2015年4月29日水曜日

レッツノートのキーボード交換

 左の写真は約3年前、私のブログで紹介した「レッツノート(let'snote) CF-T7 が2台揃い踏み」のタイトル写真です。当時高校入学にちなんで孫にプレゼントしたものですが、はやいものでその孫も大学生になりました。

 たしかOSもVISTAで能力も低いパソコンなので大学で使用するにも不自由だろう、、、、と更新を考えていた矢先、「掃除していたらキーボードのキーが飛んでしまって元に戻らない!!」とのことです。

  右がその取り外したキーボードです。見事にキートップが飛んでいます、Enterキーやスペースキーも怪しくなっています。
 おそらく掃除機で吸引したのでしょうか、いまどきの掃除機はパワーがありますし、キーは本来押すもので引っ張り力にはきわめて弱いということでしょう。

 キートップは接合部に微妙な破損があり際取り付けができないものがほとんどなので、このレッツノートをこのまま廃棄するかどうかを少し考えましたが、さいわいオークションで中古のキーボートを適価で入手できたので交換することにしました。

以下交換手順を記します。
   (交換は自己責任にて!!)

 バッテリーパックをはずします。(もちろんACアダプターが接続してあればそれもはずします。)
② 次にハードディスクカバーをはずしますが、わかりにくいネジが2ヶ所あります。ひとつは液晶画面中央下のネジ(左写真)、

もうひとつはハードディスクカバーとバッテリーパックの境界?にあるネジ(右写真)です。そしてカバー上面にあるわかり易いネジ2本の計4本をはずします。

  つぎにうすいプラスチックで作られた黒いケースの中に入っているハードディスクを注意深く取り外します。コネクターは差し込んであるだけなので簡単に抜けますが、このときフレキシブル接続基板を傷つけないように注意が必要です。

 本体をあらためて裏向きにすると左写真のようになります。
 キーボードをとりはずすには4ヶ所の白丸で示したビスを細めの+ドライバーではずし、さらに4ヶ所の緑丸で示した固定用のジグをはずす必要があります。


 


  このジグをはずすには右写真のように表面を覆っているシールを部分的にはがし、中のジグをピンセットなどで水平に引き抜きます。

 ここまでは比較的容易ですが次からは特に注意が必要です。
 パソコンを表側に戻し、液晶画面をいっぱいにひらきます。
 液晶画面に近い側の端からキーボード全体を注意深く持ち上げていきます。ネジやジグははずしましたがキーボードの裏面は両面テープで固定してあります。キーボードはうすく、柔らかですから少しでも無理な力をかけると変形してしまいます。もっともこの場合ははずしたキーボードの再利用は考えていませんので多少の変形は良しとします。

 キーボードが向こう側(液晶画面側)から持ち上がったら、最後にキーボードの手前端が本体の手前方向に差し込んでありますので、キーボード全体を液晶画面方向にスライドさせながらはずします。

 最後の難関はキーボードと本体を結ぶコネクターの開放です。右はその場所と拡大部を写真で示したものです。フレキシブル接続基板はすでにはずしてありますが、コネクターは写真で示す位置に小型ドライバーをいれてコジると開きます。
 交換後の再接続時にはフレキシブル接続基板をキチンと奥までセットすることが肝要です。

 あとはこれまでの逆手順をたどればOKです。左写真はこれから逆手順をたどるところです。あたらしいキーボードのタブを手前に差し込み、、、、


 右はキーボード交換なったレッツノートです。いまさらVISTAでもないので、Linuxをインストールしているところです。同じものが2台あれば保守パーツも万全なのでしばらくはHDDをSSDにでも置き換えてもうしばらく使ってみようかと思っています。
 あ、孫には Think Pad X200 をプレゼントしました。例によってリース落ちではありますが Core2Duo P870 2.53GHz で Win7 が気持ちよく動いています。

2015年4月25日土曜日

枝垂れ桃の里

 先日、枝垂れ桃の里に一泊で出かけてきました。
 今までハナモモはよく耳にしましたが、シダレモモ(枝垂れ桃)はあまり気にしたことはありませんでした。とはいうものの古びた温泉に浸かりがてらゆっくりとした時間をすごすのもまた一興とばかりに出かけました

