2020年12月31日木曜日

今年も一年が終わります

 

 今年も一年が終わろうとしています。でも今年は例年とは異なり、私たちがこれまでに経験したことがない新型コロナ禍に振り回された年になりました。

  私たちも生き物である以上、地球環境の変化もふくめ、今後どのようなことに遭遇するかもしれません。

 日々しっかりとした意識をもって、来るべき年を迎えたいと思っています。

  最初から結びの言葉のようになってしまいましたが、、、、

 例によって、正月のお飾りを作りました。

 以下の写真に今回製作したお飾りの材料を並べてみました。

 左上から時計回りに、笹の葉、松の小枝、しめ縄、ダイダイ、裏白、稲穂、梅の小枝そしてセンリョウとマンリョウです。

 しめ縄は百均で、裏白は農協で、ダイダイと梅の小枝は我が家の庭で、稲穂は持ち合わせ、笹の葉、松の小枝、センリョウとマンリョウは朝の散歩道である山裾からそれぞれ調達です。

 百均のしめ縄は、100円のものは何も飾りのついていないものになってしまいましたが、私にはむしろ好都合で、少し輪の大きさを縮めてリースのベースとして使いました。

 結果冒頭の写真のようになりましたが、少し大げさのような気もします、ま、いいか、、、、

 お鏡も今年はずいぶん小さくなりました、が、こちらはその分は伸し餅に回りましたので問題なしです。
 お鏡が大きいと、カビやすいですし、あとから開くのも大変なのです。








  山から採ってきたセンリョウとマンリョウのうちお飾りに使ったのはマンリョウのみで、センリョウは家人が庭のスイセンを合わせ花瓶に生けてくれました。 スイセンの馥郁とした香りがあたりに満ちて心安らぎます。









 センリョウもマンリョウも2~3年前までは庭のあちこちに咲いていたのですが、何故かこの頃ではほとんど見かけなくなってしまいました。

 ちなみにセンリョウは赤い実が葉の上、マンリョウは葉の下にあります。

 庭のスイセンはこの寒空にもめげず、盛んに花を咲かせています、私たちも負けずに頑張りたいと思います。

 皆様にもお元気で、、、
 来る年が幸い多き年でありますように、また、相変わりませずよろしくお願いいたします。

2020年12月21日月曜日

周波数カウンター HP-53181A ジャンク蘇生す!

 ヒューレットパッカード社製の周波数カウンターHP-53181A のジャンクを入手しました。

 手元にアンリツの MF1603A (~3GHz 11桁)はあるのですが、やはりヒューレットパッカード社のカウンターは垂涎の的でした。

 最近になってリース落ちなのでしょうかHP-53131A HP-53132A HP-53181A などが大量に出回るようになりました。でも結構高額で取引されており、指をくわえてみていましたが、ある日電源が入らないという HP-53181A のジャンクがありましたのでリスク覚悟で入手しました、もちろんきわめて安価にです。

 今回入手した、HP-53181A はこのシリーズの中で最もベーシックなもので、10/sの分解能と225MHzの帯域幅を持ち 10MHz の内部標準クロックも5×10-6 とプアーなものですが、われわれアマチュアが使うには十分すぎるくらいでしょう。

 ACコードを接続し、パワースイッチを押しても反応は全くありません。このことは承知のうえで、スイッチを含め、電源ラインがおかしいのだろう、、、、くらいに考えていましたので、さっそく分解にかかりました。

 分解には通常のドライバーではなく、右写真にみられるトルクス・ドライバーを使います。(たまたま手持ちがあってよかった)













 上の写真は、カバーを外し、電源ボードも外した状態です。

 中にはメインボード一枚だけで、あっけないくらいシンプルです。左下の標準クロックは、これも驚く様な簡易版です、10/sの分解能を発揮させるには、クロックに高精度オプションを搭載するか、高級な外部クロックを使えということなのでしょう。

 右写真がメインボードの標準クロックの上側に載っていた電源部です。
 DELTA DPS-43DP-2 とありましたが、どこにでもありそうな、スイッチングレギュレータで、出力は +5V +12V -12V +-9V です。

 AC100Vを供給しても出力はありません、、、これが原因でした。
 でも、故障は電源だけだろうか?不安がよぎります。
 そこで、手持ちの直流電源をメインボードに直接供給してチェックしてみました。
 おー、無事にセルフテストをパスして下の写真のように稼働を始めました、一安心です。

 ついでに各電圧の消費電流も測定してみました。

 V:1A以下 +12V:0.1A以下 -12V:0.2A以下 +-V:不使用 のようでした。(これは私の主観ですので、参考にしないでください)

 オリジナルの電源が大きなのは、多くのオプションを念頭に入れているからでしょうが、今回の HP-53181A はメインボード一枚のノーオプションですからこんなに消費電流が小さいのでしょう。

