2012年10月13日土曜日

「おじいさんの鳩時計」を修理しました


 もう30年余り昔になりますが、今は亡き父が孫のためにプレゼントしてくれた鳩時計が時を刻まなくなったまましばらく放置してあったのを、さわやかな秋の空気がその気にしてくれたので、思い立ち修理しました。
 もともとこの時計は写真で見られるように錘を駆動源とする重錘式時計で、二つの錘は、ひとつは時計、もうひとつは時刻になったら鳩が飛び出してきて「ポッポー、ポッポー」と時を告げるためのものでした。

 十年ほど過ぎたころ、機械の調子が悪くなったので、と言って捨ててしまうのも残念で、私が中味をクオーツ時計のメカニズムに入れ替えたものです。もちろん振り子も電池で駆動できるものを探してきました。
しかしながら、鳩にまでは手が廻らず、扉はいまだに閉まったままです。当時は忙しくて時間が無く、その程度で手一杯だったのですが、今になって思えば、オリジナルのまま残しておけば、、、、と心残りです。


 この手の時計の故障は、十中八九古くなった電池から出る腐食性物質(おそらく水酸化カリウムによるものです。さっそく時計部分を分解してみました。
 多くの部品から成り立っていますが、これらは大変繊細に出来ていますので、分解時に余計な力がかからないように注意が必要です。

 着眼点は左下にある、銅線を巻いたコイルのある駆動部分です。やはり、よく観察すると細い銅線(0.1mmのポリウレタン線)が半田付け部分で断線しています。

 さっそく半田付け作業に入りますが、なにせ0.1mmの作業は結構こたえますが何とか無事に終了です。



 再度、細心の注意を払いながら組み立てです。


 何度か調整してようやく元気に動くようになり、私たちを見守ってくれているようです。遊びに来る孫たちもこの時計がお気に入りのようで、我が家に和らいだ空気をかもし出してくれています。


                ♪~ おじいさーんの、鳩(古)とけいー ~♪

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