2012年10月24日水曜日

長い間ご苦労様でした


 長い間可愛がってきた家人の車(RAV4)に別れを告げました。
 振り返ってみれば初対面は平成10年で、ほぼ15年もの間のお付き合いでした。
 その間無事故で安全に働いてくれましたし、まだまだ元気に走ってはくれますが、なにせフルの4WD(全輪駆動)ということで燃費が極めて悪くリッター6~7キロくらいですし、私たちがお付き合いする車もあと一世代と言う事で思い切って決断しました。加えて下取られたこの車が海外でもう一度お役に立つという話は決定的でした。

 ということで、新しい車は「AQUA]です。やはり今、旬のハイブリッド車を選びたかったのですがプリウスではすこし大きく、さらにちいさなモデルが出るのを待っていたのです。
 今日ようやくやってきたのですが、オーダーしたのはほぼ半年前で、いまだに人気の衰えを知りません。


 午後の納車でしたが思い立って、練習運転もかねて猿投神社までドライヴに出かけました。
 「秋の陽は釣瓶落とし」と言われるようにもう陽は徐々に傾き始めていました。

この神社には「鎌」の形をした絵馬に安全を祈願したものがたくさん奉納されており、これに気をよくして私たちもシッカリお祈りをしました。

  お祈りをしたはずが、、、、少々危ない体験をしてしまいました。

変速レバーの「D]の手前にある「B]をバックのBと勘違いをして、アクセルを踏んだら前進するではありませんか!!!
よく考えたらBはブレーキのBで、従来の「L]レンジのことだったんです。バックは当然「R]リヴァースです。たまたま帰路は家人の運転で、、、、ということで交代していたのが本当に幸いでした。私だったら!?!?
いやいや、やっぱり大変な御利益でした、、、再拝。

2012年10月23日火曜日

キーウイ採りに来た孫と東京へ


 今年も庭のキーウイが鈴なりです。数百個はあるでしょうか、もうかれこれ40年前にいまは亡き父が雌株をくれたものに家人が雄株を買い足したもので、毎年元気に実をつけてくれています。
 最初のころは外来植物のせいか、虫もほとんどつかず、いつもきれいな緑を楽しませてくれましたが、最近は油断をすると毛虫が大量発生するようになって来ました。きっとキーウイの味を覚えたのでしょう。
 ただ幸いキーウイの実だけはどんな鳥にも虫にも食べられたことはありません。

 このキーウイの実につられたわけではないのですが、東京から小4になる孫娘がはるばる一人で、キーウイ採りにやってきました。

彼女にとって2時間半の新幹線の一人旅はちょっとした冒険旅行だったと思いますが、屈託の無い笑顔を見てほっとしたり、よろこんだり、、、、

 せっかくの機会、、、、ということで、家人とともに東京まで孫を送っていく事になりました。お目当ては改装なった東京駅、その他もろもろ、、、、

 左は、いつも東京へ行くときのお土産にする「安城一番福たこ」です。なかに餅が入った、味も当たり前のなんでもない最中なのですが、包装紙や最中の形にほっとしたものを感ぜられ、好評です。(もちろん車中で食べる分も購いました)

 当日は天気もよく雲ひとつ無い秋晴れで、予想どうり車中からの富士山もきれいに見えました、もちろん場所はお定まりの「富士川鉄橋」です。さすがに秋もまだ早いのか雪が少なく、てっぺんにちょこんと乗った雪がすこしこっけいに見えます。



東京駅の八重洲中央出口付近にあった昔ながらの赤レンガの壁も今回展示用に改装されていました。

 八重洲南の改札口を一歩出ると目の前、というか上方いっぱいにドームが広がります。
純白のレリーフのなかに十二支があしらってあり、なかなかきれいなものです。戦前の写真からはカラーの情報が少なく再現に苦労したとか、、、、おなじものが北口にもありました。
 改装なってまだ間が無いということで、多くの人が見物や撮影に来ていました。すこし離れて東京駅を見ると、何か大きな空間に収まっているようにも見えます。後で家人に聞いて知ったのですが、空中権の売買の結果のようです。

