2021年12月30日木曜日

今年もまた1年が終わりました

 今年もまた一年が終わりました。
 コロナ、コロナで右往左往している、あっという間にもう年の瀬で、いたずらに馬齢を重ねる、、、の想いがよぎりまず。

 暮れののクリスマスはコロナも一息ついたせいか、多少ゆったりと過ごすことが出来ました。

 中学生時代の同窓生夫婦が送ってくれた、今年のボジョレー・ヌーボーと手作りのドイツの伝統ケーキであるシュトーレンの薄切りクリスマスカードを観ながら賞味するという贅沢な時間でした。





 で、そうこうしている間に大晦日が迫っています。たしかにお師匠様も走り廻る、、、とはよくいったものです。

 恒例の?お飾り作りですが、思案投げ首の結果、今年は今までのしめ縄をやめて、、、といっても中央部の輪飾りだけをリースにしてみました。

 西洋のリースも輪飾りですので、その輪に切れ目のないことから永遠を意味し、さらに魔除けや幸福・豊作祈願の願いが込められているようで目的は同じだと思います。

 リースのベース部分は庭から調達しました。右写真のテーブル上にある、ブラックベリーの茎とキーウイの蔓です。






 それらを丸く輪にしたものが左写真の右下です。

 必要な材料としては他に、松の小枝、マツカサ、ナンテンの実を使いましたが、緑の葉が少ないという家人のアドバイスで、さらに庭のクロガネモチの実と葉を加えました。


 その結果できたのが冒頭の写真です。初めてのリース?にしてはまあまあの出来でしょうか、、、、

 今年の冬は暖かだの寒いだのと言っていても時間は黙って過ぎていきます。
 
 左写真は、例年のように(どころか約30年以上、、、)我が家の庭の、同じ場所で新春を告げるヒマラヤユキノシタで、静かに花開いています。


 スイセンも同様に咲き始めましたが、今年は仲間の寒アヤメの花がなくいささか寂しい気がします。











 左写真は今年のお正月の花です。
 写真の左上の赤い実は、ここのところしばらく実をつけなかったセンリョウの実です。

 たとえ馬齢にしても無事・健康に新しい年を迎えることが出来るのは大変にありがたいことで、感謝・感謝の限りです。
 新しい年がより良き年でありますように、、、、

2021年12月22日水曜日

スマホカメラは使える

 齢80近くになり、流石に世の流れに抗しえず、家族最後のスマホ・オーナーになってほぼ1ヶ月になります。

 その時の殺し文句が、「カメラとしても使えるよ!!」というものでした。待つこと1ヶ月、ようやく左写真にある三つ目のスマホを手にしましたので、今回、以来機会あるごとにシャッターを押して?、撮りためた写真について考察してみました。

 もともとフィルムカメラがルーツの私は、従来気合を入れての撮影はもちろん1眼レフで、所蔵の交換レンズもかなりなものになります。
 フィルムがデジタル化されても基本的には変わりなく、いざ出陣、、、のときには三脚などを含めてほぼ10kgにもなっていました。

 加齢とともに軽量化を図らずを得ず、現在のお出かけ標準は、小型軽量の1眼レフとズームレンズ1~2本、そしてサブカメラとしてレンズにこだわった小型のデジタルカメラ、といったところで、ここのところこのブログも、基本的には上記の機材で撮影したものを使っています。

 最初の写真は早朝散歩の景色です。

 レンズは0.5を選択しましたが、これはいわゆる広角です。35mm相当では13mmだそうですが、そんな超広角レンズは一眼レフではめったに無く17mmくらいがやっとでした。

