2015年12月31日木曜日

いよいよ 2015 の大晦日

 いよいよ2015年も押し詰まり大晦日となりました。
 とにもかくにも皆さんに支えられ無事に新しい年を迎えられそうです、感謝・感謝です。

 今年製作のお飾りです。相変わらず代わり映えしませんが、これをつくるとまた一年経ったか、、、、とう感慨に浸ります。








 ウエルカム・フラワーはカサブランカで、小さな赤い実は今が盛りと庭のあちこちに見られるセンリョウです。

 お飾り餅も小振りですが、これも庭から採ってきたダイダイの実を乗っけて何とか仕上がりです。





 今年は家人の丹精が実って蘭の花がお正月に時期をぴったりとあわせて咲きました。


 庭に出てみると今年は暖冬だったせいかいくつかの花が見られます。



 サクラソウも小さな花を咲かせ始めましたし、ピンクのバラもいくつか咲いています。






 本格的な寒さはまだまだこれからなのでしょうが、冬の庭に花の色を見るとなんだか少しだけ暖かくなったような気がします。


 我が家の入口にあるガーデン・シクラメンとアリッサムを入れたヤギ?の鉢もあります。


 ということで今年最後のブログになりました。







 また来年もよい年でありますように、、、、

2015年12月14日月曜日

百均LEDスタンドで作る表札燈

 私は百均の店をよく利用します。
 勿論商品は玉石混淆ですが、モノを見極めることさえ出来ればまさに宝の山ともいえると思います。

 事の起こりは我が家の表札燈(6.5Wの直管蛍光灯)が切れかかったことにあります。当然のことながら蛍光管にも寿命がありますので何年かに一度は交換せねばなりません、その時期が来たのでしょう。

 何日か前の新聞にこれからの照明はすべてLEDにする、、、、との政府方針が掲載されていたのを思い出しました。この際表札燈もLEDにするか、とも考えたのですが私の感覚からするとLED照明器具はなぜか異常に高価なのです。

 ということで表札燈の自作を思い立ちました。もちろんLEDを使っての自作です。
 LEDはそれほど高価なものではなく、私がよく使う秋葉原の店では一本10~25円程度のものですが、ネットで注文すれば翌日に届くとは言うものの送料の500円は引き合いません。
 そこで思い出したのが百均で最近人気のLEDスタンドです。(上写真)

 これ自体は本を読むには暗すぎますが、ベッドサイドのアクセサリーにはなかなかのデザインだと思います。今回はこれに使ってある5個のLEDを流用してみることにしました。
 本体はそのうちに、もう少し明るいLEDを入手して再度スタンドとしてよみがえらせましょう。

 急ぎ分解してみたのが右写真です。LEDは円形の基板に取り付けられています。(写真右下は基板の裏面)

 さっそく電気特性を取ってみました。
 このスタンドは単三乾電池3個を使用することになっていますが、手持ちの電池が少し古かったために測定電源電圧は4.2Vでした。そのときの消費電流は約50mAでしたのでLED一本あたり約10mA強流していることになります。

 ただ並列にしたLEDに1個の抵抗から給電していますがこれはよい使い方ではなく、今回の回路(右図)のようにすべきです。

 左はスタンドから取り外した5個のLEDです。






 右は右上の回路図に従って、手持ちのベークライト板に5個のLEDと各々のLEDに180Ωの抵抗をそれぞれを装着したところです。

 また黒く四角いものは携帯電話用の充電器です。
 この充電器は信頼性が高く、100Vから直流の5V600mA程度を手軽に得るにはもってこいのもので、使い古したものがスマホ全盛の今安く出回っているのを私は何個かストックしておいてよく利用していますが今回も便利に使いました。

 左は郵便受けとインターホンが一体となったどこにもある表札燈で、表札が取り外してあり、なかに切れた蛍光灯が見えています。

 右は蛍光灯をLEDに換え、点灯して様子を見ているところです。

 蛍光灯が連続した線光源であるのに対し、今回製作したLED光源は点光源であり、その間隔も思ったより広いので、光量の少なさもあわせて少し心配でした。

 結果は案ずるより生むが易しで左上の写真(字は合成です)のようにまずまずでした。色も高輝度LEDのような強いものではなく、若干黄色味を帯びており、多少の暗さも手伝って電球のような味が出ました。また消費電力も6.5Wから0.25Wと1/26になりました、めでたしめでたし、、、、

2015年12月7日月曜日

秋の東京散歩(三田祭・小石川植物園) 2/2

<小石川植物園>

 さて、一夜明けて今日は家人の希望で小石川植物園に出かけることにしました。

  一般には小石川植物園と呼ばれていますが正式名は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園本園」であり、分園は栃木県日光市にある日光植物園です。

 この小石川植物園は、江戸幕府江戸で暮らす人々のために薬草を育てる目的で麻布と大塚に南北の薬園を設置したのがはじまりで、その後5代将軍徳川綱吉の小石川別邸に後者を移設したものが小石川御薬園なのです。
 
またここは8代徳川吉宗江戸町奉行大岡忠相に命じて小石川養生所を設置させたことでも知られており、山本周五郎の『赤ひげ診療譚』黒澤明監督の『赤ひげ』はこの養生所を舞台とした話ですし、さらに同じ時期青木昆陽が甘藷(サツマイモ)の試験栽培を行った所としても有名です。














 たまたま到着時刻がお昼だったので、どこかでランチでも、、、、ということになりましたが適当なところがなかなか見つかりません。
 このあたりは「播磨坂桜並木」で知られる高級住宅街なのでしょう、ようやくにしてPesceというなかなかしゃれたイタリアンの店を発見し、おなかを満足させました。