 つまり、空中権取引は、100年ほど前に米国で都市部の限られた空間を有効に活用する手段として考案されたものだそうです。

 日本では、2000年から「歴史的建造物など低いまま保存すべき建造物があり、周辺でより高層のビル建設の必要がある」ということで必要と認められれば隣接していなくても容積率を取引できる特例制度が新設されたのです

 早い話が、東京駅はもっと高いビルを建てられたのですが、戦前の姿に復元するということで、本来建ててもよい高さから今回の復元の高さを引いた分を近くのビルが購入して自分のビルをその分さらに高くした、、、、ということです。それによってJRは改装費用がずいぶん助かったとか、、、、

 せっかくだから、と言う事でひさしぶりに皇居の近くを散歩しました。雲ひとつ無い青空はよかったのですが、気温もどんどん上昇して汗ばむほどで、パレスホテル近くのお堀に浮かんでいる白鳥が涼しげでした。
 また、二重橋を遠くに眺めながら、中学時代の修学旅行に話が弾みました。
 また、二重橋を遠くに眺めながら、中学時代の修学旅行に話が弾みました。
 そろそろお昼時ということで日比谷公園にまで足を伸ばし、公園内にあるレストランで、昼食です。フィッシュ・アンド・チップスを肴にビールを飲み、後はカレーライス、とさわやかな空気をも味わいながら至福のときを過しました。

2012年10月19日金曜日

ArduinoによるAD9850_DDSユニットの赤外線リモコン制御


 先のブログ「AVRによるAD9850_DDSユニットのキーパッド制御」で成功したのに気をよくして、いろいろな制御(たとえばFRMSのような)もしたい、、、、などと考えていたら入出力ピンが足りなくなったのに気づきました。

 すでにLCDで6本、DDSで4本、RS232で2本です。これでキーパッドに7本も使ってしまうと残りは1本?です。もっともシリアル・パラレル変換でポートを増やす手も無いではありませんが、、、、(40ピンパッケージもあります)

  たまたまネットで秋葉原を散歩していたら、安価な液晶関係部品で知られているお店で赤外線リモコンを見つけました。

 特価品とかで百均なみで入手できました。うれしいことにこのリモコンから発射された赤外線信号を受信するICもセットになっておりました。(右)
 このリモコンは便利な事に、10キー部分のほかに上下左右の方向ボタンとさらにいくつかのファンクションボタンがあります。まさに「おあつらえむき」とはこのことです。

  さて「Arduinoによる赤外線リモコン信号の受信」は内外のネットに数多くあり、勉強するに不自由はありません。ハード的には、「赤外線信号受信用IC」の向かって左から、signal out , GND , +5v となっておりGND , +5v を電源につなぎ、signal out Arduinoのディジタル入力ピンに接続するだけです。結果的に制御に使用する入出力ピンが1本ですむと言う事です。

 SKETCHもネットのものを参考にして信号を受信しました。リモコンから送られる信号は37.9Hzの搬送キャリヤ信号だそうで、このON-OFFで符号をあらわすと言う事です。




 右図のデータ部にある通知情報1または通知情報2が押されたボタンによって異なるので、それをソフトで読み取り、制御に使います。




 左写真はAD9850_DDSユニットの制御をモニターするLCDです。左上の7000000の一番右に見えるのがカーソルの点滅です。リモコンの左矢印ボタンで任意の桁に移動しそこでUP,DOWNのボタンをおすことで任意の桁の数字を増減する事が出来ます。

 ということで赤外線リモコンを使うことでArduinoを制御する事が格段に簡単になり、さらにハードを作製する際、アマチュアにとって面倒ないくつかのプッシュボタンや切り替えスイッチをケースに取り付け加工する必要が無く、赤外線信号受信用ICのみで済ませられるのは大変なメリットだと思います。

2012年10月17日水曜日

お気に入りレンズと庭の花(7)


オリンパス オートマクロ 90mm F2 と 秋の庭花

 このシリーズも7回目になりました。
 夏場はいろいろ忙しく、先回のお気に入りレンズと庭の花(6)から3ヶ月も経ってしまいましたが、長く暑かった夏も終わり、朝夕はしのぎやすくなり、ようやく庭にも目を転ずる事ができるようになりました。