 この時点で今までの結果をまとめます。
電源ユニットが壊れている。 ebay で互換品を探しましたが、私の本体入手価格の2倍(論外)なので代替品を探す。
40mm角の冷却ファン動かず。 古いパソコンマザーボードからの取り外し品使用。
・これらの機種はパワースイッチがない!! 電源プラグを差し込むと電流が流れっぱなし、ただしスタンバイ電流。パワースイッチをリア・パネルに増設。
蛍光表示管の輝度が極めて低く、明るいところでは見にくい。 推測ですが、この個体は24時間電源を入れっぱなしで使われていたのか、またそのせいで電源も劣化したのか??
・内部は比較的きれいなようだが、よく見ると何らかの溶剤で洗ったような跡がある。前面左上のHewlett-Packard 53181A の文字が溶剤で拭き消えている

 右写真は手持ちのCOSEL製スイッチング電源(5V2A(peak 3A)、+12V0.3A(peak 0.6A)、-12V0.2A(peak 0.3A))を取り付けているところですが、オリジナルに比べて随分小さいです。
 また冷却ファンも検討中の様子ですし、パワースイッチも結線済みです。

 左写真はリア・パネルの左側にある、予備のコネクタ取付穴に電源スイッチ(トグル・スイッチ)を取り付けた様子ですが、たまたま穴の大きさがぴったりで、最初からあったような顔をしています。




 下側に3個あるBNCコネクタの中央が、外部標準クロックの入力端子です。
 このカウンタには RS232C の出力がありますので、出力をパソコンに送ってやれば蛍光表示管の読みにくさは解消できるはずです。

 ついでに外部標準クロックとして以前製作してこのブログにアップした「我が家の周波数標準の製作( LCDモニターつきGPS 同期 10MHz 発振器)」の装置(上写真)からの10MHz を使ってみました。
 http://yuuyuusyumi.blogspot.com/2013/09/lcdgps-10mhz.html

 左が、シグナル・ジェネレータの 10MHz 信号の測定値をパソコンのターミナル・ソフトである、 Teraterm へ出力したもので、上半分が GPS からの 10MHz標準、下半分が内部 10MHz標準によるものです。

 前出のリアパネル写真にある、中央のBNCコネクタに外部から信号を入れてやれば、あとは自動的に判別してくれるようです。

 また、メニューで表示桁数も設定でき、左写真では最大の12桁表示にしてあります。ただしゲート時間が少し多めにかかりますが、パソコン表示にはちょうどいいくらいです。
 蛍光表示管の輝度が極めて低いという問題については、ヒータ電圧や供給電圧を再調整することも考えられますが、どのみち寿命が来ていると思われますのでこのままにしておいて、必要に応じパソコン表示を使えば実用上問題ない(私には)ものと思われます。

 はからずも超低価格で手に入れた HP-53181A ですが、多くの機能を理解し、おおいに楽しみたいと思います。

2020年11月24日火曜日

ふる~いミシンが乾電池で蘇りました

 ふる~いミシンが蘇りました、左写真にあるのがそれです。私たちも金婚式を既に過ぎていますので、このミシンも50歳以上、、、、ということでしょうか。

 その間、いろいろな出来事がありましたが共に過ごしてきました、まさに家族のようなものです。

 このミシンが、突然動かなくなったというのです。新型コロナ対策で、家人がマスクを作る機会が増えていますが、その最中におかしくなったというのです。

 一見したところ、駆動用のモータの動力を本体に伝えるVベルトが経年劣化でボロボロになっていましたので、急ぎネット通販で取り寄せました。

 写真で見られるように、黒色のベルトが古いもので、半透明のものが新しいものです。
 さっそく架け替えてみましたが、モータの動きがぎこちなく、うまく動いてくれません。この時点で、モータの故障、おそらくはブラシがおかしいのだろうと見当をつけ、分解してみました。





 左写真がモータを分解したものです。それこそ50年分のホコリがいっぱいに詰まっていました。











 上写真はロータを刷毛を使って掃除しているところです。電極が少し摩滅していますが特に問題はないようです。

 ところがブラシを見て、というか、はじめはなかなか見つからず、ようやくにして見つけたのが左写真中央にある黒い物体です。

 モータ・ブラシはカーボンでできていて、基本的には消耗品で、すり減ったら交換しなければなりません。
 でも交換した記憶がありませんので、50年前のまま、、、ということでしょうか



 とにかくなくなったものは交換?いや補充せねば、、、、でも手元にカーボン・ブラシなどあるはずはありません。
 と、ここでひらめきました、乾電池の正極が確かカーボンだったはずです。
 右写真は古くなった単四マンガン乾電池を分解して、正極に使ってあるカーボン・ロッドを取り出したところです、太さもほぼ同じです。多少硬さに不安が残りますが、摩滅したらまた交換すればいいのです、大成功!!

