2023年12月31日日曜日

この一年いろいろとお世話になりました

 例によって今年もまた1年が過ぎました。

 傘寿となって初めての一年でしたが、年初は多少意識はしたものの、おかげ様にて例年と同様の一年となり、またまた新しい年を迎えることが出来ました。

 たしかに何事につけても疲れやすく、息が上がることもしばしばでしたが、これも定めと割り切るようにしています。

 今年のお飾りは、松葉のリースの外側に笹竹をあしらい、さらにダイダイ、ナンテン、蠟梅を付け加えたシンプルなものです。

 今年のベスト・トピックは私たちがひいじいさん、ひいばあさんになったことです(曾祖父、曾祖母)。
 ふと気になって英語では何というかと調べたところ、Great-grandfather Great-grandmother とありました。

 特段何もしないままに、Great を戴くなんぞは面はゆい限りですが、それでもこの世に生をうけたことのよろこびに浸ることが出来ました。

 左写真は今年の正月花です。
 赤いナンテンと、白いカサブランカがお目でさを盛り上げてくれることでしょう。

 この一年いろいろとお世話になりました。こうして無事健康であたらしい年を迎えることが出来るのも、家人、家族をはじめ多くの皆さん方のおかげと感謝しています。

 来年も皆様にとってより佳き年でありますように、、、

2023年12月12日火曜日

「お箸できれるやわらかいとんかつ」は美味しかった

 過日、用あって上京しました。東京駅の後方には新しいビルがにょきにょきと、、、何か異次元の感じがします。

 今回の楽しみの一つに、「お箸できれるやわらかいとんかつ」を食することがあります。半年ほど前にはじめてお目にかかり、その味に感激したのが忘れられず、今回もぜひ、、、ということで早速道をいそぎました。

 ところは湯島、JR御徒町から徒歩数分のところにあります。

 右前方に看板が見えてきました、創業昭和5年 井泉本店 とあります。午前11時30分の開店ですが10分前でもお客さんがすでに数人並んでいるのも見えました。












 狭い路地とはいうもののかつてはこの辺りは花街に近かったということで、人力車が往来したのでしょうか、、、右側に見える「井泉とんかつ」の看板は初代の店主が書いたとのことで、墨の部分が盛り上がって残ったさまは90年予の風雪に耐えた存在感があります。

 店に入って案内されたのは左写真のような1階奥の昔懐かしい部屋で、偶然にも先回と同じ場所でした。
 店にはこの他にもカウンターや2階にも席があるようでした。






 「お箸できれるやわらかいとんかつ」は右のパンフレットにあるように開店時からのキャッチフレーズであったようです。紙ナプキンや箸袋にもお腹に「かつ」と書かれた井泉のマスコットがあしらってありました。
 ちなみに井泉は、絵を嗜んだ初代の雅号で「せいせん」としていたのが、多くの人が「いせん」と呼んだため今ではそのままにしているとのこと、、、

 これが話題の ヒレかつ定食 です。きれいに切れているのはあらかじめ切られていたからでお箸で切ったものではありません、ソースは待ちかねて写真撮影前にかけたものです。











 欲張りな私は右写真の 盛り合わせ定食 で、一口かつ、海老フライ、海老コロッケ、ほたて が乗っていて大いに楽しめましたが、通人はおそらく前者なのでしょう。
 
流石に かつ はお箸でスパスパと切れるほどではありませんが、やわらかく美味でした。

 今回は食せませんでしたが、この店には かつサンド というもう一つの名物があります。
 これには語り継がれた逸話があって、、、初代女将が とんかつ をパンに挟んで、手軽においなりさんや海苔巻き感覚で食べられるようにしたら、、、で誕生したとのこと、また小さいのは芸者衆の口紅が取れないように、、、との配慮とか。

 次回にはゼヒともトライしたいと思っています。

 
 十分においしさを堪能して、店を辞し、近くにある 大正2年からの うさぎや という老舗の和菓子屋さんに立ち寄って帰りました。









 代表的な人気商品は、うさぎまんじゅう 喜作最中 どらやき のようです、わけても どらやき は絶品でこの店のベストセラーとか、、、、