 ということでいよいよ入園です。冒頭にある案内図の右下①の入口からスタートです。
 左写真は②からの前方景色です。この植物園は東京ドームの約3.5倍あり、多くの木々がのびのびと育っており、とてもここが都内であるとは思えないような自然に接することが出来ます。
 たまたま今は花の季節ではないとは言うものの、今は今で多くのエネルギーを植物たちからもらうことができるような気がしました。

 ③地点にあった大きな松の幹に赤く色づいたカラスウリの実が秋を告げていました。

 ④の「柴田記念館」は柴田桂太教授大正7年に授与された学士院恩賜賞の賞金を寄付し建設された植物園に残っているもっとも古い建物です。


 右⑤は遺伝の法則で知られるメンデルゆかりの葡萄の木、右下⑥は万有引力の発見者ニュートンの家の庭にあった林檎の木でそれぞれ分譲してもらったものだそうです。






 左⑧はモミジ通りからみた温室で、なかなか趣があるように見えますが入場は出来ませんでした。

 老朽化のために更新が必要になっているとは言うものの経費不足で寄付を募っているとのことです。

 今年は気候不順だったせいかモミジの紅葉も遅く、たくさんの木があるのにもかかわらずきれいに色づいていたのはこの一本だけでした。⑧

 ⑨にあるツバキ園にちょっと変わった花がありました。
 中国原産のグランサムツバキと言うそうです。


 ⑪のツツジ園ではオンツツジがきれいにさいていました。

 確かこの花は春に咲くはずですが、これも気候不順のせいなのでしょう。

  植物園のほぼ中央にある大イチョウ明治29年(1896)に、種子植物にも精子が存在するという生物学史上の偉業とされる発見の源となった木だそうで、はるか昔に高校の生物の授業でそのことを習ったのを思い出しました。




 冒頭地図の⑫あたりの写真です。

 周りの木々は自由に成長し雄大な自然を感じさせてくれ、あたかも泰西名画の一場面に入り込んだような錯覚を覚えて都心であることを忘れさせてくれます。



 大正12年(1923)の関東大震災では、多くの人々が植物園に避難しました。園内に設けられた22棟の急設救護所に居住した記念として大震火災記念石が残されたとのことです。





 いくつか池のあるところにやってきました。⑭

 数少ない紅葉の木の中でひときわ目立っているのはナンキンハゼです。

















 上・右写真⑮は国の重要文化財に指定されている旧東京医学校本館です。


これは明治年(1876)に建築された東京大学関係の現存する最古の建物で昭和44年(1969)に本郷構内からこの場所に移されたものだそうですが、日本庭園越しに見える景色はもともとこの地にあったように見えています

 事前の調べも無くいきなりの訪問でしたが、想った以上にすばらしい場所でした。今回はほんの一部を通りすがっただけでしたが、花の季節にゆっくりと再訪したいものです。

2015年12月6日日曜日

秋の東京散歩(三田祭・小石川植物園) 1/2

< 三田祭 >
 
 すこし間が空きましたが先月東京に出かけてきました。
 日本で最大の大学祭とも言われる三田祭を孫が案内してくれるというので、それでは、、、、ということで久しぶりに家人ともども上京したのです。

 JR田町駅で下車してしばらく歩くともう目的地です。左写真にある東門から入りました。

 右写真は「幻の門」の門柱越しに図書館旧館の東側にある八角塔の風見を見たところですが、まさに100年の歴史といった図でしょうか。




 敷地のほぼ中央にある大公孫樹(大イチョウ)です。ちなみに公孫樹とは孫の代に実がなるという意味でイチョウのことですが、写真で観てわかるように圧倒的な存在感で、大公孫樹と呼ぶにふさわしいものです。



 右写真は木々の間から見える塾監局(事務棟)の正面に「ペンは剣に勝る力あり」に由来した大学のシンボル「ペンマーク」が見えています。



 左写真は東門方向を見たものです。左の建物が図書館旧館、右が塾監局で、遠くに見えている高いビルはNECの本社ビルでしょうか、、、、

 学内に漂う歴史に辺りをキョロキョロ観回している体はまさに「おのぼりさん」です。


 ようやく落ち着いてあたりをよく観てみると、そうです今日は三田祭の初日なのです。

 たくさんのテントが所狭しと張られ、食べ物屋さんを主体とした屋台?がずらりと並び、売り子さんが呼び込みの声を競っています。


 まだ午前中だというのにずいぶんな人出なので午後になったら大賑わいになることは間違いありません。


 浴衣姿の落ち研メンバーも必死で周りの人たちに声をかけており、私たちにも寄席に入るよう熱心にさそってくれましたし、食べ物についても次々にこぼれるような笑顔でお勧めがありました。

 皆若く、元気なエネルギーが満ち溢れています、、、、そうなんです周りはすべて孫世代なんですから!
 さっそく近くの屋台で、地中海野菜のボロネーゼなるものを買い求め雰囲気を楽しみました。


 三田祭はいろいろな催し物で盛り上がるそうで、今年の前夜祭は「KOBUKURO×KEIO 〜若き蕾よ、花開け〜」でした。

 一方ミス慶応コンテストも有名で歴代のグランプリ受賞者の多くはNHKや民放で活躍しているのもよく知られています。
 街角でもらった新聞(左)にも取り上げられていましたが、今年のグランプリは小川真美子さんが6名のファイナリストのなかから選出されたようです。






 せっかく出かけてきたからには是非とも福沢諭吉先生にご挨拶して、、、、と思ったのですが、なかなかめぐり会えず、ようやくにして図書館旧館の入口でお会いしました。

 この図書館旧館はこの大学の創立50周年にちなみ1912年に竣工したもので、関東大震災や東京大空襲を経て今に至るも当時の華麗な姿をとどめており、重要文化財指定建造物となっているそうです。


      ________ 次回に続く ________