 我が家の秋の庭花は、数は少ないですがそれなりに季節の風情を伝えてくれます。
 きれいに澄み渡った秋空の早朝、アイスバーグが秋の花をつけ始めたのに気づきました。花は多少春よりは小さいようですが、凛とした空気とあいまってすがすがしさが強く感じられました。

 ミツバチも来るべき冬に備えてせっせと働き始めています。うまく撮影できましたが、すこし太り気味の体にもかかわらずきわめて小さな羽根でホバリングしている様子は自然の驚異です。


 一方、ひときわブルーが際立っているのがメドウセージ(Meadow Sageです。これはどちらかというと夏の花がまだ残っていると言ったほうが適切かも、、、、シソ科で原産は南米、花言葉は「知恵・尊重」です。





 こちらも同じ仲間のチェリーセージです。花言葉の「燃ゆる思い」も納得の情熱的な赤が素敵です。





 右は、蝶か,はたまた妖精が羽ばたいて飛んでいるように見えるブルーウイングです。
 クマツヅラ科西アフリカ原産の花で、これは最近花屋さんで購入したものです。

 花言葉「チャンス到来大きな希望」



 これもクマツヅラ科のムラサキシキブです。秋になって実が赤紫色になりますが、あまり目立たずひっそりと上品な様はまさに名前のとうりです。

 原産は日本中国朝鮮半島とあります。花言葉は「愛され上手・上品・聡明」とか。

 そしてシュウメイギク「秋明菊」です。秋のおとずれとともに花開き、更け行くにつれいよいよその白さを増す秋の遣いとも言うべき花です。ところが面白い事にこれは「菊」ではありません。キンポウゲ科の一種アネモネの仲間だそうですしたがって花びらに見えるものは萼片が花弁状になったもので、花弁はありません。花言葉は「忍耐薄れゆく愛多感なとき」花の色はピンク系もありますが、私は白が好きです。


OLYMPUS OM-SYSTEM Zuiko AUTO-MACRO 90mm F 

 これは先の「お気に入りレンズと庭の花(5)」でご紹介した、OLYMPUS OM-SYSTEM Zuiko AUTO-MACRO 50mm Fの兄弟と言って良いほどの存在です。

 銀塩写真時代のレンズを語るとき必ず俎上に登るレンズです。 90mmと言ったすこし長めのマクロですが、F.0と大口径で、絞り羽根も9枚ありマクロに限らず全域できれいな描写をします。ディジタル時代になった今でも人気は衰えません。1986に発売され、2003にディスコンになった息の長い銘レンズです。
 このページの写真は全てこのレンズで撮りました。



    レンズ仕様
     レンズ構成: 9群 9
     絞り羽根枚数: 9
     最小絞り: 22
     最短撮影距離目盛り: 0.4m
     最大撮影倍率: 2
     最大径×長さ: φ72mm×71mm
     質量: 550

2012年10月13日土曜日

「おじいさんの鳩時計」を修理しました


 もう30年余り昔になりますが、今は亡き父が孫のためにプレゼントしてくれた鳩時計が時を刻まなくなったまましばらく放置してあったのを、さわやかな秋の空気がその気にしてくれたので、思い立ち修理しました。
 もともとこの時計は写真で見られるように錘を駆動源とする重錘式時計で、二つの錘は、ひとつは時計、もうひとつは時刻になったら鳩が飛び出してきて「ポッポー、ポッポー」と時を告げるためのものでした。

 十年ほど過ぎたころ、機械の調子が悪くなったので、と言って捨ててしまうのも残念で、私が中味をクオーツ時計のメカニズムに入れ替えたものです。もちろん振り子も電池で駆動できるものを探してきました。
しかしながら、鳩にまでは手が廻らず、扉はいまだに閉まったままです。当時は忙しくて時間が無く、その程度で手一杯だったのですが、今になって思えば、オリジナルのまま残しておけば、、、、と心残りです。