 当日の午後はこの4月のご他聞にもれず、今にも降りだしそうな天気でしたが我が家の玄関先のアネモネ(左)にしばしの留守番を頼んでいざ出発です。


 夕刻までには時間が十分にあるので、足助を経由して行くことにしました。

 右写真は足助川上流から足助・香嵐渓のシンボルである飯盛山を見たものです。この山はカタクリの名所としても知られており、3月のはじめ櫻に先駆けて山一面に咲くころには渋滞ができるほどですが、この季節は新緑がきれいな静かな佇まいを見せています。

 足助に来たときには必ずといっていいほどに立ち寄るお菓子所の加東屋さんです。
 この家はずいぶん古く、天保7年(1836)加茂一揆のおりについたという刀傷床の間にあります。

 ショウウインドウの中においしそうな草もちを見つけました。コーヒーが無料サービスとの話も手伝って早速いただきましたが、そのおいしかったこと、、、、もちろん何種類かのお土産も少量購いました。

 山々の新緑や、所々残っている山櫻を眺めながら山中の道を行くと「海老根の里」なる看板に出会いました。
 これも村(町?)興しのひとつなのでしょう、道草をすることにしました。

 左はヤマブキです。八重咲きもありますがわたしは山に咲く楚々とした一重のヤマブキが好きです。
 山の斜面をあちこち探しましたが、まだ時期が早いようでエビネ(海老根)の蕾をやっと見つけました。(右)

 イカリソウもあちこちに咲いていました。

 少しはやめでしたが宿に着きました。この谷間にある古い温泉宿は、今では利用する人も少なくなっていますが、何とか末永く続いてほしいものです。

 この宿の庭で黄緑色の花をつけた櫻をみつけました、そうですギョイコウ(御衣黄)櫻です。中心部赤みが増してきている(紅変)ところからみてそろそろ終わりの時期でしょう。
 江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われているこの櫻は当時の貴族の衣服の色から「御衣黄」「黄桜(ウコン)」「浅葱桜(浅黄桜)」などと呼ばれる栽培品種です。
 以前に静岡県の掛川で見かけたことがありますが、まさかこのようなところで再会できるとは思ってもみませんでした。

 
 昨日は雨の予報にもかかわらず、何とか過ごせましたが今日はそうはいかないようです。
 タケノコ、ワラビなど山菜をうまくあしらった朝食ですが、大皿ででてきた土筆の卵とじにはびっくり、、、、

  雨も小止みなので「枝垂れ桃の里」へと急ぎました。右の遠景写真がその雰囲気を表しています。残念ながら今年の花は早くから咲き、昨日で祭りは終わったとのことですが、まだまだ楽しめました。

 ハナモモの原産地は中国を観賞するために改良されたモモす。江戸時代に入って観賞用のハナモモとして改良が行われ多くの種類があり、シダレモモ(枝垂れ桃)もそのひとつです。


 枝垂れ桃はこんな感じです。どちらかといえば色は白が多く、ハナモモのように一本の木に何色かの花が咲いているものは見かけませんでした。 













 このあたりはまだ山櫻もいくらかは残っており、枝垂れ桃ともども風情を増しています。




 小雨がパラパラと降るなかとはいえ、遠くの櫻、紅白の枝垂れ桃そして近くの菜の花が新緑の中、色とりどりで美しい景色です。



 赤いシャクナゲ(石楠花)も枝垂れ桃と色を競っていました。



 雨の中、祭りも終わったということで人影もまばらな「枝垂れ桃の里」ではありましたが、かえってゆっくりとそして豊かな時間を持つことができました。

2015年4月8日水曜日

TTL-IC 1個の超簡易パルス発生器

 例によって電子工作を楽しんでいる最中に、パルスを簡単に発生できるツールがほしくなりました。
 要はRS-232Cの信号を電気的に絶縁するために、安価なフォトカプラーの特性をみてみたかったのです。