 電源コードのゴム製保護ブッシュも劣化していましたので、手持ちのものに交換しておきました。(左写真)







 ということで無事モータが組みあがりました。
 こうしてみると50年前のモータもなかなかのものです、当時の日本はひたすらに追いつけ追い越せの時代でしたので、モノつくりは少しでも良いものを、、、の一念であったのを思い出しました。
 この素晴らしい品質が、使い捨て・利益優先の力に少しずつ押されていったのです。



 ここで珍しいものを見つけました。
 左写真のモータ・コントローラです。この部品は、ミシンを駆動しているモータのスピードを調節するもので、右膝でレバーを右に押すと、左写真中の銅製スライダが赤い矢印のように、次々と接点上を動いてモータと直列に入る抵抗を加減するようになっています。


 そしてこの抵抗がニクロム線らしく、あまりにも正直な造りに感じ入ってしまいました。今なら電子化、、、でしょうか

 ということで、無事、ふる~いミシンが乾電池で蘇りました。
 駆動ベルトも交換して、再び元気に動き出しました。(右写真)

 ついでに機械部分も見てみましたが、特に問題もなく、私たちと同じかそれ以上の寿命を全うしそうです。

 おかげで家人手作りの私用マスクがまた一つ増えました、なんとかこの時期を無事に乗り切りたいものです。

2020年11月17日火曜日

ヒースキット シグナル ジェネレータ (Heathkit SG-6 ) のリペア

 


 ヒースキット (Heathkit) は米国、ミシガン州にあったヒース株式会社(Heath Company)が販売していた製品のブランド名で、主に電子キットを1947年から1992年まで製造していました。

 会社創設者のエドワード・ベイヤード・ヒースは1906年に小型飛行機を製造し、のちにこれをキット化したとあります。

 製品には電子テスト装置、ハイファイオーディオ、テレビ受信機、アマチュア無線機、初期の自動車用の電子点火装置やバイク、さらにはコンピュータなどを、基本的には購入者が組み立てるキットとして販売していました。

 左写真は、ヒースキットのカタログですが、背景にあるキットを組み立てている人物は、まさに私自身をイメージさせます。

 1970~1980年代は、我々エレクトロニクス愛好家にとって素晴らしい時代でした。ヒースキットはそんな中、市販の同等よりも新しく、高品質で、廉価なキットを提供したのです。とは言っても当時の私には高嶺の花ではありました。



                                 最近ヒースキット初期のシグナル・ジェネレータ(Heathkit SG-6)を入手しました。(右写真)

 15x23x12cmの可愛い筐体で、160kHz~50MHzの間の任意な周波数を出力でき、ラジオの調整などに使われるものです。

 ちなみにこのモデルは、初代G-11948 Janに発売され、その6代目にあたり、1950 Sep. ~1952 Augの間販売されました。価格は$19.50でした。

 今回の個体は、製造されて70年近く経っているにもかかわらず、まずまずですが、何カ所か改造されていますので、この際オリジナルに近い形にリペアしてみました。

 ヒースキットの長所としては左写真に示すように、組み立てマニュアルが丁寧にできており、中でもそのイラストは芸術作品の域にあると思います。

 右写真はSG‐6をビス1本に至るまでばらばらに分解した様子です。

 左上に見える、赤丸で示したトランスはオリジナルにはなく、改造・追加されていたものです。

 これは、SG‐6が米国仕様で、電源電圧115Vを想定しているため、使用真空管6C4のヒータにかかる電圧を適正にしようとして、新たに入力100V:出力12Vのトランスで、6C4のヒータを2個直列で点火するように改造したものと思われます。

 試しに、左写真のようにオリジナルのトランスを使用した接続で、6C42本とパイロットランプを点灯させたときの電圧を調べました。5.55Vあれば定格内ですので、良しとしました。それでも心配な時にはパイロットランプをLEDに変更するとしましょう。



 お定まりのコンデンサは良否をチェックし、交換しました。この時代の機器で特に要注意なのはソリッド抵抗です。
 右写真は組み立てマニュアル上に並べたソリッド抵抗で、値が2~30%変化していました。(これまでの経験では、ヒューレッド・パッカード社のものは変化が少ないように思います。)


 左写真のウエハーソケットは発振側のみ新品のモールドタイプに交換です。





















 マニュアルから回路図を転載しました。詳しくはネットでマニュアルが無料でダウンロードできます。
 回路そのものは極めてシンプルなもので、右側の真空管6C4で主発振を、左側の真空管6C4で変調用400Hzの発振をさせています。

 図中の高圧整流回路にはセレン整流器が使われていますが、これはすでに現代のSi整流器に置き換えてありました。このため抵抗 K10(2.7kΩ)と G12(5.6kΩ)を調整して、真空管のプレート電圧を定格の60~80Vに押さえます。

