2022年3月16日水曜日

光る風に誘われて

 ここ2~3日はこれまでの寒さと打って変わって、4月末の気候、、、、などという声が聞こえています。
 まさに山笑い、風光る季節の到来です。

 そんなる風に誘われて、郊外にある公園に出かけてきました。
 流石に昨日の今日でいきなり山が笑うわけでもなく、公園内の放牧地ではコリーや羊さんが、ようやくにして出た草の芽を探し出しての食事光景でした。

 そんななかで、ようやく見つけたのは右写真のイングリッシュ・デイジーと下写真のネモフィラでした。













 この公園は少し小高い丘の上にありますので、地面が緑の絨毯に覆われ、花があちこちに咲き乱れる光景には今少し時間が必要なようです。

 もしや、、、と思い至って梅の木が植わっている場所へ行ってみましたが、遠目にはもう終わったかに見えました(我が家の近くはそろそろ終わりです)が、近づいてみると咲き始めたばかりでした。




















 なべて花は咲き始めが美しく風情がある、、、などと独り言ちながらしばらく梅見としゃれこみました。

少し遅めに家を出たので、もうお昼時です。

 公園近くの喫茶店に何か食事でも、、、と期待して足を延ばしました。

 お店の看板が見えました、カフェ・レスト風の森とあります。
 光る風はここから?これは出来すぎだ!!!




 周りを木々に囲まれた、山小屋風の建物です。
 前の道はよく車で通りかかるのですが、なかなか立ち寄る機会がありませんでした。
















 中は思ったとうり、山小屋風で、木をうまく使っておりいい感じです。

 ベースがコーヒー屋さんなのか、天井や壁にコーヒー豆を入れたらしい麻袋が装飾に使われています。

 写真は人がいないように撮ってありますが、実際にはちょうど私たちで満席になったくらい繁盛していました。

 幸いランチメニューもあり、隣席に運ばれてきたものに目をつけて、「同じものを、、、、」と注文しました。

 これは「鶏肉のソテー 和風スパイスソース」でサラダ、ライス、デザート(またはドリンク)付です。
 味もよくおいしくいただきました。特にサラダは野菜の種類も量も多く、ライスもおいしく炊けていました。
 
 偶然とは言いながら誘ってくれた光る風に感謝です。

 いよいよ本格的な春の到来です!!!

2022年3月10日木曜日

ワーヘリを聴いてきました

 ーヘリを聴いてきました。
 
 この3年間に亘る新型コロナのまん延で、出歩く機会も滅多にありませんでしたが、3回目のワクチン接種を経て、少しゆとりができたせいか、細心の注意をしたうえで、思い切って音楽会へ一歩踏み出してみました。

 それが冒頭の「ワーヘリ」の話です。
 ワーヘリというのは、右写真(広報用?)の、金管楽器を抱えた二人のデュオ名なのです。
 左側がユーフォニアムの外囿(ほかぞのしょういちろう)さん、右側がチューバの次田新平(つぎたしんぺい)さんで、かつて日本ジャズ界の巨匠である前田憲雄さんが、このデュオは楽器編成の珍しさと演奏技術の高さは「世界遺産(ワールドヘリテージ)」級だ!!ということでワーヘリ」と命名されたとか、、、、

 今回は、左写真の松本 望(まつもとのぞみ)さんのピアノも加わってトリオでのステージでした。

 彼女の経歴には東京藝術大学の作曲専攻でかつ、パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科主席卒業とあっただけあって、トリオを盛り上げる力、即興での演奏など、新しいタイプの音楽家に出会ったようでした。

 当日のプログラム
チャールダーシュ  作曲 モンティ(金井 編曲)
アヴェ・マリア   作曲 カッチーニ(金井 編曲)
for C ~ for euphonium and piano ~  ユーフォニアム・ソロ
テューバストーン No.1  テューバ・ソロ
空飛ぶペンギン  作曲 西下航平
―― 休息 ――
やさしい風    作曲 加羽沢 美濃
アメイジング・グレイス  讃美歌(松本 編曲)
「魔笛」セレクション   W.A. モーツァルト (三好 真亜沙 編曲)
 1 「誰か!誰か!~「恋を知るものは」
 2 「私は鳥刺し」
 3 「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え(夜の女王のアリア)
    ~「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが」
 4 神官の行進」
 5 「パパパの二重唱」

