2012年6月13日水曜日

我が家の春の庭花 その5(最終回)


 こいのぼりの季節も終わり、もう入梅の知らせを耳にします。
 いまさら「春の庭花」でもないですが、狭い庭でもこんなに多くの花々が季節を楽しませてくれた記録という事で最終回をまとめてみました。

 今回のトップは「スズラン」です。このあたりで見られるスズランは園芸種のドイツスズランで、花も若干大きく、芳香も少し強いようです。日本スズランとの違いは、花の中に多少色がついているくらいなもののようです。
 花言葉は、純潔純愛幸福の訪れ幸福の再来」ですが、その清楚な姿とイメージとはちがい、過日、外見が似ている山菜のギョウジャニンニクと間違えて食し、亡くなったという報道がありました。猛毒注意です。

 右の写真は「オキザリス」です。カタバミとも、クローバとも違います。庭花とは言ってもほとんど雑草ですが、世界中に800種類以上も分布しているとかで、先日も園芸店で売られていました。1cmにも満たない小さな花ですが花言葉「喜び、母親の優しさ」と、あるようにほのぼのとしたものを感じます。






 「チューリップ」です。原産地はトルコのアナトリア地方とされ、トルコの有名なトプカプ宮殿ブルーモスク等に貼られたタイルに描かれています。下の写真はトルコ旅行のお土産に買って帰ったタイルで、原種のチューリップが描かれています。
 一方、生産地ではオランダが非常に有名で、大規模なチューリップの花壇を擁するキューケンホフ公園は「一見の価値があります!」とは家人。




 チューリップの花言葉は基本的に「愛」で、「希望、前進、崇高美永遠の愛情愛の告白思いやり」などなどと尽きる事がありません。

左の写真はアリッサムです。花色は白、赤、紫、ピンクなどありますが、やはり白がお気に入りです。小さな花が、一面に絨毯のように庭を覆うのもすばらしいですが、狭い我が家では植木鉢でガマンです。

 原産地地中海沿岸別名ニワナズナスイートアリッサムは英名で、花言葉は「美しさに優る値打ち優美飛躍」です。

 次は、日本、アジア、ヨーロッパに約70種くらい自生している「オダマキ(苧環)
苧環は元来は機織りの際に糸をまいたもののことで今はほとんど見られません。ネットで検索して引用させていただきました。(下)


 「しづやしづ 賎(しづ)のおだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな」これは、あの静御前が義経を慕って歌った歌で、昔の古文の授業を想いだして意味を味わってみました。
 もしかしたら大河ドラマでこのシーンが見られるかも、、、 
花言葉は「断固として勝つ、勝利、負け知らず、行いを正しく」などありましたがよくわかりません。

 「シラン(紫蘭)」です。原産地日本台湾中国で花はその名のとうり、紫色をしています。でも我が家には白もあります(上、右)。かつては紫と白が混栽されていましたが、時とともに白が急速に減少していきましたので、いまでは離れた別々の場所に別居させてあり、白花も元気をとりもどしました。

 でも花言葉は「あなたを忘れないお互い忘れないように変わらぬ愛薄れゆく愛」とか、、、、、

  つぎは「ヤグルマギク(矢車菊)」です。「ヤグルマソウ(矢車草)」はユキノシタ科の山野草でまったくの別種だとは、はじめて知りました。
 ヨーロッパ原産で、もとは麦畑などに多い雑草でしたが、園芸用に改良され桃色など多くの品種が作られたそうです。ドイツ連邦共和国、エストニア共和国、マルタ共和国などヨーロッパで多くの国が国花としています花言葉は「優雅・繊細な心・独身生活・デリカシー・幸福感」だそうですが、私たちが子供のころと違って、ダリヤなどとともに最近ではあまり見かけなくなりました。





 どのような花、たとえばこのヤナギバヒメジョオン〈柳葉姫女苑〉」といった雑草でさえ、その時々には精一杯その命を謳い上げてくれますが、それも庭に対する家人の不断の愛情と手入れがあってのことだとつくづく感じました。

 このシリーズ1から今回の5まででのほぼ2ヶ月ちょっとでとりあげた花の数は30を超えています。(幾種類かのランとバラはこの中に入っていません。)思っていたより多くの花があり驚きました。

 狭い我が家の庭にこのようなすばらしい春をもたらしてくれた家人に再度感謝です。  (このシリーズ完)

4 件のコメント:

かりや さんのコメント...

ご自宅の花の数々を楽しませて頂きました。雑草だって一生懸命に生きているし、花の咲いたのをよく見ると結構綺麗ですね。
オキザリスとカタバミは同じものだと思いますが・・・・観賞用に改良(?)されたものがオキザリスかと思います。最近のものは花が大きくなっていますね。我家でもレモンイエローとかバーシーカラーを鉢植えして楽しんでします。勝手に生えてくるカタバミには悩まされていますが。

悠悠櫻 さんのコメント...

かりやさん
「春の庭花」シリーズをご覧頂ありがとうございました。たくさんの写真を撮って、アップする事は結構大変で、何とか終える事が出来、ホッとしています。
オキザリスとカタバミは違うと思います。狭い庭の小さな芝生を任されていますが、雑草取が大変です。ここにこの二つが生えてきますが、オキザリスは小さいながら独立した立派な球根を持っているのに対し、カタバミは地表に近いところに根のネットワークを網の目のように張り巡らせています。

かりや さんのコメント...

オキザリスはカタバミ科カタバミ属までは同じカタバミで、球根で育つものがオキザリスのようですね。広義には同じで狭義には違うと言うべきでしょうか。

悠悠櫻 さんのコメント...

なるほどよくわかりました。近い親戚だったんですね!!!