 続く写真も同様ですが、どちらもあまり大きな収差も気にならず、ごく自然に撮れています。

 つぎは町内に咲いている、バラと皇帝ダリアです。
 この皇帝ダリアはここずーっと毎年同じ時期に花開いて、道行く人を見下ろしています。



















 時は、冬至前の午前7時過ぎですから、まだ太陽は登っていません。でも花の色は決して不自然ではありません、十分にきれいです。

 バラは35mm相当で26mmf1.5と普通の広角レンズです、f値は1.5なので若干のボケ効果が見られます。

 皇帝ダリアは77mm、f2.8で準望遠といったところです。少し距離のある花ですが、奇麗に撮れています。


 右は、散歩道のモミジ並木です。今年の紅葉は、少し寂しげでしたが、でも時節が来ればしっかりと秋の終わりを告げてくれました。これも77mm、f2.8です。

 左の竹林は、過日訪れた白鳥公園での撮影です。
 26mmf2.8です。

 これも白鳥公園での撮影で、26mm、f2.8、シャッタースピード1/1266秒でした。(右下)
 なぜシャッターが(深絞り・低速でなく)高速なのかはわかりませんが、逆光の紅葉はきれいです。









 左は浜松にあるレストランの入口を撮影したものです、日中ですが曇天のためかスッキリ感に乏しく、ぼんやりとした感じです。

 右は同じく建物の外装と前庭ですが、同様のトーンです。
 レンズはともに26mm、f1.5です。










 左は前庭にあった黄色い花です、やはり再度の高い被写体は映えます。同じく26mm、f1.5です。

 これからは室内写真です。
 右はよく見かけるお昼のメニュー写真ですが、きれいに映っています。真上から撮っていますが、この撮影スタイルは手早くしないと周りから目立ちますョ。14mmf1.8と広角です。



 クリスマスの花(赤い部分は葉です、花は先端中央部に小さくある)といえばポインセチアです。赤と緑のコントラストはきれいですがこの花には毒があります。77mmf2.8です。






 部屋の片隅には美しい観葉植物(フィカス・ウンベラータ)がありました、比較的暗いところですが、よく映っています。77mmf2.8です。

 クリスマスと言えば、ツリーとサンタさんです、かなり暗いところですがうまく撮れました。(26mm、f1.5、1/60秒)
 この条件でうまく撮れているのは手ブレ防止機能が上手く働いているからでしょう。

 以下は特別な撮影となります。

 右は早朝散歩のときに見かけた月(ほぼ満月)で、西の空にありました。

 半信半疑でシャッターを押してみましたが、思いのほかよく撮れていて、ウサギさんの模様も何とか見えます。406mm、f2.8、1/157秒の超望遠ですがこれも手ブレ防止機能の賜物でしょう。





 これはコンピュータのメモリ基板ですが、細部まできれいに映っています。私の電子工作の記録にも十分に使えそうです。



 右は上の基板の一部を接写したものですが、どの部分かわかりますか? ヒントは中央部下です。

 右写真に写っているICのピン(足)間隔が0・7mmですのでかなりの接写拡大が出来ています。
この機能で自然界の動植物をいろいろ写してみたいものです。

 まだデフォルト設定のまま使い始めて、それほど経っていませんが、このスマホカメラはいくらかの弱点はあるもののセカンドカメラとして十分なポテンシャルを持っていることがわかりました。
 今後さらに使いこなしていきたいと思います。

2021年12月11日土曜日

白鳥庭園の遅い紅葉

 新型コロナの勢いも収まった感がして一息ついていたわけではありませんが、気付くともう師走です。
 そして、今が一年中で一番陽の入りが早い時です。そんな時期、白鳥庭園(しろとりていえん)に出かけてきました。

 名古屋市内の熱田神宮近くにある白鳥庭園は、平成3414日に開園して、今年で30年を迎えるそうですが、訪園は恥ずかしながら今回が初めてです。

 この庭園は「池泉廻遊式庭園で、中部地方の地形をモチーフに、築山を御嶽山、そこからの流れを木曽川、流れの水が注ぎ込む池を伊勢湾に見立て、源流から大海までの水の物語をテーマにしている。」とのことです。

 右に庭園の案内図を示しますが、なるほど⑬の御嶽山から始まって、時計回りに小さな川から木曽三川になり、伊勢湾に見立てた池に至る様子がよくわかります。

 図中の番号は本文に出てくる写真の撮影場所を示しています。

 またいつもなら、一眼レフを肩に、、、となりますが、今回は家族最後のスマホ所有者になったため、謳い文句のカメラ機能も試そうということで、すべての写真をスマホで撮ってみました。