 左写真が、このキットの要の一つである、コイルパックと切り替えスイッチです。このスイッチを使って
バンド A:160~500kHz
バンド B:500~1500kHz
バンド C:1700~5500kHz
バンド D:5.5~18MHz
バンド E:20~50MHz
          と切り替えます。

 右写真は、裏側にあるバリコンの写真で、造りもよく、主軸にはボール減速メカが組み込んであり、周波数を合わせやすくしてあります。
 これらはとても70年も経たものだとは思われないほど、美しくしっかりしています。





 ひと通りくみ上げてケースに収めます。

 ここまで来るには、組み立てマニュアルが大変役に立ちました。これらのアンティーク機器は詳細なマニュアルが入手し易いのもメリットの一つです。

 以下に復元が完成したSG‐6の測定結果について挙げておきます。

 結果として、取り敢えず全バンドとも発振しました。詳細にはバンド Aバンド Eの波形が少し怪しくなっています。

 しかしながら70年前の、主にアマチュアを対象としたシグナルジェネレータの実力としてはこの程度で十分だったものと思われます。

 それよりももっと驚かされたのは、70年後の今、組み立て終わったSG‐6の周波数が、すべてのバンドにおいてあらかじめパネルに印刷してあった目盛と無調整でほぼ一致した点でした。これぞヒースキットの面目躍如と言ったところでしょうか。
 左写真は完成したSG‐6です。
 どのような製作も一通り完成して、電源を投入し、その結果が成功であった時の緊張と興奮は喜寿を過ぎた今でも少年時代のそれと変わることはありません。

 このSG‐6は心臓部がLCユニットで今でも健全なので、より現代風に改良することは容易ですが、多少の精度の甘さは70年前を偲ぶ、、、、という大義名分で、このままにしておきましょう、若き頃の思い出とともに、、、、

2020年10月10日土曜日

ささやか GO TO トラベル

 

 親しい友人の退院祝いということで、一泊で下呂に旅行しました。

 温泉であることと、過日の水害の復興を微力ながら後押しを、、、、ということで訪れました。

 左写真は下呂の観光案内からの引用ですが、眼下に見える飛騨川(左手が上流)の右岸にある高台から撮影されたもののようです。下呂温泉は、さほど広くはなく、この飛騨川と正面奥からの小さな阿多野川の合流点にあり、この地に集中しています。

 この下呂温泉は日本3大名泉の一つとされるそうですが、有馬、草津の次は諸説あるようです。

 ホテルのチェックインには多少時間がありましたので、縄文公園にある(左図)、下呂ふるさと歴史記念館に立ち寄ってきました。

 




 この公園には峰一合(みねいちご)遺跡という約5800年前の縄文遺跡がありました。右上写真の中央は約1800年前のもので、約5800年前のものは左端に小さく映っています。

 公園内のあちこちには彼岸花がぽつりぽつりと咲いていました。

こんな小さなカキもなっていました。


 下呂ふるさと歴史記念館の中には多くの資料が展示してありました。

右は出土した、土器ですがその形や文様が極めて洗練されているのに驚かされました。







 左上写真は、石器類ですが、このあたりに産出する下呂石を加工して作られています。下呂石は通称名で、湯ヶ峰流紋岩の中でもガラス質の多いものをいいます。
 黒曜石ほどにはガラス化はしていないようですが、うまく打ち割ったものには鋭い刃が出来ていました。

 写真中の左上は、お土産にいただいてきた下呂石で鋭い刃が見られます。

 頃合いの時間になりましたので、ホテルに向かいました。
 ホテルは飛騨川の右岸にあり、川を見下ろせる部屋が用意されていました。

 今回は、はからずも「GO TO トラベル」の時期に合致し、その恩恵を受けることになりました。
 何もわからないままに、予め連絡があったように、身分証明書(免許証)を持参し、ホテルのフロントで言われるまま書類に2,3記入して完了でした。
 

 恩恵としては、ホテル宿泊料の35%引きでしたが、9月以降の地域クーポン15%付加も加わって(合計の上限2万円?)、我々のささやかな料金は、実質ほぼ半額となりました。

 さらにこの時期とて、夕食時のワンドリンクと帰りがけのお土産に朴歯味噌までいただいて大満足、、、、料理もおいしくいただき、友人とも久しぶりに旧交を温めることが出来ました。

 翌朝、下呂合掌村近くにある、いでゆ朝市に出かけました。
 近郊の農家がそれぞれに持ち寄るのではなく、既存の立派な出店が出来ており、農産物の販売はむしろ少なく、お土産屋集団のような体でした。

 でも帰路にはいくつかの道の駅に立ちよりお土産で車のトランクをいっぱいにしました。

 この2日間は、晴天とはいきませんでしたが大した雨にも降られず、温泉も快適な一泊旅行でした。