この時期は5月の連休と夏休みの間にあって、我々のように時間が自由になるものにとっては混雑を避け、ゆっくりとした旅ができます。
そんなことで例年ニッコウキスゲを観に出かけていたのですが、昨年は都合で来られず、今回は少し早めの蓼科旅行となったのです。
なのでニッコウキスゲには早く、レンゲツツジには遅いとあって、、、、さてさて、、、、
雨は止んでいますが、時折押し寄せる雲でぼんやりとかすんでいます。
かなたにはレンゲツツジの赤い花も見えています、数こそ少ないですが、ともに観られて本当にラッキー!!でした。
奥にぼんやりと見えているフェンスは防鹿用です。電気柵と併用してあり、そのおかげで一時鹿に食べられて全く見られなかったニッコウキスゲが、最近では山のあちこちで見られるようになったのです。一方、レンゲツツジは毒性が強いのでこの限りではないようです。
幸いお天気も良くなってきたようなので、車山の西肩にあるコロボックルヒュッテまで登ることにしました。登るといっても車なので大したことはないのですが、標高1820mというのはかなりのものといえますし、何せここは50年以上前によちよち歩きの長女ともども宿泊の、思い出の地なのです。
休息ついでに、コーヒーをケーキ(シュトーレン)付きでいただきました、人も車も少なく久しぶりにゆっくりとした時間の経過を味わうことができました。
右写真は遠く八島湿原方向を望んだものですが、山の斜面に白くコバイケイソウが群生しています。右下の谷あいにはよく見かけましたが、こんなに上まで群生しているのを見たのは初めてです。
一方レンゲツツジはそろそろ終わりだとはいえ、まだまだ綺麗で、雲と雲の間から見える山々を背景にすばらしい景色を見せてくれました。
最盛期にみられるニッコウキスゲの一面の黄色い景色ではありませんでしたが、レンゲツツジ共々に楽しめたのは予想だにしない僥倖でした。
ビュッフェスタイルを十二分に楽しんだのち、これも恒例の蛍狩りへ、、、、しかし残念ながら今回は時期が早かったか?大雨で流されたか?で期待した点滅の乱舞は見られませんでした。
左写真は朝食時のプレートです、これでも自制したつもり、、、、
幸い二日目も天気の心配はなさそうということで、とりあえずバラクラ(、、、イングリッシュガーデン)に出かけることにしました。
この時期はバラも終わりあまり花は期待できません、右写真は入口のシンボルドームです、こんにちはお久しぶり、、、、
左写真はバラクラのシンボルツリー 黄金アカシアで、ここから全国に広がった!と説明がありました。
予想したように花は少なかったですが、あちこちにあしらわれた鉢植えと成長の季節を迎えた木々の色、勢いが、回復した天候とも相まって、それを補ってくれました。
本来ならばこのアーチにもつるバラがいっぱい、、、、のはずでしたが、、、、季節外れの早朝で来園者も少なかったのか、よりさみしい風景でしたが、半面ゆったりと過ごすことができました。
こののち諏訪大社へお参りしました。
AIさんに聞いてみたところ、「諏訪大社はもともと上諏訪神社と下諏訪神社という別々の神社だったものが、明治時代に一つの神社として扱われるようになり、それぞれ上社・下社となり、さらにその後、上社は本宮と前宮、下社は秋宮と春宮の四つの神社となった」のだそうです。
これらの神社をすべて参詣するには少なくとも半日がかりなので今回は諏訪大社本宮のみお参りしました、ちなみにこれら四社は同等だとのこと、、、、
下写真の、諏訪大社本宮とある右側に直立しているのが御柱祭りで有名な、御柱です。
拝殿前に花菖蒲が飾ってありました。
これは下社春宮で6月下旬に執り行われる、氏子が花菖蒲を奉献する「あやめ奉献奉告祭」の流れと思われます。
突然の思い付きでしたが、良い一泊旅行ができました。
いまさらながら健康であることのありがたさをかみしめています。