 庭園の入口は、図中右下にあります。ここから数字の順に園内を見学しました。

 正門から少し歩いて、①から左方向を撮影しました。
 今年のモミジは気温の低下が緩やかだったせいか、色づきが遅かったり、奇麗な色が出ないままに枯れてしまったりしているようですが、この場面では青い空に映えて奇麗です。

 次は②から前方を望むと不思議な景色が、、、まず目に飛び込んでくるのは庭ではなく、巨大な白いマンションです。庭園はマンションの庭のように見えてしまいます。

 左側の建物は、清羽亭白鳥の舞い降りる姿をイメージした、本格的な数寄屋造りの茶室だそうです。

 中央に見えるのは、この時期からはじまった雪吊りですが、何か違和感がします。

 この日は比較的風が静かで、池の水面に映った逆さの景色もきれいに見えています。

 左は③から、右前方の出会い橋を観た写真です。
 白いマンションを避けて撮るのは結構苦労しますが、右上の写真と比べて、日本庭園らしい景色になりました。


 橋の下にはカルガモ?やコイの幼魚の学校?も見えていました。
 左写真は④から見た池端の紅葉です、この庭園のキャッチコピーに「秋にはヤマモミジやドウダンツツジ、イロハモミジなど約1500本が色づく、、、」とありますが、今年に限ったことでしょうが、色づいた木々がすくなく被写体をさがすのに苦労しました。














 次の上写真⑤は豊臣橋の上から中の池越しに浮身四阿(うきみあずまや)を観た景色です。
 やはりこちらも紅葉は少ないようです。

 左写真⑥はモミジの下から逆光での撮影です、木の葉などはこのようにすると驚くような美しさを見出すことが出来ますが、わけても若葉の逆光シーンが私は好きです。

 遠くに小さく見えているのは織田橋です。

 左の⑦は、案内図によれば左の橋は徳川橋、右の橋は徳川橋、二つの橋に挟まれて見えるのが英傑島のようです。
















 右上⑧、左⑨、右⑩の3枚は案内図の木曽川越しに雪吊りの情景を観たものです。
 当初これらの雪吊りに感じた違和感がわかりました。
 この庭園の雪吊りはあくまでも造形美をもとめているためか、縄のそれぞれが、地上にまで伸びてそこで止めてあり、あたかも傘の骨のように見えます。


 金沢の兼六園で見た雪吊りは、縄の一本一本が松の枝を持ち上げているのにここではそれがありませんでした。

 ⑩の写真の奥の建物は清羽亭です。

 ⑪のあたりまで来た時に前方から花嫁さんが現れました。
 聞いたところによると一日一組が可能だそうで、会場はもちろん清羽亭、、、







 木曽川をさかのぼり、右の⑫は築山(御嶽山)近くにある滝見四阿です。流れの水音と紅葉が相まっていい感じです。












 そして流れの源である、築山(御嶽山)から流れ落ちる滝までやってきました。

 庭園のすべてを回ったわけではありませんが、いろいろな景観と、適当な起伏が上手く配置され、約一時間の楽しい回遊でした。

 この時期、夜も開園されているようで、木々にはライトアップの設備がありましたし、足元を照らす工夫も右写真のように道端に並んでいました。

 今回はスマートフォンでの撮影で、普通に撮影し、パソコンに移し、若干手を入れただけのものですが思っていたより良質に出来上がりました。
 ただレンズが小さいためか、収差に違和感があります。でもソフトで修正できるようですし、色についてもRAWファイルも可能なようなのでもう少し勉強をしてみましょう。

 12月の半ば、幸い気持ちの良い小春日和に恵まれて、穏やかな一日を過ごすことが出来ました。
 コロナコロナでひたすら外出を控えた一年でしたが、新たなる年はこのまま無事に収まるようにと念じています。