 手持ちのストックを調べてみたら今ではディスコンになっている、専用ICの CL8038、MAX038 そして 2206CP がありましたがいまひとつ製作意欲がわきません。
 このあたりのICについてはTTTさんのブログSimple Function Generatorが勉強になります。
 単にパルスが欲しいだけなので 555 や ディスクリート、はたまたAVRでも可能ですが、ふと何十年も前のTTL全盛時代に見かけた回路を思い出しました。

 SN74123(モノ・ステーブルマルチの回路2個入り)をつかってデューティ比もかえられたはずです。ネットを調べてもなかなかヒットしないので、回らない頭に鞭打って何とか回路を仕上げました。







 目的の SN74123 は手持ちの数百個はあろうかというストック(取り外し品も含め)からひとつひとつ名前を確認しながらようやく1個だけ見つけました。(写真)でもバッテリー駆動させるつもりだったので、省電力版?の 74LS123 をつかいました。
 回路の説明としては(間違っていたらごめんなさい)お互いのモノ・ステーブルマルチの出力(/Q) の立上がりをもう一方のモノ・ステーブルマルチの B へ入力してやるだけのものです。またあらかじめ /CLR を H に /A を L にしておくことが必要です。

 パルス幅は

t(ns) = 0.37 x R(kΩ) x C(pF)

 の式で得られるとされていますので、コンデンサーをロータリースイッチで 100uF から順次1/10にして 100pF の7ステップと最後は何もつながずにストレー容量だけにしてあります。抵抗は20kΩヴォリューム+1kΩとで必要な数値を選択できるようにしています。ヴォリュームを最小値にしたときの R(1kΩ) はキャリブレーションのときに便利です。  

 組み上げた内部写真を示しますが、TTL1石だけとロータリースイッチ、ヴォリュームなどきわめて簡単です。電池はようやく使えるようになった(NiH電池(HHR-P104)用 充・放電器の製作(改訂版))の産物です。

 あと回路図にはありませんが、それぞれのモノ・ステーブルマルチの出力に1kΩを介してLEDがつないでありますが、モニターとして便利です。

 左写真は完成後の測定の様子ですが、スナップスイッチは右は電源用で、左側が出力をどちらのモノ・ステーブルマルチから取るかの選択ですが、出力の切り替えで、右写真の上下の入れ替わりとなりますが、、、、当然です。
 左写真は、ヴォリュームを右に回しきったところ(ヴォリュームは0ΩとなりRは直列につないである1kΩのみで、この点をキャリブレーションとしている)に固定し、コンデンサーを順次切り替えたときに出力される波形を観測したものです。
 上段中央から右に、100uF:16Hz、 10uF:160Hz、1uF:1.5kHz、0.1uF12kHz、0.01uF120kHz、1000pF860kHz、100pF3.7MHz、ストレー容量:5.9MHzそして左上の1.5Hzは100uF+ヴォリューム左いっぱい(R:21kΩ)、すなわちこの装置の最低周波数です。
 これらの結果から10kHzくらいまでは比較的きれいな方形波となっているのがわかります。この装置のいいところはデューティ比を自由に変えられる点です、また最近のオシロスコープは容易に周期などを測定できますので、パルス発生器はそれ自体出力出しっぱなしても許されましょう。

2015年4月5日日曜日

九州小旅行(3/3)(湯布院ー高千穂)

 由布院に到着したのは16時過ぎでしたが、さすが九州です。3月半ばとはいうもののまだ陽は高く、ごったがえす人並みの頭上に由布岳が回復した天候の青空を背にひときわ高くそびえたっています。由布岳は豊後富士とも呼ばれる、2つのピークをもった標高1583mの独立峰なので、ここ湯布院盆地からは際立って見えるのです。

 ホテルのフロントで、このあたりは17時になるとほとんどの店がシャッターを下ろしてしまうので、散策は今のうちですよ、、、、と勧められて急ぎメインストリートに出てきました。
 
