2015年12月14日月曜日

百均LEDスタンドで作る表札燈

 私は百均の店をよく利用します。
 勿論商品は玉石混淆ですが、モノを見極めることさえ出来ればまさに宝の山ともいえると思います。

 事の起こりは我が家の表札燈(6.5Wの直管蛍光灯)が切れかかったことにあります。当然のことながら蛍光管にも寿命がありますので何年かに一度は交換せねばなりません、その時期が来たのでしょう。

 何日か前の新聞にこれからの照明はすべてLEDにする、、、、との政府方針が掲載されていたのを思い出しました。この際表札燈もLEDにするか、とも考えたのですが私の感覚からするとLED照明器具はなぜか異常に高価なのです。

 ということで表札燈の自作を思い立ちました。もちろんLEDを使っての自作です。
 LEDはそれほど高価なものではなく、私がよく使う秋葉原の店では一本10~25円程度のものですが、ネットで注文すれば翌日に届くとは言うものの送料の500円は引き合いません。
 そこで思い出したのが百均で最近人気のLEDスタンドです。(上写真)

 これ自体は本を読むには暗すぎますが、ベッドサイドのアクセサリーにはなかなかのデザインだと思います。今回はこれに使ってある5個のLEDを流用してみることにしました。
 本体はそのうちに、もう少し明るいLEDを入手して再度スタンドとしてよみがえらせましょう。

 急ぎ分解してみたのが右写真です。LEDは円形の基板に取り付けられています。(写真右下は基板の裏面)

 さっそく電気特性を取ってみました。
 このスタンドは単三乾電池3個を使用することになっていますが、手持ちの電池が少し古かったために測定電源電圧は4.2Vでした。そのときの消費電流は約50mAでしたのでLED一本あたり約10mA強流していることになります。

 ただ並列にしたLEDに1個の抵抗から給電していますがこれはよい使い方ではなく、今回の回路(右図)のようにすべきです。

 左はスタンドから取り外した5個のLEDです。






 右は右上の回路図に従って、手持ちのベークライト板に5個のLEDと各々のLEDに180Ωの抵抗をそれぞれを装着したところです。

 また黒く四角いものは携帯電話用の充電器です。
 この充電器は信頼性が高く、100Vから直流の5V600mA程度を手軽に得るにはもってこいのもので、使い古したものがスマホ全盛の今安く出回っているのを私は何個かストックしておいてよく利用していますが今回も便利に使いました。

 左は郵便受けとインターホンが一体となったどこにもある表札燈で、表札が取り外してあり、なかに切れた蛍光灯が見えています。

 右は蛍光灯をLEDに換え、点灯して様子を見ているところです。

 蛍光灯が連続した線光源であるのに対し、今回製作したLED光源は点光源であり、その間隔も思ったより広いので、光量の少なさもあわせて少し心配でした。

 結果は案ずるより生むが易しで左上の写真(字は合成です)のようにまずまずでした。色も高輝度LEDのような強いものではなく、若干黄色味を帯びており、多少の暗さも手伝って電球のような味が出ました。また消費電力も6.5Wから0.25Wと1/26になりました、めでたしめでたし、、、、

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