障しやすい場所です。表示がおかしいときはここをチェックしてみるとよいでしょう。 




再度組み立てなおして完了です。無事作動するようになりましたが、あのコネクターではまた故障するかも、、、、、、