 この手の時計の故障は、十中八九古くなった電池から出る腐食性物質(おそらく水酸化カリウムによるものです。さっそく時計部分を分解してみました。
 多くの部品から成り立っていますが、これらは大変繊細に出来ていますので、分解時に余計な力がかからないように注意が必要です。

 着眼点は左下にある、銅線を巻いたコイルのある駆動部分です。やはり、よく観察すると細い銅線(0.1mmのポリウレタン線)が半田付け部分で断線しています。

 さっそく半田付け作業に入りますが、なにせ0.1mmの作業は結構こたえますが何とか無事に終了です。



 再度、細心の注意を払いながら組み立てです。


 何度か調整してようやく元気に動くようになり、私たちを見守ってくれているようです。遊びに来る孫たちもこの時計がお気に入りのようで、我が家に和らいだ空気をかもし出してくれています。


                ♪~ おじいさーんの、鳩(古)とけいー ~♪

2012年10月10日水曜日

天高く、、、、下呂の雑貨屋さんへドライブ


 前々から友人と約束がしてあった、下呂の雑貨屋さんへ出かけました。
 中津川で友人をピックアップするので、中央道経由です。心配していた天気も今日はさわやかな秋空です。恵那SAから恵那山が見えていました。

 中津川の友人宅でお茶をいただきながら一休みしたのち付知川沿いの国道257号線(裏木曽街道下呂にむけて出発です。所要時間はほぼ1時間弱です。


 街道沿いの柿ノ実もそろそろ色づき、いよいよ秋本番です。道端の「アカマンマ」も一面に実をつけていました。
 ちょうど昼食時に下呂に到着しましたので、さっそくご推薦の回転寿司に入りました。
 想像以上においしく、店長にお聞きしたら「日本海からきます」とのこと、下呂は山の中と勝手に決め込んでいましたが、なるほど!!

 めざす雑貨屋さんに到着です。ほどほど広い店内を家人たちはあちらこちらと、、、、商品をキーワードで言うと「和風、アンティーク、民芸、郷土、手作り、、、、」と言ったところでしょうか、おっと「国籍不明、、、」ってのもありです。

 左の写真はちょっと変わった和風モビールで、つるし雛にも似ています。古そうな陶器類も見えています。 また古いハギレ類やそれらで作ったものもありました。

 ゆっくり時間をかけ、コーヒーまでいただいて、最終的には家人は篭、わたしは鋳物のカタツムリのお買い上げ!!!
 せっかく下呂に来たからにはお湯に入っていかないてはありません。雑貨屋さんにいろいろお聞きして、湯質のいいところを紹介していただきました。飛騨川を挟んで駅の反対側(西側)の山手にある「みのり荘」というところでした。

 玄関の近くには「足湯場」もありました。写真の中央に北へ上っていく「高山線」が見えています。


 中に入ってみると、平日の午後三時過ぎとあってほかには誰もいません。入り口の暖簾には「つるつるの湯」とありました。 

 たしかにお湯は皮膚を「つるつる」にしてくれました。これまで経験した中でもずいぶん濃く?感じたほどです。炭酸の濃度が高いのでしょう。

 そして私たちにしてはゆっくりと家路に着きました。
 今日の成果のいくつかです。

 私の大好きな栗です。中津川は栗の産地と言う事で質のいい栗を産出します。これも友人の紹介で栗の選果場へ行き、お土産に購入しました。びっくりするほど大きくつややかで、、、、お代も、、、、

 つぎに「栗粉餅」です。「栗きんとん」はよく知っていますが、これは初めてでした。時間を置くとなかの餅が固くなってしまうので、地元にのみあるようです。しかし、風合いといい味と言い言葉につくせません、、、、

 そして最後に「すくなかぼちゃ」です。(宿儺かぼちゃ すぐなかぼちゃ とも言う何か糸瓜のような形をしています。iPADと比較してみましたが、結構大きいのがわかります。飛騨地方で最近「売り出し」の野菜だそうで、浜松で聞いたらこれも結構高価だとか、、、、

 ふるさとの空気にも触れ、ひさしぶりにのんびりした一日でした。