2020年1月28日火曜日

今年もラン展に

 今年も親しい方から頂いた招待状でラン展に出かけてきました、毎年のことですが有り難いことです。

 気のせいか、今年は昨年に比べて出展が少し少ないような気がしました。
 聞いた話では、審査当日にベストな状態で作品を持ち込まねばならず、今年のような気候不順では上手くタイミングを合わせて咲かせるのが至難の業だそうです。

 今回の最優秀は、チョコエンシス ビクトリア(カトレア)です。
 目の覚めるような、白い大輪が美しく咲いていました。

左写真も表彰されていました、サンデリアナム (パフィオペディラム)です。

 その特徴である、長く垂れ下がった螺旋状の花弁(ペタルと言うらしいです)が1mにも達し、世界で一番長い花?とも言われているそうです。






 こうした大作も見るものを楽しませてくれます。(右)

 ワルケラナ (カトレア)とありました。





 これも大作でしょう、名前は少々長く、マジック・メドウ ナポレオン(リンコソフロカトレア)だそうです。





 でも、小さいながら精いっぱいきれいな花を咲かせているカトレアもありました。

 ワルケリアナ ユキコ(カトレア)です。




 お次はずいぶん丈の長いランで50cmは優に超えるというアンセプス (レリア)です。
 原産はメキシコ山地とか、、、、



 見事な花房を披露しているのは、グレース・ダン (クロウェシア)です。(右)

 香りも一段とふくよかです。











 次は少々怪しげな花です。
 この形は何かに似ていませんか?そうです、その名はタランチュラ(プレウロタリス 


 コロンビア、エクアドルの海抜15001900mに自生しており、花がクモのタランチュラに似てる事からその名前が付けられました。



 多少変わった花でもこちら(右)なら大丈夫です。

 赤いボンボンが釣り下がった風情です。名前はシュードグロメラタム (デンドロビューム)です。













 こちらはパンダブルー (パンダ)です。(左)

 バンダは主に東南アジアの樹木などに太い根を伸ばし着生・自生しているランです。


 特にこのブルーは翡翠蘭(ひすいらん)とも呼ばれているようです。


 右は胡蝶蘭の原種ともいわれている、アンボイネンシス (ファレノプシス)です。

 この姿からはちょっと想像できません。









 ふと見ると、ランの花 をスケッチしている人を発見しました。
 画帳にクレヨンで手際よく、、、、かなりの達人とお見受けしました。

 私のように写真を撮るのは珍しくありませんが、スケッチをしている人は、はじめてお目にかかりました。




 振り返ってみると、今回のラン展は、珍しいものが多かったような気がしました。


 例によって、帰り際に家人がランを一鉢求めました、シーガールズ ガムドロップ(カトレア)です。

 多肉植物をおもわせる、怪しげな光沢の肉厚花弁が特徴的な品種とは言いますが、写真で見るようにかわいい小ぶりな花です。
 甘い緑茶のような香りが楽しめて、かなり長い間咲いてくれそうで楽しみです。