ということで休息を挟み約2時間の素晴らしい演奏会でした。

 オーケストラではどちらかというと裏方のこれらの楽器ですが、今回改めて聴いてみると、どちらか一本だけでもコンサート・ホールを揺るがすほどのパワーと、絶妙な倍音を含んだ音色には驚かされました。もとは1種類の低域金管楽器がテナーはユーフォニアム、バスはチューバへと分化・発展しただけあって醸し出すハーモニーも素晴らしく、素敵なピアノも相まって至福の時間を過ごすことが出来ました。

2022年3月7日月曜日

いよいよ春です

  いよいよ春です!!
 このクロッカスも春の訪れを知るための、我が家のタイムスタンダードになっているのですが、今年は少し遅いと感じていましたので、調べてみました。

 2019は3月6日、2020は2月19日そして2021年は2月23日付でブログを発信しています。今年2022年は3月7日なので昨年、一昨年が暖冬だったということなのでしょうか?

 以前は花の色が黄色一色でしたが、白が混ざっています。これは家人が昨年植え足してくれたもののようです。






 右写真の花は白バラです。
 この花の蕾が出来たのは、かれこれ2ヶ月ほど前で、その間の寒さにもずーっと耐え、最近になってようやく花弁が1~2枚ほころんできました。



 

 そんな今、相変わらず我が世の春とでも言いたげに、庭中あちこちに咲き乱れているのは、スイセンたちです。

 いつもならもう入れ替わっているはずのクリスマスローズもまだまだ蕾の状態が多く、特に白い花が少ないように見受けられます。













 左写真は黄水仙ですが、これも少し遅めです。
 でもそうは言っても確実に春がやってきています。


 右写真の植木鉢にたくさんの元気な芽を出しているのはプレゼントしてもらった、オランダから来たチューリップですが、どんな花が咲くのか楽しみです。

 あと少し経てば庭が花いっぱいになるでしょう、例年のこととは言いながらそのように季節を味わうことが出来ることは幸せです、感謝感謝!!!

2022年3月4日金曜日

Agilent 6612C システムDC電源の修理

 さて、ここのところ電子測定器の修理が多いのですが、今回も例に漏れません。

 左写真はAgilent 6612C システムDC電源です。
 この装置は、電圧0~20V 電流0~2A の間を 電圧は10mV、電流は1mAの単位まで設定できるという優れものです。もっとも精度は5%だそうですが、、、、それにしてもアマチュアが使うには十分すぎます。

 そして現状での問題点は、パネルの蛍光表示管(VFD: Vacuum fluorescent display)の表示が極めて暗く、ほとんど読めない、、、
ただし本体の機能は問題ない、ということです。(右写真参照)

 Agilent(HP)の蛍光表示管は美しく、視認性も良いのですが、フィラメントを使っている関係上、寿命が短く、交換するにしても高額かつ入手難で、われわれアマチュアには非現実的です。

 ですから、以前のこのブログHP53181Aカウンター用7seg LEDモニタの製作」で紹介したように、何らかの手立てを講ずる必要があります。

 ネットでいろいろ調べた結果、パネルの蛍光表示管を駆動するための電圧が不足している可能性があるようです。さっそく分解して調査を開始します。
 左写真は本体中身を上から俯瞰したものですが、造りの良さはさすがAgilentです。








 右写真は、左上写真の左上にあるコントロール・ボードの下側を観たものですが、かなり密度が高くなっています。





 左写真はフロントパネルを分解したものですが、赤丸で囲った中の黄色い四角のコンデンサが変色していることを発見しました(この写真は取り外した後です)。
 赤丸部分を左写真に拡大してあります。

 右は取り外したコンデンサの拡大写真です。
 これは 4.7uF 50V のタンタルコンデンサで故障が多いので要注意の部品です。
 容量も測定した結果、3.5uFしかありませんでした。

 手元にはこの部品がなく、しかたがないので 10uF 25V のタンタルコンデンサを二つ直列にして正規品が入手できるまでの応急手当としました。
 そして電源スイッチを入れるとまさに「ビンゴ!!!」、、蛍光表示管がきれいに輝きました。
 そしてこのコンデンサにかかっている電圧も約 37V と定格に戻りました。

 右写真はパネルの表示部分を拡大したものですが、問題なく働いています。
 本体の機能も、電子負荷装置を使って一通り調べてみましたがとりあえずは動くようです。

 正確度については校正が必要ですので、後日トライしてみましょう、、、

 今回のトラブルはまさに教科書どうりであっという間に解決してしまいましたがおかげさまでよい電源が入手でき大満足です。