2022年4月20日水曜日

3度目のお勤め

  久しぶりの日曜大工です。
 毎日が日曜日の私にとって、いつ仕事をしても日曜大工ですが、、、、

 今回は、庭で使うベンチの修理です。
 かれこれ10年以上は経ちましょうか、いつ購入したかを忘却するほど以前に入手し、当たり前のように庭に置かれ、休息に、庭でのティータイムやランチに、はたまた物置台に、、、と便利に使ってきて、今では欠くことのできない存在です。

 左上写真が完成時の姿ですが、一見してわかるように、極めてシンプルな造りをしており、左右の鋳鉄製の金具に木材を通しただけのものです。しかしながらこの単純さがまたよく、デザインも飽きが来ずなかなかしゃれています。

 実はこのベンチには弱点があって、年中庭に出しっぱなしなので、木部が腐食してくるのです。すでに何年か前に、木部を交換したのですが、最近になってまた傷みが目立つようになってきました。

 悪いことに先回の修繕では手っ取り早く、かつ安価に仕上げるべく、本来の部材より細いものを使ったために踏み台代わりに使うとき危うさを感ずるようになってきました、、、、ということで再度手を入れて、3度目のお勤めをしてもらおうということになったわけです。

 好天の日を選び、作業開始です。
 近くのホームセンターへ出かけ材料を選ぶわけですが、今回は本来の規格?にあった寸法の部材が必須で、かつ加工が最小になるような工夫も必要です。もちろん経費も、、、


 店内のあちこちにある木材を吟味して、断面がそのまま使えるものを発見しました。これならば作業は切断と表面処理だけでよさそうです。
 さらには切断の賃加工サービスもあったので、4mの母材を3本に切り分けてもらい、計6本を手にしました、細部は持ち帰ってわが手で加工することになります。
 左写真は切断中、、、、



 右写真は、表面を軽く木ヤスリでさらっているところです。鉋をかける手もありますが、野外に置くわけですし、防腐剤(クレオソート)を後で塗るつもりなので表面はほどほど荒れていたほうが良いと判断しました。










 今回、最も時間がかかったのは、木材を金属部分に固定するためのボルトの頭を表面から沈めるための加工でした。
 加えて穴の位置が一定ではなく、現物合わせなのでさらに時間が必要でした。


 それでも一つ一つの工程を楽しみながら作業を進めていくと、右写真のように完成した時の形が徐々に見え始めます。
 一息つきながらのこの道半ばも日曜大工の醍醐味かもしれません。

 完成には夕刻近くまでのほぼ半日かかりましたが久しぶりの大工仕事もまだまだすてたものではないな、とひとりごち、、、、、、

 健康に感謝です。

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