2022年7月18日月曜日

七夕のニッコウキスゲ

  七月に入って多少暑さは和らいだように見えましたが、今度は雨の日が多くなってきました。

 コロナもなんとなく収まってきたように見えたので、例年のごとく蓼科へ出かけることにしました、七夕の当日です。

 電話でホテルの予約を最終確認した時、期間限定のトラベルサービスの信州割が期間延長されて我々の宿泊にも適用されると知りました、ラッキー!!!

 これは各一人当て、ホテル利用代金の5千円引きに加え、夕食時のお酒飲み放題、2千円のクーポン(一泊)とお土産もついての大サービスです。

 例によって昼食はお定まりのスウェーデン料理レストランのガムラスタンです。
 料理のメニューはそれこそ十年一日のごとく同じで、毎年ブログにアップしていますので、今回はレストランの雰囲気を一枚にまとめてみました。


 美しい木の素材を生かした室内のあちこちに木彫りの赤い馬が飾られています。
 これはダーラナホースと言われ幸せを運んでくる馬として世界中で親しまれています。ダーラナ地方での林業では馬は欠かせない存在で、家族のように愛されていました。雪深い冬の間に木材の切れ端を掘ってつくられたのが始まりだとか、、、、

 ここ2~3年前からはお嬢さんも店に出て、元バスケットボール選手のご主人、奥様の3人の背高トリオでレストランを切り回しておられます。

 昨日までの雨模様は何処へやら、、、、毎年の定点観測地点から見た蓼科山と白樺湖の美しいこと!

 このぶんだとニッコウキスゲも期待できそうだ、と富士見台の駐車場へ急ぎました。。

 なんということでしょう!!!
 山は一面に咲き乱れたニッコウキスゲでおおわれていました。

 これまで何回も何十回も訪れたのですがこれほどの景色はめったにありませんでした。

 右写真は、少し悪乗りをしてパノラマ合成でニッコウキスゲ越しに蓼科山を狙ってみたものです。

 花の多さと、澄んだ空気で遠くまで見通せる、夏の日中には珍しい景色です。

  ことのついでにさらに先にある、コロボックル小屋目指して出発です。

 この小屋は今では平屋ですが、50年以上前に初めて来たときには、天井の低い2階で宿泊したものです。

 その時に観た夜空の美しさは忘れることが出来ませんし、この小屋で今も売られているホットミルクを大きなマグカップでふうふうさましながら飲んだのもいい思い出です。

 この地区は、富士見台より少し遅れて鹿の食害対策の電気柵が設置されたようですが、効果は抜群で、皆さん満足げにニッコウキスゲの大海の中を散策しています。
 青空とニッコウキスゲの取り合わせは紛争中のあの国の国旗に似ているような、、、かの地にもこのような平安が早く訪れますように、、、

 流石に夏休みを前にしたこの時期は、ホテルも比較的空いており快適です。

 ゆったりと源泉かけ流しのお湯につかった後、早目の夕食です。
 最近はビュッフェスタイルでもトレーの白さが目立つような盛り付けが出来るようになりました、これも歳のせいでしょうか。

 せっかくの飲み放題サービスも下戸の私たちにとってはうれしくもあり、うれしくもなし、、、取り敢えずはカシスのスパークリングワインから、、、

 そろそろ午後8時です、ホタル出現の時刻なので近くの沢へ散歩がてら出かけました。途中ライトアップがしてありました、白樺の幹がきれいです。

 待つことしばし、、、数は数匹と少ないですが暗闇の沢に次々と出現してきました。
 今年はブログでホタルのことを知ったという親子連れもおりホタルの点滅を見て感嘆の声を上げていました。
 ならば、、、と一匹を捕らえ、小さな女の子の手に乗せてあげました、夏の良い思い出になることでしょう。

 暗闇のホタルは撮影できませんでしたが、こんなものも、、、これはコクワガタの雄です。
 日本ではどこにでもいるはずですが、なかなか目に留まることはありません。

 短い信州への旅でしたが、十分に楽しむことが出来ました。
 これも健康と平和の賜物です、感謝感謝!!!です。