 この通りはみやげもの店を主とする多くの店舗が立ち並び、比較的若い人も多くみられます。

 と、その中に手湯なるものをみつけました。足湯はよく耳にしますが、、、、

 左写真は金鱗湖で、この湖の魚が夕日に照らされて金色に輝いたということによる命名だそうです。


 池底から温泉と清水が湧き出ており、かつ流入する小川には温泉もあるという由布院ならではの湖です。
 あたりは少しずつ暗くなりかけていますが、夕日を浴びた遠くの由布岳が湖面に映っています。

 近くではコサギが夕食のエサをさがしていましたが、人に慣れているのか逃げようともしません。冠毛をうしろに垂らしているのはすでに夏毛に衣替え、、、、


 私たちも夕食を摂るべくホテルに引き返しましたが、すでに17時を過ぎており、人通りも疎となって、店々のシャッターもほとんどが下りているのも過言ではありませんでした。

 いそぎひと風呂浴びて夕食です。食事の場所は床の間つきの和室(個室)なのにテーブルを使うなどはなんとなく場違いの感もありましたが、たしかに楽ではありました。
 事前に細かい調べをしない私たちなので、支配人?から、このホテルが女性客をターゲットとしていることを聞いてようやくその佇まいに納得しました。

 料理は和風創作料理で今の流行なのでしょう。
 ここは女将さんが注力しているらしく、隅々にまで目が届いていました。また、スズメの絵がお好きなようで、あちこちに作品が見られましたが、大変お上手です。
 メニューのひとつに「女将が毎日巻いています」と紹介された「豚角煮クリームパイ包み」もおいしくいただきました、ソースでゆふと書いてあります。

 デザートの「豆腐花黒蜜添え」(右)もなかなかのものでしたが、マットに書いてある明日の朝食の「だんご汁」が楽しみです。

 このホテルでは先に紹介した理由から年中雛人形が飾ってあるとか、、、、これはウサギさん一族です。


 朝食は例によってメニューが次々と運ばれ、昨日に続きおなかの皮のストレッチです。
 そしてとどめが「だんご汁」(下)!!

 さっそく調べてみました、だんご汁とは大分の郷土料理で小麦粉をこねた団子をきしめんのようにのばし味噌(または醤油)仕立ての汁に入れたものであり、汁にはごぼう、にんじん、しめじ、豚肉などが入り豚汁に似ておりダシにはイリコ煮干用いられる」とありました。
 山梨の「ほうとう」に少し似ています。

 さて出発です。朝方の霧もすっかり晴れて、今日は朝から3日目にして晴天です。
 当初は大分自動車道を戻り、久留米、柳川に立ち寄ろうかと考えていましたが、天気も良いことですし、なによりも事前に親しい友人の勧めがあったので少し時間がかかりますが、高千穂を経由して帰途につくことにしました。
 
 この点レンタカーの旅は予定が自由に変えられて重宝です。右に行程図を示します。

 由布院から、やまなみハイウエイを南下し、九重連山の脇を通って阿蘇市(阿蘇山の北側)に入り高千穂峡を目指します。
 そこで高千穂峡、高千穂神社、天岩戸神社などを巡ってから熊本空港に向かいます。
 さいわい季節はずれの平日とあって道路は空いており快適な高原ドライブとなりました。
 反面、残念ながら緑の景色には縁がなかったとはいうものの初めての地の景色はどれも興味を引くものばかりでした。

 しばらく走行して九重連山を遠望できる道路わきの駐車場で小休止しました。

 地名を見ると朝日台とあり、標高920mで傍らに、昭和41年10月に天皇・皇后両陛下がここから御展望になった旨の石柱が立っていました。
 なるほど、前方の景色を見ておもわず駐車場に滑り込んだのは納得ができました。
 写真はここ朝日台から眺めた九重連山です。1500mを越える山々にはまだ雪が残っています。ここから(はんだ)高原を経て阿蘇に向かいます。


 直線の多い道路から、曲がりくねった道にさしかかり、残雪を間近に見ながら登っていくとやがて標高1330mの牧の戸峠です。

 下写真は前方が開けたところからの遠望です。
 はじめは少し雲が出て、天候が悪化してきたのか、、、、と思いましたが違いました。

 これは阿蘇山の噴煙だったのです。
 中央に見えるのが阿蘇山で、その左側の山頂がぎざぎざに見える山が標高1433mの根子岳(ねこだけ)です。噴煙が南風に乗って遠くへ流れている様子が良くわかります。

