2022年5月25日水曜日

百均のガーデンライトを修理しました

 左写真は百均の定番商品であるガーデンライトです。
 日中はライトのトップにあるソーラーセルで発電した電力を内部のNiH(ニッケル水素)電池に蓄え、夜間にLEDを灯し、庭園のアクセントに使うものです。

 値段が値段ゆえに、照明として使うには今一つ明るさが足りませんが、それでも夜間、我が家の入口階段の足元確認用としてはとりあえず役立っていました。
 設置後2年は経ったでしょうか、2個設置したはずが1個しか点灯していないのに気づきました。

 さっそく分解してみました。
固定用のねじが片方錆びています。
 さらに分解していくと、LEDのピンが腐食でなくなっていました。(下写真、左上)










 こうして見ると、小さな基板上に4本足のIC、スイッチ、インダクタ(47uH)そして今回こわれたLEDがささやかに乗っているだけの極めてシンプルな構成です。

 この基板に、ソーラーセルとNiH(ニッケル水素)電池を接続すれば、、、一丁上がり!!

 LEDを手元のものに付け替えれば修理完了ですが、せっかくですので少しお勉強です。

 基板上にあった黒い4本足のICは YX8050 と刻印されていましたので、ネットでデータを調べてみました。右が使い方の1例で、おそらく本品と同じ使い方と思います。

 動作としてはソーラーセルが発電している間はNiH(ニッケル水素)電池を充電し、ソーラーセルが発電をやめたとき(夜間)は電池を電源とした発振回路を働かせ(LED点灯には1.25Vは不足で2V近くが必要)パルスで必要な電圧と電流をLEDに加えるようになっていると推測します。

 LEDは定電流で働かせるのが良いので、このICは回路図右上のインダクタを47uHとすることで8mAの駆動電流をLEDに与えています。

 LED交換で、左写真のように甦りました。LEDは手持ちの昼光色を使いましたが、効率の良いLEDを使えばより明るくなりますし、インダクタを68uHに換えれば点灯寿命は倍になるはずですがその分暗くなるでしょう。



 また、内臓のNiH(ニッケル水素)電池は100mAhと容量がかなり小さく、同じく百均で売られているNiH(ニッケル水素)電池は700mAh以上ありますので交換も効果があるかも、、、

 最近では百均も経営難から閉店も相次いでいるとか、、、
たしかにこのガーデンライト一つ取ってもこれで利益が出るのかどうか疑われます。関連して最近では300円のおしゃれなガーデンライトが多くみられるようですが、使用されているソーラーセルやNiH(ニッケル水素)電池は同一のものらしく、デザインはともかく性能は同じらしいとの噂です。

 修理の終わったガーデンライトには、右写真のようにもとの場所でしばらく働いてもらいましょう。

2022年5月15日日曜日

初夏の白い花

 コロナ禍も一段落?今年の5月連休も無事終わりました。

 日差しはもう夏、、、ですが、この時期に我が家で咲く花は白が多いようです。

 左写真はナニワイバラで、おもに中国中南部や台湾に自生するつるバラだそうです。

 本来は育てやすい、とあるにもかかわらず我が家では苦戦しましたが、今年はきれいな花を見ることが出来ました。鋭いトゲが多いので要注意です、きれいな花には、、、、

 右はツツジです。
 よく似た花にサツキがありますがそれぞれよく似ていてなかなか見分けがつきません。

 調べてみたところ、ツツジは花が大きめ、葉がサツキより大きくやわらか(ツツジは固く光沢がある)、そして雄しべが5本以上あるものが多い、、、とありました。雄しべを数えてみたら7~8本ありましたのでツツジです!!



 お次はタツナミソウです。

 なるほど花の形が北斎の浮世絵、富嶽三十六景の神奈川沖浪裏に表現されている波の形によく似ています。

 シソ科の植物なので、以前はシソの色に似た花があったのですが、何故か今は白が全盛です。


 右写真は、存在感抜群のバラ、その名はボレロです。

 中央の薄いピンクは春の一番花の特徴で、オールド・ローズの美しさと素晴らしい香りを備えた素晴らしいバラです。
 
 ほとんど病気にかからず、樹形もコンパクトで鉢植えにも適し、四季咲き性も抜群という優良児だそうです。

 










 上写真のように、今、庭のあちこちで我が物顔に咲き誇っているのは、ホワイトレースフラワーです。
 何故かドクゼリモドキの和名がつけられているようですが、ドクゼリとはまったく別の属の植物だそうです。

 レースフラワー名前に触発されて写真で表現してみました、右上写真がそれで、なるほど名前の由来に納得です。

 次なるは、カシワバアジサイです。
 その名の由来となった柏のような葉と先端に三角錐の大きな花をつけることで類を見ない存在感があります。

 当初は黄色味を帯びていますが、花が大きくなるにつれて白くなります。原産地はアメリカのようで、日本古来のアジサイとは趣を異にします。


 右は、スタージャスミンです。友人からいただいてサンルームの遮光カーテンとして育成しているものです。
 ようやくにしてしっかりとして根付き、今年も独特の芳香を楽しませてくれています。



 左は我が家のシンボルツリーであるキーウィの雌花です。
 ペアの雄の木もありますが、その雄花は観た感じ雌花と変わりありません。

 この木は齢約50年になるにもかかわらず、毎年たくさんの実をもたらしてくれています。
 今年は気候が良かったせいか、いつもより数が多い感じがします。

 右写真は、ノリウツギです。何年か前に友人から頂いたものですが、ここ2~3年元気がありません。
 もともと山野にあったものを移植したので、やはり環境に順応できずにいるのかもしれません。

 その下にある写真はホタルブクロです。
 ホタルブクロとは、キキョウ科の多年草で別名を釣鐘草とも言い初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせます。

 和名のホタルブクロは、子供が袋のような花の中にホタルを入れて遊んだことに由来するとか、ホント?

 最後に登場したのは、ニゲラです。
 ニゲラは学名で和名はクロタネソウです。もともとは南ヨーロッパ地方に自生する一年草で、江戸時代末に日本に入ってきたとされています。
 またその種子が香辛料として用いられるのは、別種のニオイクロタネソウで間違えないように要注意!

 夏に白い花が多いのは、緑の中で昆虫にアピールしやすくするためと言われています。ニゲラも最初は赤やブルーでも代を重ねると白くなる、、、、というのは有色種は人工的なものだからかも、、、

季節の変化で庭花が次々と変わるのは風情があっていいものです、家人の丹精に感謝です!!!