2021年9月13日月曜日

 arduino シールド型 簡易ネットワークアナライザ (pico NWT) の製作

  新型コロナが蔓延する8月、何となくやる気も衰えがちな毎日でしたが、日々新しい知識をもたらしてくれるインターネットは数少ない光の一筋ではあります。

 加えて、最近のブラウザは日ごろなじみのない外国語もあっという間に翻訳が可能になり、それもPDFなどの文書なども同様です。おかげさまでロシア語などの情報もなじみやすくなり知識、情報の取得に大いに役立っています。

 先日 UR5FFR というアマチュア無線家のロシア語サイトを閲覧していた折、表題にある、「arduino シールド型 簡易ネットワークアナライザ  (pico NWT) 」の製作記事を見つけました。 

 このサイトはアマチュアイズムにあふれており、数多くのプロジェクトはどれも興味を惹かれるものばかりです。なおかつ回路図、関連ソフト、製作ノウハウなど新設かつ詳細に公表されており、大変に好感の持てるサイトだと思います。(左図)


 今回取り上げた製作記事(pico NWT)は、筆者が「朝初めて夕方にはできているよ!」と言っているほど簡単そうで、この時期の重い腰を上げさせるのに十分でした。


 最初はただ興味をもって見ていただけですが、こんな簡単な回路で果たしてどこまでできるか試してみたくなりました。

 ということで
「朝初めて夕方にはできているよ!」を実践した結果が右写真です。
 例によって部分的には自分流に変更してありますがそれらしく出来上がりました。

 基本は片面プリント生基板にランド方式で部品を張り付けたものです。Arduinoにきちんと?乗っかっていますがスペース的にはまだ余裕があります。

 Arduinoのスケッチと、コンピュータで使うコントロールソフトもUR5FFRさんのサイトからダウンロードして使わせていただきました。どちらも特にバグなどはなく、信頼性の高いもので一発で作動しました。

 注意点としては低レベルのノイズをどこまで下げられるかがカギとなりますので、現状はまだまだ追い込みが足りないと思っています。

 OUT-IN を直結してノーマライズしたものを0dBとし、順次アッテネータでレベルを下げていった結果が左図です。

 測定下限の100kHzから100MHzまでを表示してありますが、50MHzまでくらいなら何とか-60dBまで行けそうです。


 右図は10MHzのクリスタルを測定したものですが、それらしい形が測定されているのがわかります。

 このソフトにはクリスタル・フィルターを作成するためのオプションがありますが、これも興味深いものがあります。

 今回は取り敢えず様子見、、、といったところですが、今後はこの pico NWT に入れ込むよりは-80dBくらいまで行ける Si5351Network Analyzer Lite というプロジェクトが UR5FFR さんのブログにありますので、こちらをトライしてみたいと思います。

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