 阿蘇市に入り阿蘇神社近くの交差点から噴煙を見たところです。思っていたよりずいぶん大規模なもので驚きました。この地域の人たちはこれを毎日体験しているのです。








 ようやくにして根子岳の東を抜け、阿蘇山の東南、熊本空港への岐路あたりにまで南下してきました。阿蘇山の噴煙も風上から見るとまたいっそう迫力がありますが、火口はここから約8kmほど向こうです。




 

 高千穂峡は、阿蘇山の火山活動によって生じた火砕流堆積物が冷却固結してできた熔結凝灰岩溶岩が五ヶ瀬川の侵食によって出来た峡谷で、五箇瀬川峡谷(高千穂峡谷)として名勝、天然記念物に指定されています。
 左写真は上にある「おのころ池」から高千穂峡に流れ落ちる「真名井の滝(まないのたき)」です。
 あらかじめ思い描いていた高千穂峡のイメージと楽しそうにハシャグ若者たちのボートがアンマッチで、、、、

 でも景観はすばらしい!

 少し時間をかけて川べりの遊歩道を散策しました。ふと見上げると頭上に近代的な橋がかかっています。峡谷にかかっている橋からは三重になっています。

 ついで天岩戸神社へ向かう途中、高千穂神社に立ち寄り参詣しました。
 
 高千穂峡の間近にありますが、思っていたよりも規模は簡素でした。

 天岩戸神社はさらに車で約20分のところにありました。関連する神話などについてはまたの機会ということにしたいとおもいますが、案内表示のように多くの神社がありました。


 私たちはこのうち西本宮、天安河原そして東本宮の3ヶ所を廻ることにしましたがそこそこ距離があってそろそろ疲れが、、、、



 右写真が西本宮です、静寂で厳かな感じがしました。看板には地域の氏子が維持をしているとありましたが大変そうです。

 西本宮から天安河原へは谷を上の道路から河原まで約500mの長い距離を降りていかねばなりません。

 途中で河原から登ってきた同年輩の男性が息を切らせながら「下り良いよい、帰りが怖い」とささやいていきました!?
 
 天安河原(あまのやすかわら)は岩戸川をかなり遡って、曲がり角を左に曲がったとたんに目に飛び込んできました。
 驚くほど大きな洞窟の中に祭ってあります。
 このような景色はこれまで経験がありません、足元には無数の積み石があり、思わず「賽の河原」がイメージされました。


 怖い帰りを何とか登り切り西本宮まで、そこから次はさらに反対方向の、川向こうにある東本宮へ、、、、こちらも500mはあります。

 境内に入っていきなり頭上からお神楽が聞こえ、見上げると右写真の大きな人形が踊りだしました。

 そうですこれは天鈿女命(あめのうずめのみこと)でしょう。なんとなればここ東本宮にお祭りしてあるのは天照大神(あまてらすおおみかみ)だからです。

  いざ参拝となって躊躇してしまいました。目の前に延々と石の階段が続いているではありませんか、でも意を決して上りきりましたが本殿はすがすがしい佇まいでその甲斐があったというものです。
 もともとはこちらが本宮であったらしいのですが、今では西本宮へと人の流れが変わってしまったようです。


 ということで天孫降臨の地、高千穂ともおわかれです。遠くの山に見える白いものは阿蘇山の噴煙でしょうか、雲でしょうか、時は何事もなく静かに流れていきます。この地は想像以上に地域信仰のテイストが残っており、訪れてよかったと思いました。
 あと熊本空港までは何事もなく、無事に到着でした。
 はじめてのレンタカー旅行でしたがそのよいところを十分に楽しむことが出来ました。わけても借りた車が日常使っている家人のと同じアクアだったので、3日間の走行が440kmあまりで、最後に補充したガソリンが約16リットル強、ということは26km/リットルの燃費でさすがでした。  (完)